一色さゆりのレビュー一覧
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原田マハさんの本を読んでいて、
ピカソ、ゴッホ、モネをネットで検索した時に
偶然見つけた一冊です。
表紙が衝撃的で。
最寄りの駅中の小さな本屋で見つけました。
この書店の仕入れ担当、
私と趣味一緒なのでは、と思ってしまう品揃えなんです。
少ない商品数なのに、遭遇率高いです。
本書は、国立の美術大学が舞台です。
厳しくて有名な森本ゼミに集まった、4人。
それぞれが、事情を抱え、悩み、葛藤します。
学生たちの内側を引き摺り出そうとする森本の真意は?
過去が明かされたりと、少しだけミステリーのような要素も。
嫉妬と自己嫌悪と自己防衛。
描かずにはいられないのに、知らないうちに見失って迷子にな -
Posted by ブクログ
コンサバターシリーズ第3弾は、安土桃山時代の狩野永徳の落款が記された屏風絵の修復にまつわる物語。
永徳の屏風絵「四季花鳥図」の復元を賭けて3組のチームによるコンペが行われることになる。完全に失われた春の部分を復元するため、日本に飛ぶスギモトと晴香。
何が描かれていたのかすらわからないものを修復(すでに創作に近い)するための調査。以前の持ち主を辿り、画に関する記録を探し求めるという気の遠くなるような作業。修復士ってこんなことまでするのかと驚きの連続。
そんな時、恩師から日本に帰って自分の工房で働いてくれないかと誘われ迷う晴香。引き止めて欲しいのにつれないスギモト。すれ違う2人の心。
そしてコン -
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コンサバターシリーズの3冊目ですね。
今回は日本の作品、狩野永徳の失われた作品「四季花鳥図」の復元を巡る歴史ミステリーとスギモトの家族に関わる謎の物語。晴香の過去も明らかになってくる。
流石に一色さんは美術畑だけにものすごく知識欲を掻き立てられました。修復のメカニズムにも微に入り細にわたりため息が出るくらいですね。
キャラクターがかなりのリアクションをするようになり、物語が生き生きしてきましたね。
永徳と光信父子と京都狩野の山楽の歴史背景はとにかく面白くて興奮しました。
スギモトと晴香の恋愛の方はどうなるのか、期待が高まってところで予期せぬラストに唖然です。
次回作まで引っ張るとは一色さん、な -
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また、美術とか分かってへんのに美術ミステリー読んでしまった…^^;
何か、あらすじとか読んでると、つい…(^^;;
なので、絵画に関する解説とかは、こういうもんか…としか分からない…
でも、これは、オークションとか、アートのビジネス側からの話も多くて、結構、勉強になる。アートビジネスとか分かってない以前にそんなん買うお金が…
美人でやり手のギャラリスト唯子さんが急に!
犯人は、誰?
基本、唯子さんしか会っていない芸術家 川田無名か?生きてるんか?
ほんまに?
絵の描き方も独特で、自分で描くより、指示して描かせるんやな。めっちゃ細かい指示みたいやけど。
大きなお金が動くだけに、善人ばっかりの集 -
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現代アートの裏側を描く美術ミステリー。
現代アートって、幅が広すぎて僕には難しく、守備範囲でないのですが、この小説は楽しく読めました。
アート小説と言えば、原田マハさん!
な僕ですが、昨年くらいに読んだ一色さゆりさんの「熊沢アート心療所の謎解きカルテ 絵に隠された記憶」が良かったので、今回はデビュー作でもあるこちらの小説を読んでみました。
アートは、純粋に観て楽しむものというだけでなく、ビジネスとの繋がりも強く、特に現代アートでは、レディメイドやアーティスト自身が手掛けていない作品など、言いようによっては、芸術的価値があってないようなものに目の回るような値段がつけられたりするようです -
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川田無名の作品を独占的に扱うギャラリーを経営する永井唯子.無名はニューヨークで活躍し名声を博したが帰国後はぱっとせず、最近になって人気が爆発した.田中佐和子は唯子にスカウトされた形でギャラリーで働いているが、無名のNY時代の作品が届いて話が展開する.中国人のグループなどが訪れ商談が始まるが、突然唯子が死んでしまう.唯子だけが無名との接触が可能で、途方に暮れる佐和子.犯人の目星は立たず女性捜査員の金谷とだけ僅かな接触がある.例の作品は無名の謎の指示で香港でのオークションへ出品するが、唯子の夫 佐伯章介の支援で何とか乗り切るが、佐和子は犯人の目途をつける.無名がさりげなく佐和子を助ける件が良かった