柊サナカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ山手線全駅分+ひとえきの書き下ろし短編集。
長編より短編集の方が読むのに時間がかかるのは、毎度毎度、設定と登場人物を理解しないといけないからかも。
その分、読み応えはすごかった。
面白かった。一気読みは大変だけれど、1日に少しずつの読書にはかなりおすすめ。
僕も「山手線」をテーマにショートショートを書きたくて設定を出していたのだが、こちらが先に出たので断念して、テーマを東京にすることに。
さらに設定などが被らないように、読む必要があった。
ショートミステリー集なので、毎回そこには違った謎と伏線がある。一つ一つの話が、本の中の他の話と被らないように書き分けるのはかなり大変だっただろうな〜 -
Posted by ブクログ
亡くなった人と残された人を贈り物で繋ぐ、あたたかい物語でした。
ある日届けられた宅配便は、心当たりなど何もない『天国宅配便』なる運送会社のものだった。差出人は、既に亡くなってしまった人。依頼人が生前、亡くなってから届けてほしいと依頼した遺品をしかるべき時期に届けるサービスが『天国宅配便』だという。受け取った相手の反応は様々。共に生活していた友人たちに先立たれた老女、祖母と喧嘩別れした女子高生、かくれんぼの得意な幼馴染を見つけられなかった男性、つながりなどなかったはずの高校時代の顧問から謎の手紙が届いた元部活の同級生たち。生前伝えられなかった想いが、届かなかった言葉が、時間を経て宅配便の形 -
Posted by ブクログ
遠く離れてしまった人に、自分の気持ちを伝えておきたい。そんな願いを託せるサービスがある。
ただし気持ちを込めた品が相手の手に届くのは、依頼人の死後になる。それがこのサービスのルールだ。
それでも自分に死期が近づいたことを覚った人はさまざまな気持ちを込めて、この宅配サービスを利用する。
そのサービスの名は「天国宅配便」。
気持ちを伝える側と伝えられる側。それぞれの思いを切なく描くヒューマンファンタジー。シリーズ3作目。
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昼休みのオフィス。めいめいが昼食を摂るために動き出す。外の定食屋へ、弁当を手に会議室へ、仲の良い者同士連れ立って出て行く。そんな中、弓月1 -
Posted by ブクログ
毎回可愛らしい装丁デザインで実物が届くとウキウキしてしまう1冊。
天国からの宅配便の存在により、故人の想いが遺された人への励ましにつながっていく。
今作は、今まで以上に、宅配便が届く主人公たちは、苦悩を抱えていたり、世知辛い状況に置かれている気がした。
だからこそ、宅配便を受け取ることにより、助けられた者、新たな喜びを受け取った者、決意を固めた者、凝り固まった気持ちをほどいた者。苦境に立たされた状況から少しでも前向きや気持ちが安らかになってくれていたらと思う。
また、配達人の七星さんの存在や佇まいがとてもカッコいい。
宅配便と七星さんの活躍で、遺された人が少しでも前を向いて歩いていけ