柊サナカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルに惹かれて読み始めた。
額縁の魅力も相まって、温かくてよかった。
登場人物達は、皆揃って心に鬱屈を抱えている。
投げやりだったり、空虚だったり、嫌な奴だったり、狡猾だったり…
そのような人が、大切な思い出を額装してもらうことで再生していく。
額装してもらうことで、より素晴らしい思い出が甦るのだろう。
勿論秀でた感性、技術があってこそだ。
どの話も心に残ったが、写真展を開催した話とモザイク黒猫の話が好きだ。
ラストのおじいちゃんの話はじんわりした。
びっくりした話は、冴えないパートの女性が、想像もつかないフリーダムな日々を送っていたこと。
やるなぁと1話目から引き込まれた。
どんな額装になるのかも毎回楽しみだった。
続きが読みたい!
2026/03/18 05:01 -
Posted by ブクログ
よかった〜。
思い出買い取るってどういうこと?って思ったけど、普通によかった〜。(語彙力がなさすぎる)
写真はあんまり撮るタイプでは無いんだけど、
ちゃんとした写真よりも、どうでもいい写真の方が割と思い出に残ってたり、みんなと揃った写真より、不意に撮られた写真とかの方が好きやったりする。
なんか自然?自然体的な?まあ写真撮られるのはあんまり得意じゃないんだけど、形に残るのは嬉しかったりもするし、この本を読んで形に残すって大事なんだなあって改めて思った。それこそ今は携帯で写真撮って、カメラロールでいくらでも見れるけど、現像して飾っておくのも悪くないな、と。
これから写真もこまめにとって思い出に残しておこうかな、と思った。今という瞬間ってもう二度と来ないもんね。 -
Posted by ブクログ
3冊目が発売となっていたけど、2巻目読んでなかったわ。という事で纏めて購入。
今回もじんわりする話に溢れていた。
1話目、努力の方向が明らかに間違っているし、コミュ力高いなら他に仕事はいくらでもあるだろう!と、思いながら読んだ。職業を変えたかまでは書いてないが、廃業した事を願う。
2話目の外国から来た手紙を読める人を探している時に、色んな国の人達がささやかな力と思いやりを分けてくれたところが感動した。
3話目、オレ物語の剛田剛男のイメージで読んだ。いくらなんでもゴツすぎるか。
4話目、上島さんがめっちゃ良い人。ずっと泣くの我慢して待機してたんだろうなぁ…と、思った。伝わって良かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ表紙が綺麗で題名の黒猫が気になったので読みました。
この本は、いろんな悲惨な日を迎えている人々の人生を追体験する事で、自分の人生も第三者視点で見つめるきっかけになる様に書かれていると思いました。理不尽な世界でも、それでも前を向こうとする人たちから、少しだけエールをもらえる様な温かい小説だと思います。
また、伏線回収するタイプの本では無いと思っていたので、意外でそこも良かったです。
ただ、未来に戦争が起こるため、未来を変えてほしい事を伝えられて、主人公がそれに対して選挙に行こうとするという結果が、余りにも小さい規模だと思いました。確かに実際に選挙に立候補するのは色々な理由で難しいかもしれないが、メルヘンな内容なのに変にリアルだなぁと思いました。
黒猫は導入で、キーパーソンほどの重要度がなかったのは少し残念でしたが、初めに黒猫が話しかけるという所がとてもわくわくする内容なので、とても良かったです。
例えば人生最悪の日に「他の人はもっと苦しんでるんだから、それくらい大した事ない」なんて他人から言われたら、お前に何が分かる?と怒りそうになりますが、やはり小説だからと言うのも大きいけど、戦争で弟を亡くした話や最愛の人を亡くした人の話しを聞いた後では主人公の様に自分の不幸は小さいものに自然と感じるだろうと思います。
酷く傷ついた事は事実でその事について誰も否定する事はできないですが、もっと酷い理不尽はあるのだと感じると、反面教師と言うよりも、もう、生きてる事に感謝するしかない。やりきれなくても、今ある物を見るしかないのでしょう。
とある刑事ドラマで犯人が自分の人生に絶望して、『自分の人生はもう終わってる。もう何も無い。』と言った後に刑事が「お前のことを信じて死んだ母親は言ってる。あるじゃないか、お前には明日も明後日も、来年ももっともっとあるじゃないか。何も無いなんて言うな、と。」というシーンを思い出しました。
一生懸命生きてるだけなのに理不尽な事だらけで、主人公の様に簡単に割り切れない気持ちもあるけど、泥水啜りながら、這いつくばりながら「今すぐ死んで、未来も今のこの感情さえも何もかも無くなるよりかはよっぽどマシだ」「全てを奪われる悲しみ、苦しみよりマシだ」「何もなくは無いのだ」と前を向くしか無いのだと、心に留めておきたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
故人から贈り物が届く『天国宅配便』。
もし、本当に天国宅配便があったなら、あなたは何かを遺しますか??
そして遺された人はどんな思いをしているのだろうか。そしてこの先を生きるのだろうか。
家族。
恋人。
友人。
ー大切な人。
その人との間にはどんなことがあったのだろうか。
良いこと。悪いこと。喜怒哀楽。
さまざまな想い。思い出。
いつか来る別れが来てしまったとして…
受け入れられるだろうか。
受け入れられなくても、命は続いていくとしたら?
私だったら果たして受け止められるのだろうか…
この作品では天国からの宅配便が4つ届きます。
ひとつひとつに込められた思いをどうぞ一緒に見届けましょう。