柊サナカのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「天国からの宅配便」シリーズ第3弾。
生前に託された依頼人の遺品を配送するのは、七星律。
今回も4人のもとへ人生最後の贈り物を届ける。
荒んでいたり、塞ぎ込んでいたり、悲しんでいたりなど負の気持ちも最後は晴れやかになるような短編4話。
今回も読みやすくてすっと心に染みてくる。
第1話「パンドラのひみつ箱」〜30年以上も絶縁していた姉から届いたものは、寄木細工のひみつ箱とと姪と甥。
第2話「食堂ミツコ最後の日」〜昔ながらの食堂に通っていた女子高生は、最終営業日の招待状を受け取る。彼女の秘密を知っていたミツコさんに驚いたのは孫の倫太郎であり、彼が決心したことは…。
第3話「いつかのファンレ -
Posted by ブクログ
あなたは『宅配便』を受け取ったことがあるでしょうか?
この問いに”いいえ”と答える人はいないでしょう。国土交通省の資料によると2022年度の『宅配便』の取り扱い件数は実に50億588万個だったと言いますから驚きです。年々過去最高を更新していくというその数値は私たちの生活が『宅配便』なしではもはや成り立たないことを示してもいます。
かく言う私も『宅配便』を受け取らない一週間はないというくらいに『宅配便』を利用しています。最も多いのはネット上で購入した商品の受け取りです。身近にあるスーパーやドラッグストアでは売っていない品々も簡単に入手することのできる便利さは一度憶えるとやめられなくもなってい -
Posted by ブクログ
天国からの宅急便
ついに第3作目まできてしまいました♪( ´▽`)
こちらもとても読みやすく、あっという間に読めました
やはり心が温まり、気持ちが整いますヽ(´ー`)
(全作同じようなこと言ってて申し訳ない笑)
◯パンドラのひみつ箱
三十年会っていない姉からの贈り物が。初めて会う甥と姪と、姉の足跡を辿る。
◯食堂ミツコ最後の日
行きつけの食堂の最後の営業日
そうなってしまったのは私のせいかもしれない、、
◯いつかのファンレター
ずっとファンだった漫画家からの贈り物が今を変える力をくれる
◯孔雀石の母子像
妻から届いた展覧会のチケットで美術館へ。そこで出会った青年と昔を振り -
Posted by ブクログ
依頼人の死後に依頼先へ指定の物をお届けする
その名も「天国宅配便」
全4編からなる短編小説
「天国宅配便」は素敵なサービスだが、出来ることなら亡くなる前に、私なら直接会って伝えたい。そして私にも生きている間に伝えて欲しいと強く感じた。
一方的な宅急便は、時として遺された者に後悔や自責の念を強く抱かせるだろう。
第二話と第三話は、その色が濃くて胸が苦しくなった。もっと亡くなる前に出来ることがあったんじゃないだろうか・・・
読み進める程に、この世に生きられる限られた時間の大切さや尊さを、読み手に訴えかけてくる。きっとこれが作者の意図する所なのだろう。
このシリーズは次作も出ている様なので、是 -
Posted by ブクログ
装丁が可愛くて思わず手に取った1冊。
内容はどれも優しくなるような短編集でした!
すごく読みやすくて、サクサクと読めました〜♪
その中でも、やっぱり私は食べることが大好きなので、第2話の食堂ミツコの話がすごく好き!!!
心が温かくなるのはもちろんのこと、なんと言っても出てくる食堂メシが美味しそう〜♪
そして、真智の食べっぷりもいいこと!!!
読んでいて気持ちがいい〜♪
私もSNSに外食したらお店の写真を上げてるけど、有名店ではない、無名の美味しいご飯屋さんは、
自分のものだけにしておこうと思った笑笑
バズるのが嫌な店主もいるんだよな〜と、改めて知れた!
-
Posted by ブクログ
ミステリの様々な「あるある」をモチーフにしたユーモラスなショートショート集です。ミステリ好きなら食いついてしまう要素がいっぱい。実に楽しい一冊でした。
お気に入りは「雪山山荘・難読殺人事件」。雪の山荘で連続殺人を繰り広げようとする主人公がぶつかった難問は「漢字が読めない」。うっわー、たしかにそれだけきっちり計画を立てたのに、なんてこったい、って気分になります。そしてなんだかラストがいい感じになっちゃうのも良し。
「殺人同窓会」も素敵な話になっている気がしますが。いや、この先どうなるかはまだ分からないのか……?
一番やられた、と思ったのは「星月夜のお茶会」。途中の展開までは読めたのですが、まさか -
Posted by ブクログ
柊サナカさんの本は「谷中レトロカメラ店の謎日和1、2」、「お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖 」を読みましたが、今回もカメラが登場しています。(とにかくカメラにお詳しい!)何も温もりある作風で、ユーモアや人情味があってほっこりします。
この「人生写真館の軌跡」は連作ミステリーということですが、先にご紹介した2作とはちょっと違った切ない内容のファンタジーになっています。
亡くなった方をお迎えし、走馬燈に使う写真を選ぶ現世と黄泉との境にある写真館。古事記の黄泉比良坂(よもつひらさか)より名前をとった平坂が案内役となり、お茶をお出ししたりしながら、生きた年の数の写真を選ぶお手伝いをします。何故、平坂 -
Posted by ブクログ
「天国からの宅急便」の第3弾、「時を越える約束」…。このシリーズ本当に好きで、前に2作あるんですけど、号泣しました。なんで、期待度MAXで手にしました。ちなみに「天国宅急便」とは、依頼主の死後預かった遺品をしかるべき人のもとに届けるサービスで、その配達を七星律という女性が担っています。この作品も4編の連作短編+エピローグという構成です。
・パンドラのひみつ箱:散々家族を振り回しながら家を出て消息不明だった姉から妹へ贈り物とは…。
・食堂ミツコの最後の日:お気に入りの食堂を何気にネットにつぶやいた女子高生…その店主が女子高生に伝えたかったこととは…。
・いつかのファンレター:25歳の女性