あらすじ
千駄木すずらん通りの一番端にある、四代続くトトキ時計店。店番の十刻藤子は、仕事のあとで専門学校に通うほど時計に興味を持つようになった。そのきっかけを作ったのは、スイスから来た時計師・ジャンとアキオ。ジャンは有名な時計師一族の御曹司で、通訳兼世話係のアキオと共に兄弟と偽ってお忍びでやってきたのだ。半年ぶりに戻ってきたふたりとともに、様々な日常の謎をラグジュアリーな時計と高度な時計の知識で解決していく、書き下ろし下町ミステリー。シリーズ第二弾!
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Posted by ブクログ
谷中レトロから好きになり機械式時計のシリーズで、主人公も谷中とはまた違う過去を背負いながらスイスから来た2人の時計職人との出会いで人生が変わります。シリーズが終わりかと寂しく思ったら続編がありそうなので楽しみです。
Posted by ブクログ
スイスからやってきた時計師のジャンとアキオが、トーコの時計店を訪れる客たちの悩みを時計のちょっと変わったギミックを使って解決していくスタイルは変わらないが、続編となる本作では時計素人のトーコの成長が見られる。ただし、前作で重要な役割を果たした"時の藤"に関する謎やジャンとアキオの独立時計師への道など、まだまだ気になる要素が残されているので更なる続編に期待。
Posted by ブクログ
前作であれだけ嫌がっていた時計に対して、仕事の後に時計の専門学校へ通うほど興味を持った藤子の変わり様に驚きました。そこまで影響を与えたスイスから来た時計師のジャンとアキオは、相変わらず見事な時計を持っていてますね。
日常の謎を時計を通して解決するこのシリーズ、時計の知識が増えて楽しいです。
そして、アキオの生い立ちが中々ヘビーな物だったのが切なかったです。凄く努力したんだろうな、と…
アキオも藤子に対して恋愛的に参戦したのはちょっと意外でした。
続編待っています!
Posted by ブクログ
共通の話題は「時計」だけ。という不思議な関係の3人。しかも、藤子が時計に興味を持ったのは最近だし。聞きたいことは聞くけど、蘊蓄が長くなると聞かない。文句も遠慮なく言い合う。そんな藤子とジャン、アキオの関係が楽しかった。この3人が色々な時計と出会うのをもっと見たくなる。