一色さゆりのレビュー一覧

  • コンサバター 幻の《ひまわり》は誰のもの

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    シリーズ2作目。独立したスギモトの元に修復の依頼が来て事件に巻き込まれる話。ハラハラと心臓に悪い展開が続き、予想だにしない結論にまんまと振り回される。そして美術の価値について考えさせられる。国や個人によって価値が変わる難しさ。

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    2025年03月06日
  • モネの宝箱 あの日の睡蓮を探して

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    先日開催されていた国立西洋美術館のモネ展。
    なかなかの人気と同僚に勧められたものの行けないままだったこともあり、こちらを手に。
    シリーズ物と知らず前作を読まずに読んでみたけれど、全く問題なく楽しめた。

    日本で見られる4大「睡蓮」とその作品が所属されている美術館についても知ることができる。

    最初はちょっと退屈かなという印象だったけれど、軽いミステリー仕立てでイッキ読み。

    東京藝大出身の一色さゆりさん。
    芸術家から作家という経歴もあり、作品の鑑賞は情報の有無で大きく変わるということを大切にされているのだろうなと思う。
    その情報は、作者や描かれた時代背景だけでなく、鑑賞する人そのものの人生こそ

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    2025年02月15日
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵

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    ネタバレ

    【収録作品】
    第一章 地中美術館、直島 「私を見つめ直す旅」 
    第二章 河井寛次郎記念館、京都 「日常を好きになる旅」
    第三章 碌山美術館、安曇野 「過去とサヨナラする旅」
    第四章 DIC川村記念美術館、佐倉 「一緒に未来へ向かう旅」

    個人客に寄り添うアートツアーというのはいいなあ。そんな贅沢は夢のまた夢だけれど、ここに書かれている美術館に行ってみたくなった。

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    2025年02月09日
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵

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    原田マハさんのファンになってから他の作家のアート小説を探していて、本作を手に取りました。悩みや迷いを抱える人に対して、美術館や展示作品を巡ることで癒したり新たな気づきを与えたりする。そのきっかけになるようなアートな旅を企画するツアーアテンダント。なんと魅力的な仕事なんだろう。自分の旅もオーダーしてみたいと思いました。続編も楽しみです。

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    2025年02月06日
  • モネの宝箱 あの日の睡蓮を探して

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    「あの日の睡蓮を探して」という副題のついた作品。シリーズ物の2作目らしい。

    特化した旅行会社・梅村トラベルに持ち込まれた奇妙な依頼。モネの銘柄「睡蓮」を尋ねる旅を組んで欲しいと言う。その旅をするのは依頼人が示した4人の代理人。旅を企画した彼の意図とは。そして旅が終わった後、代理人にもたらされた心の変化とは。

    設定も含め、全体的に軽い。モネの「睡蓮」に対する作者の思いは溢れているが、感涙必至のシリーズとはならなかった。
    死ぬ間際に、ずっと抱えてきた後悔を解消するための金持ちの酔狂にしか思えず、まぁお金があれば何でもできるのねと言う冷めた思いしかない。

    それでも、大原美術館や大山崎山荘美術館

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    2025年02月05日
  • モネの宝箱 あの日の睡蓮を探して

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    モネの作品を所蔵する4館をめぐるアートの旅に連れて行ってくれる優しい物語。

    とてもライトな読み口で、小中学生がアートの入り口として手に取るのもよいかも。

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    2025年02月03日
  • モネの宝箱 あの日の睡蓮を探して

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    感想
    アートに心を解される。向き合って会話をしなくても良い。同じ空間でひとつの絵を見る。だけど誘うのは気恥ずかしい。代わりにお願いします。

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    2025年01月07日
  • 神の値段

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    絵画ギャラリーのオーナー唯子が亡くなった。
    唯子の助手である主人公はギャラリーの運営と幻の作品の売り先を巡って唯子が亡くなった真相に近づいていく。
    タイトルから期待値が高かっただけに少し物足りなさを感じた。

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    2024年11月17日
  • 神の値段

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    人前に一切姿を見せない、世界で評価される現代芸術家・川田無名。ただ一人、無名の正体を知る専属ギャラリーのオーナーである永井唯子が何者かに殺された。唯子のアシスタントの佐和子は残された六億円を超えるとされる無名の傑作を守れるのか…。
    現代アートを巡るミステリー。正体のわからない芸術家というのが面白い設定かなと思って読み始めたものの、現代アートというか美術品にそれほど興味がないからか、内容があまり入ってこなかった。ミステリー要素は薄め。興味が薄いせいか、全体的に盛り上がりを感じなかった。わりとあっさり終わった感じ。

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    2024年11月06日
  • 神の値段

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    ネタバレ

    現代美術のギャラリーを舞台にした話
    あまり芸術に詳しくないが、少し芸術の世界を理解できた。
    事件の謎解きが最後の方にあるが、結構あっさり終わっていてあまり印象に残らなかった。

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    2024年11月03日
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵

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    アートについての説明がメインで、お話はあっさりした内容でした。
    桐子とどこで出会ったかの理由がちょっと弱いのと、二人の話をもう少し多くとって欲しい気もしました。

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    2024年11月02日
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵

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    アートの旅、良いなぁ。
    物語はサラッと読める軽めの内容で、メインはやはりアート。とはいえ、堅苦しくはなく、主人公たちと一緒に、アートと旅を楽しめるのが良かった。

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    2024年09月29日
  • 光をえがく人

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    アジアの国やアートが絡む短編集5篇。それぞれの国の政情や文化や人の中でアートが人と人を結びつける役割を果たしていた。お国ごとの事情は様々だがその中で懸命に生きる人、希望を見出す人、この小説からは多様な生き方を提示されたような気がしました。どの短編も非常に感動的であり、国境や人種を越えた人間同士の交流に強く惹きつけられました。

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    2024年08月25日
  • ルーヴル美術館の天才修復士 コンサバターIV

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    ニケの指輪
    芸術家たちのカフェ
    汚された風景画
    ショパンと雨

    素敵な題名が続いていて、そして全て男女の愛の物語。


    ギリシャの彫刻職人たちは
    芸術の都のエジプトで技術を磨き国に戻り腕をふるって彫刻を作っていたから、ギリシャの彫刻の多くは彩色され、目には玉石、銀歯が並び、と
    日光東照宮の様な色に溢れた作品だったのに、フランス人がガリガリ削って、今の白い彫刻に、でも、白い姿だからこそ魅了される?
    ウーン。
    ルーブル美術館で削り残された色を見つけて、青色だったんだ!と脳内色彩して楽しむのも、また一興かも。


    私は晴香とスギモトは、仕事だけで、仕事の相棒としていてほしいと願います。
    スギモトはそ

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    2024年08月06日
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵

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    少々物足りなさはありました、
    でもラスト、明るい気持ちで読み終えられる、そんな本でした!ずっと、桐子さんは何者なんだ?!って気になって読み進めてました笑

    いろんな登場人物の過ごす環境が、アートの旅により、
    明るい方向に変わっていく、__________
    私もアートの旅に行ってみたい!!ってなりました。

    物足りなさはあったことを書きましたが、読む方によると思いますので、アート好きな方はぜひ読んでみてください♩

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    2024年06月09日
  • コンサバター 大英博物館の天才修復士

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    大英博物館の修復士の話。コンサバターっていう仕事が初耳でこういう仕事があるのかと知れるのが楽しい。そして美術ミステリがワクワクする!あと和時計の価値とか知らんことばっかりで勉強になる。博物館とか美術館行きたくなるしこの世界もっと知りたくなる!

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    2024年06月02日
  • ダ・ヴィンチの遺骨 コンサバターV

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    4作目に続けて一気読み。
    読みながら知らない作品を調べてみたり、フィクションでもこんな想いだったのかもと想像するのも楽しい。
    3までの方がドキドキする展開な気もしたけれど、こちらもまた面白く読みました。

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    2024年06月01日
  • ルーヴル美術館の天才修復士 コンサバターIV

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    コンサバターシリーズ4作目。
    今回は各お話ごとにいろんな作品が出てきてわくわく。ショパンの肖像画の話は知らなかった。
    ルーブル美術館に行きたくなりました。

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    2024年06月01日
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵

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    初作家さん。副題の「アートの島と秘密の鍵」に惹かれて読み始めました。
    依頼者が場所を指定するのではなく イメージや相談から 美術館や作品を案内してくれるっていいですね。文中に出てくる美術館や作品をネット検索しながら読むのは楽しかったです。
    只 お話そのものは どれも ありきたりな感じがしました

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    2024年05月29日
  • コンサバター 大英博物館の天才修復士

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    いろいろな知識が豊富になっていい気分。
    でも、修復士…修復してたっけ?あんまり好きなキャラじゃない。主人公の女性もキャラが魅力的ではない。

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    2024年05月10日