あらすじ
レオナルド・ダ・ヴィンチの予言的作品《大洪水》がルーヴルの地下で見つかった。これは果たして真作か贋作か――。謎の組み紐文様が描かれた古文書、生まれ故郷のヴィンチ村を拠点とする秘密結社。そしてレオナルドの傑作《洗礼者聖ヨハネ》の「指」とアンボワーズ城に隠された「彼の遺骨」が明らかにする衝撃の真実とは。シリーズ最高傑作誕生!
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Posted by ブクログ
コンサバターシリーズ第5弾。大きな流れは4巻から続いているので、まだフランスでのお話です。誰もが知るダ・ヴィンチの素描の真贋を探るべく、イタリアにも飛びます。レオナルドの生まれ故郷ヴィンチ村や、亡くなった場所などレオナルドの人生を追う旅にもなっています。あらためて色々な作品を見てみたくなりました。
Posted by ブクログ
『コンサバター』シリーズの五巻目ですね。
「レオナルド・ダ・ヴィンチ?」
晴香がそう呟いだ!
「そのために、俺はここルーヴルに来たようなものだ」スギモトは《モナリザ》に視線を向けたまま、静かに肯(うなず)いた。
前巻の続篇は、いよいよルーヴル美術館の至宝の謎解きに………?
晴香とスギモト、そしてイタリア・ルネサンス専門のキュレーターのルカの三人に調査を依頼されたのは、ルーヴル美術館の地下の貯蔵庫に、落とされていた一枚の素描だ。
ダ・ヴィンチの《大洪水》によく似た一枚の素描の謎を探る物語が始まる………?
目次
プロローグ
第一章 指紋《荒野の聖ヒエロニムス》
第二章 血筋《最後の晩餐》
第三章 遺骨《モナリザ》
第四章 来歴《大洪水》
エピローグ
レオナルド・ダ・ヴィンチは、謎の多い人物ですが、その生涯にも迫る。作品も生涯で十六点余りしか絵画を残していない。完成品もごくわずかだ。
その作品の魅力も語りながら、一色さゆりさんの持てる力をふる動員してのフィクションです。
フィクションながら、物語に引き込まれる謎解きに、感心しながら頷きつつ愉しく読みました。
晴香とスギモトの恋の行方も気になるシリーズは、美術の世界観も知れるので、幾重にも楽しみですね。
Posted by ブクログ
ルーヴルの地下で見つかった
ダヴィンチの作品 大洪水
贋作か本物かを巡って
ルーヴルの職員とともに
日本人の修復士が活躍する
内容は面白いが
場面があちこちに移動して
必然性があるのかと疑問に思った
しかしイタリアの風景や
絵画を巡る歴史の描写は
興味深かった
パパラッチやダイアナ妃の
登場には
うーん
Posted by ブクログ
シリーズ5作目。ルーブル美術館で発見された大洪水はレオナルドダヴィンチが描いたのか、スギモトと晴香が調べる話。私でも分かる人やからワクワクする。めちゃくちゃ有名やから絵もいっぱいやと思ったら16点余りしかないの意外だった。
Posted by ブクログ
4作目に続けて一気読み。
読みながら知らない作品を調べてみたり、フィクションでもこんな想いだったのかもと想像するのも楽しい。
3までの方がドキドキする展開な気もしたけれど、こちらもまた面白く読みました。