感情タグBEST3
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来夏はとある過去を抱えながら今宮写真機店でアルバイトを始めて様々なミステリーを店主の今宮さんと解決していき、ミステリー、クラシック写真機、ラストのほのかな温かい恋の話も素敵でした。
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誰かが誰かのために起こす行動が起こす謎を谷中のカメラ店店主とアルバイトの女性が明かしていく話でした。
どれも優しい話でよかったです。
主人公の女性の暗い過去にはびっくりしました。
思っていたことと違いました。
二人の今後が気になる~!
興味はあるのだけれどあくまでカメラに興味があるデジカメすら触ったことのない初心者の私。
だからクラシックカメラの知識はわからなかったけれど楽しそうですね。
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何となくタイトルが気になって衝動買い。
これが大当たり(^ ^
...と言っても、身もふたもない言い方すると、
「よくある日常の謎」系の話ではある。
登場人物も、これまたよくある
「謎めいた主人公の男と、けなげなバイトの女」で(^ ^;
しかも、失礼ながらあまり文章力は高くない。
読んでてちょっとつまずく感じがあったり(^ ^;
でも、舞台がクラシックカメラ専門店で、
往年の名機がたくさん登場するのは、
マニアにはたまらない(^ ^
...って、わしは別にクラシックカメラ好きでもないので、
「たまらない」ってほどのこともないのですが...
おや、「大当たり」と言いつつ、
ちっとも誉めてないぞ > 自分(^ ^;
でも、何だか読んでて心地よくて、
次が気になってほぼ一気読みしてしまった(^ ^
続編もあるので、近いうちに手に入れるであろう(^ ^;
何がそんなに気に入ったのだろう...と考えてみたが、
「これぞ」という要素をピックアップできない(^ ^;
科学では説明できない魅力というか(^ ^;
ツッコミどころも数々あれど、
とにかく最初から最後まで楽しく読める。
エンタテインメントとしては、これで充分かと(^ ^
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自分の知らない世界のことを物語のテイストで説明してくれ、日常系の優しいミステリー本が好きなので、今回は自分も少しかじったことのあるカメラの日常ミステリー系を読んでみた。
自分の知っていたカメラがたまたま章の題材となっていたが、使い方や詳細の部分では「そうそう!」とうなづけて、読んでいるうちに自分の思い出が蘇ってきたりして、なんとも楽しかった。
途中に入っているイラストでもイメージがつきやすいので、カメラを知らない人でも知っている人でも楽しめる作品。
シリーズ物の1巻だったようで、2人がこれからどうなっていくのか、自分の少しかじっていた種類のカメラが出てくるのか、出てきたらどんなストーリーと絡んでくるのかが楽しみ。
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自分がカメラに興味あるので何気に読んでみたら、まぁ、面白くて一気に読んでしまった。
カメラだけでこんなにもストーリーがあるなんて、作者さんはほんとに写真が好きなんだな、と。
ミステリーなのに、結末には心が温まるような、ほんとうに現実にこんなストーリーがあったら素敵ですね。
久々に本読むの楽しい!って思い返せた一冊でした。
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全7章のうち6章迄はミステリー、でも7章はこの小説の主人公である2人の話。
6章の中に「あれっ?」と思う女性主人公の心の中が書かれていて「どういう意味だろう?」と思いながら7章を読んで謎が解けました・・・と言うか、全く想像していなかった過去が描かれていて正直驚きました。
こういう小説は何という部類に入るのでしょう。「ほんわかミステリー」とでも呼ぶのでしょうか。各章とも心が和むミステリーでした。
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全編にわたって優しい雰囲気に包まれている作品、舞台が谷中、そして舞台となるお店で扱うのがフィルムカメラだから、ということも作用しているのでしょうか…。
レトロカメラ店の店主とそこでアルバイトをしているヒロインが主役の物語。店主がお客にまつわる謎を解き明かすというものなのですが、殺人や強盗の凶悪犯罪ではなくいずれも日常の身の回りの出来事です。ただ、そのどれもが真相を知るとなるほどと思わせられるもので、出来事に関わるひとたちが持っている優しい想いに溢れています。
”謎”の真相もいかにも謎解き本のために作りました、というレベルのものではなく、日常のささいなこと、あるいは当事者の想いが積み重なって生じたものですから、悪役・悪人が登場しないんですよね。
こうした点が作品全体を通した”優しい雰囲気”を醸し出すことに成功しているのだと思います(このレビューを書きながら自分でも感じた心地よい読後感の正体がわかり納得…)。
最終章では来夏の秘密が明らかになるのですが、これは序盤でまったく気づきませんでした。改めて読み直してみるとたしかに善次郎との具体的な関係を示す記述はなく、描写されている内容からすっかりミスリードさせられていたというわけで、ちょっとしたサプライズ感でした。
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謎解きできてしまう観察眼のある人に憧れるので、カメラ修理のスペシャリストである主人公もすてきだなぁと。髪が長くてボサボサっていうのが残念だけど、谷中にあるというお店も素敵そうだし、周りの空気も柔らかくて、穏やかに読めました。
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「谷中」が掛け持ちしている店舗の最寄り駅に近いので、どのような話の作品かと思ったのが動機。クラシックカメラ店を舞台にした人間ドラマという印象。印象に残ったのは問題への解決方法が変な発想過ぎて思わず笑った第5章と最後のエピソード。来夏さんが〇〇していたのは予想外の展開だった。カメラのことは詳しくないので機械の魅力はピンと来ないが、人間ドラマとしてはいい出来だったと思う。
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僕のtwitterアカウントはほぼカメラ・写真アカウント。
最近すっかりご無沙汰(^^;)になっているのだけど、クラシ
ックなフィルムを使うカメラをやたらたくさん集め、素人
リペアするのが趣味になっている。
そんなtwitterのTLで流れてきたのが↑↑の本の新作。
カメラバカでありながら、こんな魅力的なタイトルのシリ
ーズを知らなかった、というのが悔しい。っつーか、
このミスまで取ってんじゃん・・・。素人レビュアーとしても
失格だ、こりゃ(^^;)。
そんなこんなで速攻で入手した
柊サナカ著「谷中レトロカメラ店の謎日和」。・・・最初に
ハッキリ言いましょう、どストライクですよ、コレは♪
パルナックライカ、ニコンF、ローライスコープ、ゼンザブ
ロニカにシグネット、更には110のハリネズミカメラまで、
フィルムカメラバカならそこらじゅうをのたうち回って悶
えそうなネタが全篇に展開される。商品説明のディテール
もかなり細かく、それをかなりハイレベルなミステリーに
昇華させているのだから、文句の付けようが無い。
いやもう、最高です!
ただし!
コレってクラシックカメラマニア以外の人はちゃんと理解
出来るんだろうか?という心配アリ(^^;)。まぁ、このミス
を取ってるくらいだから、ある程度のコマーシャリズムは
あると思うのだが、そのへんの客観的な判断がカメラバカ
の僕にはちょっと無理(^^;)。だから同好の士にだけ、自信
を持ってオススメしておきます。
さぁ、新作読もう!
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亡き夫の遺言で遺品のカメラを今宮写真館に持って行くようとの事で訪れた来夏が、今宮写真館の龍一と出会う。
ひょんな事から今宮写真館にアルバイトに通う事に?
カメラにまつわる謎解きと二人のストイックな恋。短編連作の日常の謎と恋愛ミステリーですね。
柊さんのカメラ情報満載と優しさに満ちあふれた物語に感動しながらも、謎解きも堪能出来ました。
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遺品を処分するのに呼んだカメラ屋で
バイトをする事に。
カメラに関するミステリーで、連続短編7話。
どれもこれも、当然ながらカメラにまつわっていますが
こんなに色々とカメラがあるんだな、と。
話の終わりに、そのカメラの外見がどういうものなのか
イラストがついています。
最後の話では、驚きの事実が! ですが
やはりミステリーなので、考えないといけないな、と。
そして最後の話の購入者は、外見だけのもの、を
購入する事はできたのでしょうか??
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昔からある商店街の一角でひっそりと佇んでいるフィルムカメラ専門のカメラ店。
カメラにまつわる謎が持ち込まれ、知識が豊富な店主が解決していく。
カメラのトリビアが沢山出てきて、へぇーとなった。
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谷中銀座にあるフィルムカメラを扱うカメラ屋さんが舞台。
親族の遺品のカメラを谷中のカメラ屋に主人公が売るところから話が始まる。
のちにその店にアルバイトとして雇われ、店主とのやりとりとカメラに関するマニアックな話が中心。
カメラに関する謎を推測して解決していく短編連作。
最初から主人公には何か暗い過去を抱えているということが匂わされているが、ラストで突然それが明かされる。
伏線はちょいちょいあるのだが、カメラの話がわからなすぎてそればかり気にしてたら、伏線に全く気づけなかった。
ライトノベルだけど、ラストびっくりできる。
このミス大賞作品です。
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【収録作品】開かずの箱の暗号/暗い部屋で少年はひとり/小さなカメラを持った猫/タイムカプセルをひらくと/紫のカエル強盗団/恋する双子のステレオカメラ/あなたを忘れるその日まで
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レトロカメラをフックに小さな謎を解く連作短編集。
特定ジャンルの薀蓄と日常の謎の組み合わせという近年流行りのスタイルは、普段触れることのない世界の知識を垣間見られる楽しみがあります。
小説としての深みはないものの、自分の知らないカメラの知識に加えストレスなく読める文体なので、移動時間のよい気分転換になりました。