一色さゆりのレビュー一覧

  • ルーヴル美術館の天才修復士 コンサバターIV

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    幸運にもルーブル美術館には何度か行ったことがあるのに本作に出てくる展示作品についてはほとんどわからなくて、もっと教養を深めないといけないなと思わされながら読みました。

    シリーズが進むにつれミステリー要素は少なくなっているけれどもそれでいいんだ、芸術を愛でる気持ちがどんどん大きくなるから。

    次作もすぐに出るようなので楽しみ。

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    2024年03月01日
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵

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    最近、リベラルアーツで美術の講義を受けた影響もあり、アートに出会いたい欲求をかき立てる作品。アートは、言葉を介さず視覚を通じて伝える表象、つまり個人の感想が大事なので、自分を見つめ直すストーリーに納得しながらスルスルと読める。久しぶりに美術館に行きたくなる本です。

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    2024年02月24日
  • ルーヴル美術館の天才修復士 コンサバターIV

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    新章スタートかつルーヴル美術館がお話の舞台になっていて、読むから、わくわくしていた!修復士のお仕事の視点、いろいろな美術作品について、そして謎解きの要素もあって、読みやすく、そして、いろいろな楽しさが味わえた。次回は、ダヴィンチがでてくるので、今から読みのが楽しみです!

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    2024年02月12日
  • 神の値段

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    原田マハさんのアート小説が好きなので、他にもそういった系統の方はいないかなと思っていたところ見つけた著者。
    一色さゆりさんは藝大卒業後、ギャラリーや美術館で勤務しているそう。その著者が書いた現代アートミステリ。

    読みやすく、全く知らない現代アートの裏側をちょっと覗き見することもでき、またミステリとしても楽しめた。
    他の著作も読んでみたい。

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    2024年02月06日
  • カンヴァスの恋人たち

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    ヨシダカヲルさんのような存在の方に出会えると人生変わるなぁ。生きる力から生まれる強さと優しさ温かさのある振る舞い、考え方に惹かれる。

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    2023年10月26日
  • ピカソになれない私たち

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    ネタバレ

    美術というこれといった正解がない世界でもがく大学生たちのお話だった。読んでいてずっと苦しい。

    いろいろなタイプの大学生4人だけれど、読み進める中で誰かしらに感情移入できる気がする。
    苦しいシーンが多かったけど、最終的にそれぞれが自分が納得する形で進んでいたのが本当によかった。森本先生も含めて。


    自分らしさとは何か、才能とは何かを考えさせられた。お互いにないものねだりで、他者が羨ましく妬ましく感じることもある。でも作品の中の詩乃の思いの中で、他人には他人しか描けない絵があるけれど、その分自分にしか描けない絵がある、みたいな言葉のように考えられるということが生きていく上で、美術に限らず大事かもしれないと思った。

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    2023年09月02日
  • ピカソになれない私たち

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    原田マハさんは鑑賞する側、一色さんは描く側からと全く異なる視点で美術を題材にしている。
    親や教授といった大人たちとの関係性も面白く読んだ。
    登場人物たちが描いた絵を観てみたくなる。

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    2023年08月16日
  • 光をえがく人

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     『沁みるアート。』と帯にある。見事な単語の選択。自分の中に沁みて行く、竹の様なしなやかさと確固たる生き様。
     思わず、自分のルーツを再確認したくなる。そして、自分の来し方も。こんな風に光を見上げて生きて来たか?影に向かって心を騙してはいなかったか?
     人形師のように、胡粉を乗せそっと布でぬぐい、何度も繰り返し、ほのかに光る文章を削り出している作品。『神の値段』から読んでいるが、ここまで心を動かされたのは、初めてだった。

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    2023年07月08日
  • ジャポニスム謎調査 新聞社文化部旅するコンビ

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    エンターテイメント・ユーモアお仕事ミステリー小説ですね。

    新聞社の文化部の山田(三十才)と新人の雨柳円花(二十六才)のコンビが、新連載の”日本の文化を発見する“を担当することに~。
    山田は慎重な「橋を叩いて渡る性格」
    円花は自由気儘天衣無縫の性格。民俗学の権威の祖父を持ち、小さい頃から可愛がられ、共に取材の旅をした経験を持つ。並々ならぬ慧眼の持ち主。
    そんな凸凹コンビが、日本の奥深さを求めての物語。
    美味しい食べ物と、文化遺産、そして人びととの出逢い。
    バラエティー豊かに、作家の一色さんの美術知識に裏打ちされて、ユーモアたっぷりに綴られています。

    とにかく、面白い、エンタメたっぷりで、円花の自由奔放にかき回されながら、それでも何故か、取材先の人びととからは、気に入られてしまう。
    五話とエピローグの短篇連作物語です。
    新聞社の悲哀もテーマにあり、円花と山田の過去のトラウマあり、人間模様も巧みに紡ぎ出されていてホロリともさせてくれます。
    読みごたえのある作品でした。

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    2023年07月06日
  • コンサバター 失われた安土桃山の秘宝

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    日本の狩野派の美術品の修復にまつわるお話。ケントと晴香のコンビにヘルも加わってケントの家族の過去も明らかになっていく。

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    2023年06月22日
  • コンサバター 幻の《ひまわり》は誰のもの

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    アフガニスタンの博物館から持ち出された美術品はイギリスに行っていた。壮大なスケールで現代の政治の闇に巻き込まれた美術品。闇の取引社会の怖さも感じた。

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    2023年06月14日
  • ピカソになれない私たち

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    美大の大学生の青春物語ですね。
    国立の東京美術大学油画科の四年生で、厳しい指導で知られる森本ゼミの四人の青春群像です。

    作者さんが、東京芸大の出身ということもあり、美術の世界の仕事を経験した、一色さゆりさんの渾身の一冊です。

    美術家を目指す四人が、個性豊かに描写されています。
    作品を作り出す苦悩や、それぞれのトラウマと格闘しながら、自分を見つめ直す成長物語ですね。
    美大生の生活の一面も興味深いですね。
    芸術家として、大成できるのは、一握りに過ぎない。自分には才能は、本当に有るのか、そもそも「才能」とは何?
    芸大生の苦悩と挑戦も浮き彫りにしています。
    教授の森本の強引な指導の影に有るものは、本心は?
    学内で起きた過去の事件や、四人の身の回りで起きる事件など、飽きることなく読ませます。

    一色さゆりさんのファンなので、少し好意的な感想になりました。これからも読み続けたいですね。

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    2023年06月12日
  • コンサバター 幻の《ひまわり》は誰のもの

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    最後が意外な感じで、よかった。各章が少しずつ繋がりがあったり、ゴッホやフェルメールの作品のお話もおもしろかったりで、楽しい小説だった。修復士の仕事を知ることができて、興味深かった。

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    2023年05月01日
  • ピカソになれない私たち

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    自分が美術を学んでいることもあり、すごく惹き込まれる作品であった
    リアリティがあり登場人物一人一人の心情が細かに伝わってきて感情移入できる作品だった
    故に結末が想定内のもので拍子抜けした

    アニメや漫画で美大が舞台になる場合と違い、挿絵もない小説で美大をテーマにするのは珍しいと思った

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    2023年03月22日
  • コンサバター 大英博物館の天才修復士

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    大英博物館の天才修復士、ケント・スギモト。
    彼の元に持ち込まれるのは、難事件ばかり。

    ・パルテノン・マーブル
    ・和時計
    ・古代エジプトのミイラ
    ・HOKUSAI
    の4篇。

    すり替えられたパルテノン神殿の石板。
    なぜか動かない和時計。
    札束が詰め込まれたミイラの木棺。
    などなど

    知らず知らずに、美術品のうんちくも身に付きますね。なかなか面白いです。

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    2023年03月21日
  • コンサバター 幻の《ひまわり》は誰のもの

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    ゴッホやフェルメールについての考察が面白かったし、アフガニスタンの美術についてももっと知りたくなる。

    結末はびっくりするけれども、このパターンが続くと今後はミステリーとしての楽しみは減っちゃうかも。

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    2023年03月21日
  • コンサバター 大英博物館の天才修復士

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    大英博物館に行きたくなるし、北斎も見たくなる。Arts & Humanitiesが衰退してしまうことがないように自分も何かしなきゃと思わされます。

    ミステリー要素がメインというわけではなくて、誰がやったのかは予想がつくのだけど、博物館や美術に関する問題や課題はリアリティがあって面白かったです。

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    2023年03月16日
  • コンサバター 失われた安土桃山の秘宝

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    小説誌で読んだ一色さゆりさんの短編が面白かったので他の作品も読みたいと思い、まずこれを読んでみました。これはシリーズの第3作なので読む順番を間違えた感はあるけど、単独の作品としても充分楽しめました。

    日本史好きとしては狩野永徳・光信親子の話だけで充分一作品になるくらい面白かったし、最後の審査のところもドキドキした。

    ジャンルはなんであれ芸術に関するものは心を豊かにしてくれるから好きです。

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    2023年02月23日
  • ピカソになれない私たち

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    原田マハさんの本を読んでいて、
    ピカソ、ゴッホ、モネをネットで検索した時に
    偶然見つけた一冊です。

    表紙が衝撃的で。

    最寄りの駅中の小さな本屋で見つけました。
    この書店の仕入れ担当、
    私と趣味一緒なのでは、と思ってしまう品揃えなんです。
    少ない商品数なのに、遭遇率高いです。

    本書は、国立の美術大学が舞台です。
    厳しくて有名な森本ゼミに集まった、4人。
    それぞれが、事情を抱え、悩み、葛藤します。
    学生たちの内側を引き摺り出そうとする森本の真意は?
    過去が明かされたりと、少しだけミステリーのような要素も。

    嫉妬と自己嫌悪と自己防衛。
    描かずにはいられないのに、知らないうちに見失って迷子になる。
    何を描きたい?伝えたい?あなたの考えは?

    ギリギリまで追い詰められる姿は、
    見ていて苦しくなります。
    一気読みでした。

    4人が出した答え。
    森本が時に常軌を逸したような厳しさを見せる真意とは。

    ナオコーラさんの本の余韻が抜けてないからか、
    いろんな本があって、いろんな物語があって、
    たくさんの登場人物がいて、
    それを動かしている作者がいて。
    ただただその事実に圧倒されてます。
    読書って本当にすごい。

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    2023年02月10日
  • 神の値段

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    結構前なのですがΣ(-᷅_-᷄๑)このミスは好きで読んでますが、これもまた面白かった。絵画をモチーフにした作品は初めてですが専門的な言葉も少なくわかりやすかった。つかめそうで中々つかめない作家がどんな人物なのかものすごく気になったいい作品です!

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    2022年12月22日