一色さゆりのレビュー一覧

  • 神の値段

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    中々面白かったが私がバカなのか、題名と作品のないようがよくわからなかったです。犯人は残った人物でまさか主人公の筈はなく何となく判ります。只最後の部分は犯人探しから違う方向に流れていたので、突然犯人へと流れて多少戸惑いました。

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    2024年12月05日
  • ダ・ヴィンチの遺骨 コンサバターV

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    『コンサバター』シリーズの五巻目ですね。
    「レオナルド・ダ・ヴィンチ?」
     晴香がそう呟いだ!
    「そのために、俺はここルーヴルに来たようなものだ」スギモトは《モナリザ》に視線を向けたまま、静かに肯(うなず)いた。
     
     前巻の続篇は、いよいよルーヴル美術館の至宝の謎解きに………?
     晴香とスギモト、そしてイタリア・ルネサンス専門のキュレーターのルカの三人に調査を依頼されたのは、ルーヴル美術館の地下の貯蔵庫に、落とされていた一枚の素描だ。
     ダ・ヴィンチの《大洪水》によく似た一枚の素描の謎を探る物語が始まる………?

        目次

     プロローグ
     第一章 指紋《荒野の聖ヒエロニムス》
     第二章 血筋《最後の晩餐》
     第三章 遺骨《モナリザ》
     第四章 来歴《大洪水》
     エピローグ

     レオナルド・ダ・ヴィンチは、謎の多い人物ですが、その生涯にも迫る。作品も生涯で十六点余りしか絵画を残していない。完成品もごくわずかだ。
     その作品の魅力も語りながら、一色さゆりさんの持てる力をふる動員してのフィクションです。
     フィクションながら、物語に引き込まれる謎解きに、感心しながら頷きつつ愉しく読みました。
     晴香とスギモトの恋の行方も気になるシリーズは、美術の世界観も知れるので、幾重にも楽しみですね。

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    2024年11月23日
  • ピカソになれない私たち

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    「自分の絵」を描くということに、とことん向き合う4人の美大生の物語。

    自分が生み出すものには、必ずその「所以(ゆえん)」「(自分が関与もしていない)過去」と「才能」と「影響しあう周りと環境」があって、
    自分の絵を描くには、ただ感覚に任せればいいなんてものじゃない。

    自分が作り出すものは、ちゃんと自分のものだろうか。誰かの真似事として枠に自分を当てはめに行ったものじゃないだろうか。
    ちゃんと自分と向き合わなければ、自分が胸を張れる「作品(創りもの、人生)」はできないと、私自身が作中の森本先生から強目に叱咤激励を受けた。

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    2024年10月24日
  • ルーヴル美術館の天才修復士 コンサバターIV

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    コンサバターシリーズの四冊目ですね。
     スギモトが行方不明になって、一人でロンドン・ベイカー・ストリートにいた晴香のもとに、封筒で絵はがきとパリ行きの航空券と宿泊先らしきアパルトマンの情報が届いた。
     今度の仕事は、ルーブル美術館のようだが、晴香はケント・スギモトへの憤懣をぶちまける。相変わらずのどこ吹く風。物語が始まる……?
     短編連作の四話

        contents

     第一章 ニケの指輪
     第二章 芸術家たちのカフェ
     第三章 汚された風景画
     第四章 ショパンと雨

     サモトラケのニケの像の修復が、今度の仕事になりそうだが、ルーブル美術館の修復師はフランス人という暗黙の了解があって、スギモトと晴香は異端児扱いの雰囲気がある。そこで、次々に事件が起きて、スギモトの洞察力と晴香のアシストで解決に結びつけて、信頼を勝ち取るようになるが……?
     「ニケの指輪」、ニケの像から不思議な指輪が見つかる。スギモトは密かにそれを手元にいれて、謎を探る。指輪の持ち主を突き詰めると、意外な物語が浮上する。
     「芸術家たちのカフェ」、宿泊先の近所のカフェで、カフェの主から、カフェに飾ってあるタブロー(油絵)の修復を依頼される。タブローの修復は、晴香が行うが、晴香は不思議な夢を見る。謎が深まっていく…?
     「汚された風景画」、カミーユ・コローの《カステル・ガンドルフォの思い出》が、環境活動家の手で黒い液体をぶちまける被害に遭った。幸い絵はガラスが施してあって無事だったが、額縁が汚れてしまったので修復することに…?
     スギモトは、その事に違和感を感じて調査をすることになり、晴香と奔走するが……?
     「ショパンと雨」、ドラクロワの作品《フレデリック・ショパン》の作品を修復することになるが、実は《ジョルジュ・サンド》と本来は一つの作品だったのだ。《ジョルジュ・サンド》はコペンハーゲンにあり、長い間確執があって一枚の絵に復元することに難色を示してきたが、持ち主がどういう訳か復元を許可して、ルーブル美術館に持ち込まれる。その謎を、スギモトが晴香と共に解き明かす。
     スギモトと晴香の活躍に、ルーブル美術館の修復師達は信頼を持つようになり、次の謎はレオナルド・ダ・ヴィンチに……? それは次巻に続く
     引き込まれて、するする読み進めました。謎解きの人間模様がよく書き込まれています。美術品の魅力も引き出されて幾重にも楽しめる作品です。
     次巻が楽しみですね。

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    2024年10月12日
  • コンサバター 幻の《ひまわり》は誰のもの

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。
    大英博物館から独立したスギモトと助手としてついて行った晴香が、ゴッホの幻の絵画の修復依頼を受けながらも盗難に遭って絵画を失ってしまい、ハラハラとさせられる展開。
    まさかのスギモト自身が黒幕の一人だったとは思い至りもしなかった。戦禍に巻き込まれる美術品について、また西洋美術の価値について考えさせられもした。
    最後にスギモト父が現れ、また一波乱起こりそうな気配。

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    2024年10月06日
  • コンサバター 大英博物館の天才修復士

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    大英博物館に勤める修復士の糸川晴香が、上司のスギモトと一緒に美術品にまつわる謎解きをしていく物語。
    四つの章に分かれ、パルテノン・マーブル、和時計、古代エジプトのミイラ、北斎のグレート・ウェーブが題材となっている。斬新で面白かった。

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    2024年09月12日
  • カンヴァスの恋人たち

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    地方在住の学芸員が担当する80歳の女性作家の展覧会を行うまでのお話ではあるが、女性が生きていく上で必ずぶつかる問題。
    仕事とお金と家庭と子ども。
    どれもこれもうまくやりたいのに、どこか妥協したり、諦めたり、選択していかなくてはいけない。
    フェミニズム的思想が強いわけではないけども、実際直面したときは不公平だと思ったもんだ。
    だが、ヨシダの「男女関係なく若い人は置かれた境遇と葛藤し続けるもの」という言葉は、頭ではわかっていたことだけどハッもさせられた。
    男性は男性特有の大変さがあるのに、女性だけが大変なように言われる昨今、一石を投じられるように感じた。

    それはそれとして、ヨシダの絵がとても興味深い。実際に見られたらいいのに!と心底思う。

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    2024年08月29日
  • ダ・ヴィンチの遺骨 コンサバターV

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    ルーヴルの地下で見つかった
    ダヴィンチの作品 大洪水
    贋作か本物かを巡って
    ルーヴルの職員とともに
    日本人の修復士が活躍する

    内容は面白いが
    場面があちこちに移動して
    必然性があるのかと疑問に思った
    しかしイタリアの風景や
    絵画を巡る歴史の描写は
    興味深かった
    パパラッチやダイアナ妃の
    登場には
    うーん

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    2024年08月26日
  • ダ・ヴィンチの遺骨 コンサバターV

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    ダヴィンチの時代と、現在と交わりながら謎が解かれていくのが面白かった。
    それぞれの個性がうまく噛み合ってきて、面白さがあがっている。

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    2024年08月25日
  • コンサバター 失われた安土桃山の秘宝

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    美術品なんて全然知らなかったが、さすが専門家、復元についてまでもわかりやすく興味が持てた。また登場人物たちもなかなか魅力的で、特にプロローグの兄弟で一気に引き込まれた。願わくば兄のこともう少し知りたかった。

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    2024年07月12日
  • ルーヴル美術館の天才修復士 コンサバターIV

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    舞台がパリのルーヴル美術館へ、作品を検索しながら、やっぱり面白いな、と思う。
    ちょっと不思議体験あり。

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    2024年06月17日
  • コンサバター 失われた安土桃山の秘宝

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    資料のないものからの復元。
    歴史や美術品を検索しつつ読むのがおもしろい。
    人間関係がまとまってきて、面白くなりそうなところで、いなくなった。
    次作また楽しみ。
    原田マハさんの『風神雷神』も読み返したくなった。

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    2024年06月04日
  • 神の値段

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    芸術がどうとかそういうのは詳しくないので分かりませんが、本気で芸術に向き合う人と、それを本気で支える人、それぞれの熱意、思いが伝わってきました。
    また、終盤になるにつれ無名の存在が強く感じられ、物語全体の抑揚がとても上手な作品でした。

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    2024年05月11日
  • コンサバター 大英博物館の天才修復士

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    大英博物館の天才修復士、ケント・スギモトが解き明かすアートが絡むミステリー連作。芸術と言っても和時計やミイラの木棺など多岐にわたる品物が登場します。美術館のあり方や修復士の仕事など細かい部分も知ることが出来て面白かったです。

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    2024年05月09日
  • コンサバター 大英博物館の天才修復士

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    美術品と、美術館の裏側を垣間見れる。
    組織のしがらみのせいか、サラッと解決される、
    次作から、個人で動けそうなので、中身が濃くなるかな。

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    2024年04月28日
  • カンヴァスの恋人たち

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    後半は一気に読んだ。
    事なかれ主義で、言いたいことを言わずにいても分かってはもらえないし、自分も不満が溜まる。
    自分の意見を伝えて、自分のしたい様にする事が一番後悔しないのかな。

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    2024年04月22日
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵

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    アートを観るツアー、素敵です。行ってみたいけど、実際ここまで至れり尽くせりだったらお値段も張りそうな…。香川県直島、訪れてみたいです。地中美術館だけでなく、草間彌生さんのかぼちゃや、ベネッセハウスミュージアムとかあちこち楽しそうでした。千葉県のDIC川村記念美術館とかいつか行けたらいいなあ。たとえ行けなくてもこうして本の中で訪れた経験らしきこともできて良かったかな。
    『女』は切手わ購入したことがあり作者名碌山じゃなかったように記憶してたんですが、守衛と名乗ってたころもあったことがわかり腑に落ちました。
    これからも自分を見つめながら、楽しんでたくさんたくさんアート鑑賞していきたいと思いました。

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    2024年03月24日
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵

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    アートを観るツアー。申し込んでみたい。ここまで手厚くガイドさんが一緒に来てくれるとなると値段は相当高くなりそうではあるが。
    優彩や桐子のようなガイドだったら癒される旅となりそうだ。

    アートは、観るときの自分の状態によってどのように見えるかが変わる。碌山美術館にある『女』のエピソードで、アート旅に来た客がまさにその体験をする。
    昔は『女』の像は苦しんでいるようにしか見えなかったが、今はたくましく強く見えると。
    そういう体験をしてみたいと思う。
    過去に苦手と感じてしまったアートも、なぜ苦手と感じたのか深掘りしていけば、自分の当時の精神状態が関わっていたことに気づくのかもしれない。

    自然風景や美術を前にして、不意に何かを思い出したり、誰かとの思い出を振り返ったりすることは誰しもあると思うし、素直になれる時間でもある。
    アート旅は生きていく上で必須では無いかもしれないが、間違いなく素敵な体験になるだろう。

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    2024年03月23日
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵

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    話がすごく斬新というわけではないけど、
    この美術館紹介も兼ねた感じがいい。
    これ、シリーズ化してくれないかな。
    そしたら、紹介された美術館に行くのに。

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    2024年03月22日
  • ルーヴル美術館の天才修復士 コンサバターIV

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    毎回楽しみにしているシリーズ。修復士の仕事の方も二人の今後も目が離せなくなってきた。続きが楽しみだ。

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    2024年03月08日