柊サナカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分の知らない世界のことを物語のテイストで説明してくれ、日常系の優しいミステリー本が好きなので、今回は自分も少しかじったことのあるカメラの日常ミステリー系を読んでみた。
自分の知っていたカメラがたまたま章の題材となっていたが、使い方や詳細の部分では「そうそう!」とうなづけて、読んでいるうちに自分の思い出が蘇ってきたりして、なんとも楽しかった。
途中に入っているイラストでもイメージがつきやすいので、カメラを知らない人でも知っている人でも楽しめる作品。
シリーズ物の1巻だったようで、2人がこれからどうなっていくのか、自分の少しかじっていた種類のカメラが出てくるのか、出てきたらどんなストーリーと絡んでくるのかが楽しみ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ私の頭の中で出来上がっている今宮写真機店のイメージと、そこにいる今宮さんと来夏さん。イメージはもちろん書影が元になっているが、本当に心地良さそうな空間で、谷中の雰囲気、写真店というドキドキ感を含めてとても好きです。さまざまなお客さんがやってきて、今宮さんは謎解きのようなことをしていくのだけれど、気遣いがあって、丁寧で、ネガティブな感情をさらっと洗い流してくれます。来夏さんも優しく、気遣い屋さんです。谷中銀座近辺でふたり分のデザートを買って出勤するところも好きです。今回は、「生と死」がテーマだなと感じて、怖かったり、悲しかったりするところもあったけど、家族と関わる中での悩みや苦しみが出てきたら、今宮写真機店に私の心を持って行こうって思いました。そしたら、きっと、視野が広がって自分も相手も責めずに済む気がします。前作を読んでから時間が経ってしまいましたが、今宮さんと来夏さんを見守る気持ちで、読むのも良さそうです。
こんな人におすすめ
ライトなミステリーが好き。
谷中の雰囲気が好き。
職人系のお仕事小説が好き。
前作を読んでから3ヶ月くらい経った。
こういう人は、また時期が来たら
テンポ感を求める。
恋愛要素はいらない。
ドロドロしたストーリーが読みたい。
ひどい失恋して、女性(男性)不信だ。 -
Posted by ブクログ
前作同様、やさしさに包まれた作品に仕上がっていると思います。ラストではまたも(こちらも前作同様)読者のミスリードを誘うストーリーが用意されていてさすがに焦りましたが…。
今回は各章の間にショートストーリーが挟まれており(ここの登場人物も重要なのですが)小気味よいテンポで読み進めることができます。
前作から通して読んでみて、なんとなくこれはビブリア古書堂のカメラ屋さん版といえる作品であるなと感じました(作者がそのような意図をもっていたかどうかはわかりませんが。もちろんよい意味での評価です)。
刊行からだいぶ時間が経過しているわけですが、続編はもうないのですかね? まだまだ二人の物語のつづきを読みたい、そんな気分にさせてくれる一冊でした。カメラ博物館もちょっぴり行ってみたくなりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ全編にわたって優しい雰囲気に包まれている作品、舞台が谷中、そして舞台となるお店で扱うのがフィルムカメラだから、ということも作用しているのでしょうか…。
レトロカメラ店の店主とそこでアルバイトをしているヒロインが主役の物語。店主がお客にまつわる謎を解き明かすというものなのですが、殺人や強盗の凶悪犯罪ではなくいずれも日常の身の回りの出来事です。ただ、そのどれもが真相を知るとなるほどと思わせられるもので、出来事に関わるひとたちが持っている優しい想いに溢れています。
”謎”の真相もいかにも謎解き本のために作りました、というレベルのものではなく、日常のささいなこと、あるいは当事者の想いが積み重なって生じたものですから、悪役・悪人が登場しないんですよね。
こうした点が作品全体を通した”優しい雰囲気”を醸し出すことに成功しているのだと思います(このレビューを書きながら自分でも感じた心地よい読後感の正体がわかり納得…)。
最終章では来夏の秘密が明らかになるのですが、これは序盤でまったく気づきませんでした。改めて読み直してみるとたしかに善次郎との具体的な関係を示す記述はなく、描写されている内容からすっかりミスリードさせられていたというわけで、ちょっとしたサプライズ感でした。 -
Posted by ブクログ
前作の感想文で「予言」した通り、とっとと購入(^ ^;
相変わらず「ここがいい」と指摘できないが、
読んでて不思議な心地よさがある(^ ^
ただ、本作は前作ほど「練れてない」印象。
読みながら「もしやこうかな」と予想した部分が、
すべてその通りに進行していくという...
身もふたもない言い方をすれば「先が読める」(^ ^;
全くの私の妄想ですが...
大して期待されてなかった前作が思いの外売れたので、
慌てて続編を書け、と言われて急いで書いた、
というような印象を受けてしまって(^ ^;
その分星一つ減らして、4つとさせていただきました。 -
Posted by ブクログ
僕のtwitterアカウントはほぼカメラ・写真アカウント。
最近すっかりご無沙汰(^^;)になっているのだけど、クラシ
ックなフィルムを使うカメラをやたらたくさん集め、素人
リペアするのが趣味になっている。
そんなtwitterのTLで流れてきたのが↑↑の本の新作。
カメラバカでありながら、こんな魅力的なタイトルのシリ
ーズを知らなかった、というのが悔しい。っつーか、
このミスまで取ってんじゃん・・・。素人レビュアーとしても
失格だ、こりゃ(^^;)。
そんなこんなで速攻で入手した
柊サナカ著「谷中レトロカメラ店の謎日和」。・・・最初に
ハッキリ言いましょう、どストライクですよ、コレは♪
パルナックライカ、ニコンF、ローライスコープ、ゼンザブ
ロニカにシグネット、更には110のハリネズミカメラまで、
フィルムカメラバカならそこらじゅうをのたうち回って悶
えそうなネタが全篇に展開される。商品説明のディテール
もかなり細かく、それをかなりハイレベルなミステリーに
昇華させているのだから、文句の付けようが無い。
いやもう、最高です!
ただし!
コレってクラシックカメラマニア以外の人はちゃんと理解
出来るんだろうか?という心配アリ(^^;)。まぁ、このミス
を取ってるくらいだから、ある程度のコマーシャリズムは
あると思うのだが、そのへんの客観的な判断がカメラバカ
の僕にはちょっと無理(^^;)。だから同好の士にだけ、自信
を持ってオススメしておきます。
さぁ、新作読もう!