柊サナカのレビュー一覧
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柊サナカさんの作品は3作目。
「喫茶ガクブチ」というカフェが舞台です。
「喫茶」と言ってもコーヒーはメニューには無くて、緑茶、中国茶、紅茶、ハーブティーがあって、他のメニューはその時々違うらしい。
焼き芋だったり、キャラメリゼどら焼き、黒蜜いっぱいの団子あんパフェ(黒糖まぶし)というちょっぴり謎のメニューがあって気になりました。
「ガクブチ」の方は、元々額縁店だったので、そのままの仕事もしつつ「思い出買い取ります」の宣伝で色んなものを額装していきます。
額装を依頼してくる人たちは、
認知症の母親の介護で外出がままならない人
亡くなった夫の遺言で夫の作品展をしなければならない人
夫が仕事を -
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柊サナカさんのほっこり癒しの物語ですね。
連作短編の四話です。
初夏のある日、八山友里は、泣き続ける腕の中にいる五ヶ月の息子の蒼を抱えて、とほうにくれていた。
友里は二十八歳、夫の転勤で、流川市、向日葵町に越してきたばかりだ。
友里は、泣き止まない蒼を抱えて、救いを求めてふらふらと公民館に入っていった。
公民館の自動ドアが開くと、受付の人が、にこにこしながら「ーーーは、二階ですよ」と言って階段を指す。
階段を上がると、会議室の戸口から、ヒョイと顔を出したおじいさんがいる。
「お園さん、お客だぜ」
「まあまあ、元気な赤ちゃんねえ」と、優しそうなおばあさんが出てきた。
おばあさん -
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柊サナカさんのハートフルストーリーですね。
『天国からの宅配便』シリーズの二冊目です。
短編連作の四話にエピローグです。
生前の打ち合わせで、ご依頼人が亡くなった後、受け取り様へ決められた日時に『遺品』をお届けする「天国からの宅配便」。
担当の七星が、『遺品』をお届けすると、受取人に様々な人間模様が生まれる。優しさと感動に満ちた心温まる物語。
目次
第1話 父とカメラと転売人
第2話 七十八年目の手紙
第3話 最後の月夜を君と
第4話 わたしの七人の魔女
エピローグ
そもそも『天国からの宅配便』が、どれくらいの需要があるのか?
それはさて置いて、宅配人の -
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柊サナカさんのミステリのショートショートですね。
二十四編のショートショートです。
一篇が、かなり短いので、ちょっとした空き時間に読むのに丁度良いです。
いずれもミステリのプロットを、ジョークかユーモアで書かれているので、肩がこらずすんなり読めるのがいいですね。
それにしても、柊サナカさんがこんなにユーモアに長けているとは思いませんでした。
いつもは、ほのぼのとした心が温まる物語を書かれているので、思わず作家名を確認してしまいました。
わりと凝り性の柊サナカさんならではかもしれません。ミステリを極めて、ショートショートに仕立てあげてみせてくれたようです。
ミステリの『パロディか悪ふ -
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ネタバレショートショートを初めて読んだ。
今まで主に長編や連作短編を読んできたから少し物足りない感じはあったけれど、これは好みだからパパッと読みたいとか読書が苦手な人はにはおすすめ。
いろいろな視点?切り口?のミステリーがギュギュッと詰まっていて、クスッと笑えるような話もあればゾッとする話や斬新な話もある。
『九マイルは遠すぎる』の著者ハリイ・ケメルマンが、
「ミステリは短編がいい」というようなことを書いていたのを思い出した。謎→解決が大事だから、長編になると余計な人物やエピソードが増えて肝心の謎がぼやけるというような意味だったと思う。
そういう意味では、このショートショートは無駄が削ぎ落とされて -
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13編のショートストーリー。
ホッとする感じの話が多い。何編かウルッとする感動する話もありで、サクサク読める。
それぞれのストーリーに鰹だしや鰹節を使ったレシピが登場する。想像しながら読んだせいか、読み終わったお腹空いてしまった笑
材料も凝ったものではなく冷蔵庫にあるものでできそうで、作り方も簡単なレシピが多いと感じる。
基本、私は昆布だしで味噌汁を作ったり、煮物はだしの素を使うので、久しぶりに鰹節で出汁を取りたい気持ちに駆られている笑
やはり、美味しいもの食べたら、「美味しいね」って言ったり思ったりすることは、大事なことだなあと思う。
ちなみに、本書とは全く関係ないが、ゴーヤチャンプル作