一色さゆりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
地方在住の学芸員が担当する80歳の女性作家の展覧会を行うまでのお話ではあるが、女性が生きていく上で必ずぶつかる問題。
仕事とお金と家庭と子ども。
どれもこれもうまくやりたいのに、どこか妥協したり、諦めたり、選択していかなくてはいけない。
フェミニズム的思想が強いわけではないけども、実際直面したときは不公平だと思ったもんだ。
だが、ヨシダの「男女関係なく若い人は置かれた境遇と葛藤し続けるもの」という言葉は、頭ではわかっていたことだけどハッもさせられた。
男性は男性特有の大変さがあるのに、女性だけが大変なように言われる昨今、一石を投じられるように感じた。
それはそれとして、ヨシダの絵がとても興味 -
Posted by ブクログ
アートを観るツアー、素敵です。行ってみたいけど、実際ここまで至れり尽くせりだったらお値段も張りそうな…。香川県直島、訪れてみたいです。地中美術館だけでなく、草間彌生さんのかぼちゃや、ベネッセハウスミュージアムとかあちこち楽しそうでした。千葉県のDIC川村記念美術館とかいつか行けたらいいなあ。たとえ行けなくてもこうして本の中で訪れた経験らしきこともできて良かったかな。
『女』は切手わ購入したことがあり作者名碌山じゃなかったように記憶してたんですが、守衛と名乗ってたころもあったことがわかり腑に落ちました。
これからも自分を見つめながら、楽しんでたくさんたくさんアート鑑賞していきたいと思いました。
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Posted by ブクログ
アートを観るツアー。申し込んでみたい。ここまで手厚くガイドさんが一緒に来てくれるとなると値段は相当高くなりそうではあるが。
優彩や桐子のようなガイドだったら癒される旅となりそうだ。
アートは、観るときの自分の状態によってどのように見えるかが変わる。碌山美術館にある『女』のエピソードで、アート旅に来た客がまさにその体験をする。
昔は『女』の像は苦しんでいるようにしか見えなかったが、今はたくましく強く見えると。
そういう体験をしてみたいと思う。
過去に苦手と感じてしまったアートも、なぜ苦手と感じたのか深掘りしていけば、自分の当時の精神状態が関わっていたことに気づくのかもしれない。
自然風景や美