一色さゆりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
先日開催されていた国立西洋美術館のモネ展。
なかなかの人気と同僚に勧められたものの行けないままだったこともあり、こちらを手に。
シリーズ物と知らず前作を読まずに読んでみたけれど、全く問題なく楽しめた。
日本で見られる4大「睡蓮」とその作品が所属されている美術館についても知ることができる。
最初はちょっと退屈かなという印象だったけれど、軽いミステリー仕立てでイッキ読み。
東京藝大出身の一色さゆりさん。
芸術家から作家という経歴もあり、作品の鑑賞は情報の有無で大きく変わるということを大切にされているのだろうなと思う。
その情報は、作者や描かれた時代背景だけでなく、鑑賞する人そのものの人生こそ -
Posted by ブクログ
「あの日の睡蓮を探して」という副題のついた作品。シリーズ物の2作目らしい。
特化した旅行会社・梅村トラベルに持ち込まれた奇妙な依頼。モネの銘柄「睡蓮」を尋ねる旅を組んで欲しいと言う。その旅をするのは依頼人が示した4人の代理人。旅を企画した彼の意図とは。そして旅が終わった後、代理人にもたらされた心の変化とは。
設定も含め、全体的に軽い。モネの「睡蓮」に対する作者の思いは溢れているが、感涙必至のシリーズとはならなかった。
死ぬ間際に、ずっと抱えてきた後悔を解消するための金持ちの酔狂にしか思えず、まぁお金があれば何でもできるのねと言う冷めた思いしかない。
それでも、大原美術館や大山崎山荘美術館 -
Posted by ブクログ
ニケの指輪
芸術家たちのカフェ
汚された風景画
ショパンと雨
素敵な題名が続いていて、そして全て男女の愛の物語。
ギリシャの彫刻職人たちは
芸術の都のエジプトで技術を磨き国に戻り腕をふるって彫刻を作っていたから、ギリシャの彫刻の多くは彩色され、目には玉石、銀歯が並び、と
日光東照宮の様な色に溢れた作品だったのに、フランス人がガリガリ削って、今の白い彫刻に、でも、白い姿だからこそ魅了される?
ウーン。
ルーブル美術館で削り残された色を見つけて、青色だったんだ!と脳内色彩して楽しむのも、また一興かも。
私は晴香とスギモトは、仕事だけで、仕事の相棒としていてほしいと願います。
スギモトはそ