一色さゆりのレビュー一覧

  • コンサバター 失われた安土桃山の秘宝

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    コンサバターシリーズを好きな大きな理由の一つは、とにかく海外気分に浸れるということ。書籍名から、他のシリーズに比べて期待少なめで読み進めましたが、見事に裏切られました。とても面白かったです。
    まず、本作でも海外は十分に感じられます。舞台は海外も日本もどちらも(主役の2人がずっと日本にいるわけではないです)。
    日本美術は、食わず嫌いでしたが、こちらの作品を読んだことで以前よりぐんと興味を抱けるようになりました。実在の作者作品にまつわる話は思わずへ〜と興味が持てる内容で飽きず、一気に読めた気がいたします。
    まだまだ小さいけれど、新しく確かなアンテナを得た感覚があり、シンプルに読んでよかったなと思い

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    2025年11月17日
  • 音のない理髪店

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    ろうあ者やその家族の本当の所は当事者しかわからないが、想像する事は出来る。

    優生保護法の事は前から知ってはいたが、改めて最近までこんな酷い法律が日本に有ったことに恐怖を感じる。

    正一の強さに感動しました。

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    2025年11月17日
  • 音のない理髪店

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    聾者と聴こえている者。全て分かり合えることは絶対にないだろうが、お互い寄り添って暮らしていくことはできる。
    しかし中々そうもいかないのも現実。社会でも差別がある。それが響く。

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    2025年11月16日
  • ダ・ヴィンチの遺骨 コンサバターV

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    コンサバターシリーズ第5弾。大きな流れは4巻から続いているので、まだフランスでのお話です。誰もが知るダ・ヴィンチの素描の真贋を探るべく、イタリアにも飛びます。レオナルドの生まれ故郷ヴィンチ村や、亡くなった場所などレオナルドの人生を追う旅にもなっています。あらためて色々な作品を見てみたくなりました。

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    2025年10月23日
  • ルーヴル美術館の天才修復士 コンサバターIV

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    今回はルーヴル美術館での修復作業のお話。サモトラケのニケやデュシャン、コローなどいくつかの美術品や画家の話を挟みつつ、最後はショパンとサンドの肖像画についての話でした。今回あらためて思ったのは、著作権上の問題とかがあるのだとは思うのですが、名前の出てくる作品の写真や、登場するロンドンやパリの地名の部分の地図も一緒に付けて欲しいなーということ。あと、細かいとこですが、マクシミラン前にハルカを家に誘ってましたよね…。離婚じゃなくて別居中だと知ってドン引き(笑)

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    2025年10月21日
  • コンサバター 失われた安土桃山の秘宝

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    コンサバターシリーズ第3弾。今回は日本の屏風の修復についてです。修復、という言葉一つは簡単ですが、その背景や歴史、筆遣いなどありとあらゆることを調べて知って…、ようやく手を付けられるスゴイ仕事だと痛感。材料から何から揃えるのも大変だし、期限もあるだろうし。恐ろしい世界だ…。そしてほんの少しずつですが、ケントやヘルとの仲も進みつつあり、続きが楽しみになりました。

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    2025年10月09日
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵

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    アート旅行を通して、自分を見つめ直す主人公。
    桐子さんとの関係や、母娘の関係など
    話が少し出来過ぎかなと思う所はあるが、
    アテンダントの桐子さんのアート旅行は
    押しつけがましくなく、心に迷いを持った
    旅行依頼者に寄り添い、アート作品に
    触れることで、自分の内にあった気づき
    ユリイカを導く、1話完結のドラマにしたら、
    良さそう。

    以前、東京国立近代美術館で、
    荻原守衛の彫刻 『女』を見たが
    安曇野の碌山美術館にも同じものがあることをや、碌山が人妻への報われぬ恋に苦しみながら
    制作した背景など、今回、初めて知った。
    次回は、碌山美術館で『女』を見てみたい。
    その時は、碌山の苦悩に思いを馳せながら

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    2025年10月08日
  • コンサバター 幻の《ひまわり》は誰のもの

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    ゴッホのまぼろしの”ひまわり”、フェルメールの真作、と有名どころの名作を登場させて、さらにアフガニスタンにおける芸術品たちの行方まで絡めた壮大な話となっていて楽しめました。贋作や投資など芸術品には様々な問題がありますが、今戦場となっている場所にも色々な重要な品があり、それを助けようとしている人もきっといて…。どうしてみんなが少しずつでいいから他人に譲れないのか、ほんの少しだけでも思いやれないのかとつくづく思います。

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    2025年10月02日
  • カンヴァスの恋人たち

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    一色さゆりさんの美術ハートウォーミングストーリーですね。

     碧波市にある白石美術館に勤務する貴山史絵は嘱託の学芸員だ。独身の三十一歳になる。
     白石美術館の展覧会の企画で、碧波市出身でかつ在住するヨシダカヲルという八十歳の女性画家の個展を開く事が決まった。
     その担当を、史絵がすることになる。サブに深瀬真子が付くことになる。真子は週四日勤務の時給制で、“補佐役”という肩書のアルバイトだ。
     物語は、白石美術館の創立者の七十歳になる理事が、ヨシダカヲルの個展を開催したい強い希望を実現したいというのだ?
     史絵は、白石美術館の仕事にやりがいを持っているが、正規の学芸員になる見込みが薄いことに不満

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    2025年09月26日
  • ロゼッタストーンの暗号 コンサバターⅥ

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    今回は初めて一巻完結となりませんでした。
    続刊が楽しみで仕方ありません。
    スギモトと晴香の関係性が微妙に代わりつつあるものの、なかなか踏み出せないもどかしさがよく伝わってきました。
    また2人を取り巻く人間模様も忙しく動いていて、今回はアートミステリーよりも登場人物たちの心情に重きが置かれているように思いました。
    いつもは有名な画家や作品がテーマとして中心にありますが、今回は各章のテーマにミイラや文字などが扱われていて興味深かったです。

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    2025年09月11日
  • ロゼッタストーンの暗号 コンサバターⅥ

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    一色さゆりさんの美術サスペンスミステリーですね。
    『コンサバター』シリーズの六冊目です。

     ルーブル美術館での仕事を終えて、ロンドンに帰ってきた、晴香とケント・スギモトは、大英博物館の副館長のウィンストン・キースに呼び出される。
     キースは、二人に大英博物館に戻って来るように懇願する。晴香は元の部署に、ケントは大英博物館が抱える大英帝国時代の“略奪品”の返還問題に取り組んでほしいとの事だった。キース副館長は、返還プロジェクトとの責任者として、この最重要課題に取り組んでいる。
     そこへ、ケントの元恋人のアンジェラが外部参加で、返還部門のチーム長として乗り込んでくる。
     大英博物館では、職員は“

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    2025年09月06日
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵

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    導入がいいですねー!直島も京都も行った事ある!
    物語に出てくるアートには直接出会ってないけど
    有名な所だし大体わかるのが嬉しかったです
    ところどころ検索をかけたりしながら楽しく読みました
    日常のちょっとしたミステリーもあって良かったです
    いや、もっとシリアスなミステリーがあってもいいんですよー
    デビュー作のようなのを期待しすぎてしまった
    表紙を見ればそのままかな笑
    ほしおさんのような人間模様のあるアート小説でした

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    2025年07月11日
  • モネの宝箱 あの日の睡蓮を探して

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    モネの睡蓮を観たくなる小説
    少し前、上野でやっていたような、、、

    気になったフレーズ
    「私のように利己的だった人間には、感謝したい相手よりも謝罪したい相手の方が、うんと多いんでね」
    令和7年6月30日

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    2025年06月30日
  • オークションの女神

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    社運をかけて挑むオークションで爆破予告があった。
    オークションの出品者、落札希望者、アーティスト、画廊と色々な思惑が絡んだオークションハウスを題材とする作品。

    少しずつ伏線が張られながらオークション当日に繋がっていく展開が面白かった。
    シリーズものにできそうな作品です。
    「オークションの女神」…厳しく冷静に仕事をこなすベテラン社員の美紅ですが、次第に人情やアートに対する情熱が浮かび上がってきて、読んでいてファンになりました。

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    2025年05月24日
  • コンサバター 失われた安土桃山の秘宝

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    これが2作目と思ってたら3作目だった(泣
    しかもあと2作ある。
    嬉しい誤算だ。(それだけ面白かったのです)

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    2025年05月05日
  • コンサバター 大英博物館の天才修復士

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    美術館の修復士が謎解きに挑む!知らない言葉が多くてWikipediaで調べながら読んでました。本の内容だけでなく、雑学も知れて面白い!続きが読みたいです。

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    2025年04月27日
  • オークションの女神

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    一色さゆりさんのアートサスペンスですね。
     オークション会社のオークションを巡る悲喜交々の人間模様を描いた作品です。
     強烈な個性の持ち主で有りながら、仕事はきちりとこなすエレガントな冬城美紅と入社三年目の小洗凛太郎のコンビが、オークションの準備に余念がないところへ「オークション会場を爆破する」との警告が……?
     
          Action list
      第一章 ウォーホルの死 
      第二章 ポロックの妻
      第三章 ダリの葡萄
      第四章 ピカソの壺
      第五章 オークションの女神
         エピローグ

     一色さゆりさんの筆はかなり作品をコンスタンスに産み出している。
     アートに関する様

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    2025年04月26日
  • モネの宝箱 あの日の睡蓮を探して

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    こちらシリーズ2作目とは知らず読みましたが、前作のあらすじや簡単に主要の人物は人物像が書いてあるのでそのまま読めました。

    モネの睡蓮をめぐる旅。連作短編で読みやすかったですし、その旅をした人物の軌跡を追うような感じでとても良い読後感でした。
    全体的に優しさと少しの切なさが折り重なった本でした。

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    2025年04月05日
  • モネの宝箱 あの日の睡蓮を探して

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    ネタバレ

    アート×旅小説第2弾。前作と比べて「余命宣告された病人が恩人たちに旅をプレゼントしつつ、思い出の睡蓮を探す」という設定に無理を感じるものの、それぞれのお話は良かった。

    モネの睡蓮は日本中にあるけれど、美術館ごとに見え方が違うのが面白い。「睡蓮は鏡で、見る人の心を雑念なくうつしてくれるから、多くの人の心を打つ」という考え方になるほどと。時間や天気を想像してみるというのは面白い見方だなと思った。

    ・ロダンの「考える人」は「地獄の門」の一部。本当は「詩人」という題名。ロダンは写実的な肖像彫刻が主流だった時代に、自分の心を人体像として表現したことで、近代彫刻の父と言われる。
    ・ポーラ美術館は原生林

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    2025年03月30日
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵

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    ふわっと心に染みる、アート×旅小説。「現代アートはもっと気楽に、これまでの人生や生きることについて、ふと立ち止まって考えるためのきっかけにすぎない。旅行とも相性がいい。(略)」という言葉が良かった。自分としてもとても思い出深い川村記念美術館が最後の章だったのが嬉しい。

    ・ユリイカはギリシャ語で「わかった」というひらめいた瞬間を指す言葉アート鑑賞はユリイカの連続。心や感情を知的に揺さぶられ、腑に落ちる瞬間がある。
    ・ウォルターデマリア《ライトニングフィールド》体験してみたい。
    ・河井寛次郎は民藝(無名の職人の手仕事にも美しいものは宿る)の中心
    ・京都タワーは瓦屋根の波を照らす灯台のイメージで作

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    2025年03月26日