柊サナカのレビュー一覧
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柊サナカさんのハートフルストーリーですね。
『天国からの宅配便』シリーズの二冊目です。
短編連作の四話にエピローグです。
生前の打ち合わせで、ご依頼人が亡くなった後、受け取り様へ決められた日時に『遺品』をお届けする「天国からの宅配便」。
担当の七星が、『遺品』をお届けすると、受取人に様々な人間模様が生まれる。優しさと感動に満ちた心温まる物語。
目次
第1話 父とカメラと転売人
第2話 七十八年目の手紙
第3話 最後の月夜を君と
第4話 わたしの七人の魔女
エピローグ
そもそも『天国からの宅配便』が、どれくらいの需要があるのか?
それはさて置いて、宅配人の七星が『遺品』を巡って、奔走するのが、この物語の面白味にもなっているので、人間模様を味わう事を先決にして楽しむのが、一番ですね。ミステリーも絡んできますから、面白さが増します。
エピローグで、『天国からの宅配便』の会社の様子が出てきます。シリーズを通して、会社と七星の秘密が少しずつ明らかになってきそうです?
柊サナカさんの文章は読みやすさと、この作家さんはマニアックな知識力がありますから、その辺りが読みごたえがありますね(=^ェ^=) -
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柊サナカさんのミステリのショートショートですね。
二十四編のショートショートです。
一篇が、かなり短いので、ちょっとした空き時間に読むのに丁度良いです。
いずれもミステリのプロットを、ジョークかユーモアで書かれているので、肩がこらずすんなり読めるのがいいですね。
それにしても、柊サナカさんがこんなにユーモアに長けているとは思いませんでした。
いつもは、ほのぼのとした心が温まる物語を書かれているので、思わず作家名を確認してしまいました。
わりと凝り性の柊サナカさんならではかもしれません。ミステリを極めて、ショートショートに仕立てあげてみせてくれたようです。
ミステリの『パロディか悪ふざけか!?』と、帯に記されていましたが、出来の良いユーモアは、読んでいて気持ちがよいですね(=^ェ^=) -
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ネタバレショートショートを初めて読んだ。
今まで主に長編や連作短編を読んできたから少し物足りない感じはあったけれど、これは好みだからパパッと読みたいとか読書が苦手な人はにはおすすめ。
いろいろな視点?切り口?のミステリーがギュギュッと詰まっていて、クスッと笑えるような話もあればゾッとする話や斬新な話もある。
『九マイルは遠すぎる』の著者ハリイ・ケメルマンが、
「ミステリは短編がいい」というようなことを書いていたのを思い出した。謎→解決が大事だから、長編になると余計な人物やエピソードが増えて肝心の謎がぼやけるというような意味だったと思う。
そういう意味では、このショートショートは無駄が削ぎ落とされていたなぁ。
他の3分で読めるシリーズも読んでみたい。 -
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依頼人から生前に託された遺品を、しかるべき方のところへお渡しする配送サービス「天国宅配便」の第2弾。
前作がとても面白かったので、第2弾も楽しみにしておりました。
どのお話も切ないけれど、心温まる素敵なお話ばかりで、大切な人と過ごせる時間がどれだけ大事なことなのかを改めて実感させられました…。
「あたりまえにあったもののことは、なくしてしまうまで気づかない」
本当にその通りだなぁと思いました。
なくして後悔してしまう前に、あたりまえのことでも感謝の気持ちを忘れずに、毎日を大切に過ごしていきたいと強く思いました。
私も七星のように、おひさま満腹教の教え(お腹いっぱい食べて、日に当たると、だいたいなんでもOK)に従って、嫌なことがあっても乗り越えていけたらなぁと思います!
第3弾も楽しみです❁⃘*.゚ -
Posted by ブクログ
依頼人の死後に依頼先へ指定の物をお届けする
その名も「天国宅配便」
全4編からなる短編小説
「天国宅配便」は素敵なサービスだが、出来ることなら亡くなる前に、私なら直接会って伝えたい。そして私にも生きている間に伝えて欲しいと強く感じた。
一方的な宅急便は、時として遺された者に後悔や自責の念を強く抱かせるだろう。
第二話と第三話は、その色が濃くて胸が苦しくなった。もっと亡くなる前に出来ることがあったんじゃないだろうか・・・
読み進める程に、この世に生きられる限られた時間の大切さや尊さを、読み手に訴えかけてくる。きっとこれが作者の意図する所なのだろう。
このシリーズは次作も出ている様なので、是非読んでみたいと思う。
柊サナカさんは初読みの作家さんだったが、どの話も全く趣が異なっていてしみじみと心に沁みる作品だった。私は特に第三話が好みだった。
以下、タイトルと簡単なレビュー
第一話 わたしたちの小さなお家
先に逝ってしまった二人の友人の優しい想いが優しく胸に響いた。遺されたユウちゃんは、残りの時間をゆっくり謳歌して二人の元に行って欲しいと思う。
第二話 オセロの女王
田舎育ちの文香の気持ちが手にとるように分かった。けれどこの歳になると自由に生きられなかった祖母の想いも分かる。切ないなぁ・・・
第三話 午後十時のかくれんぼ
これは号泣必至・・・四話の中で一番胸が苦しくなる。生きている内にやっぱり大切な人への想いは伝えようと思った。刻一刻と時は流れて、自分も相手もいつかは逝ってしまうのだから。
第四話 最後の課外授業
真田先生、実はしっかり生徒のこと見ていてくれたんだなぁと感激。当時のメンバーがなんやかんや再集結するプチ同窓会には同志のように心が弾んだ。
エピローグ
「天国宅配便」の配達人である七星律の裏話。
一話目から実は七星は幻なのでは?とか色々勘繰ってた私って・・・笑
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Posted by ブクログ
ミステリの様々な「あるある」をモチーフにしたユーモラスなショートショート集です。ミステリ好きなら食いついてしまう要素がいっぱい。実に楽しい一冊でした。
お気に入りは「雪山山荘・難読殺人事件」。雪の山荘で連続殺人を繰り広げようとする主人公がぶつかった難問は「漢字が読めない」。うっわー、たしかにそれだけきっちり計画を立てたのに、なんてこったい、って気分になります。そしてなんだかラストがいい感じになっちゃうのも良し。
「殺人同窓会」も素敵な話になっている気がしますが。いや、この先どうなるかはまだ分からないのか……?
一番やられた、と思ったのは「星月夜のお茶会」。途中の展開までは読めたのですが、まさかこんなラストに。そしてこれもなんだかいい感じなんですよね。