柊サナカのレビュー一覧
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ネタバレ亡くなった人が指定した日に、指定した人に荷物を届ける天国宅配便。
最後の元サイエンス部を集める元顧問の話が一番好き。
それぞれの部員が当時抱えていた事情を知って、これから交流が生まれる…と読める流れではあるけど、全員で持ち寄る材料で行うことという謎解き要素があったこと、事情の開示がそれぞれのタイミングだったからか、読み進めたくなる展開だった。
お喋りな黒瀬がみんなに念押しするように、こっそり当日の集合をお願いしてたのもよかったな。
はじめの老女に届いた荷物についても、亡くなった「2人」に少し意外性があって、面白かった。2人との思い出を大切にしながらも、周りの人たちに気付いていけますように。 -
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あちゃ☆
アンソロジーにはよくあるけども、ほとんど読んだことがあった!
「ビブリオバトルの波乱」岡崎琢磨……珈琲店タレーランのシリーズ
「緋色の脳細胞」小西マサテル……『名探偵のままでいて』シリーズ
「知識と薬は使いよう」塔山郁……薬剤師毒島さんシリーズ
「ふくちゃんのダイエット奮闘記」友井羊……『スープ屋しずく』シリーズ
「暗い部屋で少年はひとり」 柊サナカ……谷中レトロカメラ店シリーズ
最後のカメラのお話だけ未読だった♪
タイトルは暗そうなイメージで、実際途中までそっち方向にミスリードされるけど、実は強く前向きな少年の姿と決意を表していた。小品ながら、佳品。読後感がよい。 -
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ようやく読み終わった。
いつからこの本をカバンの中に常駐させていたのか。
山手線の各駅が登場するショートミステリー集です。
書店で気になって買ってみたものの、オムニバスにありがちな欠点が読み進めるのを阻んでおりました。
シンプルに好きな話とそうでない話があります。
しかしこれは短編集にはすべからく起こり得る事象です。この本には他に2つ問題があります。
一つ目は、そもそもこれはミステリーなのか?ということ。ミステリー小説というと、謎解きや推理ものを想定すると思います。しかし本書はちょっと趣が異なるというか、どちらかといえば『世にも奇妙な物語』みたいな感じです。これではミステリーではなくファンタジーです。ちょっとタイトルと内容のイメージが乖離しているかな?というところです。
二つ目が特に良くなくて、山手線の30駅は登場さえするものの、特に意味がありません。電車内の描写や駅周辺での出来事は確かに多めに描写されています。しかしながら、例えばその駅の歴史や文化に準えた話とか、そういうのは少なかったと記憶しています。
以上から、駅も関係ないしミステリーでもない、ただの短編集というのが私の受けた印象です。
ただ、好きなエピソードもいくつかあったので、読んで後悔したとかそういったことはありません。可もなく不可もなくということで星3とさせて頂きました。 -
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孤島でわらべ歌に見立てた連続殺人を計画する家族、どうしても決め台詞を言いたい名探偵、ネタに困りミステリーの精霊を呼び出そうとする作家……。
ミステリーのお約束をネタにした、ショートショート集。
「吹雪の山荘」や「童謡殺人」「ダイイングメッセージ」など、ミステリーのお約束である題材をテーマとしたショートショート集です。
『ミステリー殺人事件』と題していますが、ミステリー要素は主に題材だけで、それぞれのストーリー自体はユーモア・コメディといった感じ。
くすっと笑いながらすぐに読めてしまいます。息抜きしたいときに軽く読むのに良いかもそれません。
気に入った作品について少しだけ。
『【童謡殺人】復讐の傀儡師一家』……どことなく某じっちゃんの孫が主人公のミステリ漫画のような香りがします。弟は人間が出来ている、
『【館】上高地「八望星屋敷」施工記録』……館モノあるある満載。ミステリアスで好きです。
『【現場不在証明】鉄壁のアリバイ』……好きです。それだけガッツあれば何でもできる。
『【シリアルキラー】死体の描き方』……この作家さんは応援したくなる。 -
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柊サナカさんの作品で、他にも読んでみようと手にしたのがこの作品です。まぁまぁ面白く、あまり重くない作品なので、息抜き的に読めたかなと思います。
主人公は、ひまわり町に越してきたばかりの28歳友里、生後5ヶ月の息子蒼くんが泣き止まず日々の育児に疲弊していた。偶然立ち寄ったのが「ひまわり公民館よろず相談所」…保育士歴50年、寝かしつけのお園が魔法のように蒼くんを泣き止ませ寝かせてくれる…。落としの源さんをはじめ、様々な技術と特技を持った高齢者が相談員として所属し、悩める依頼者からの相談に応じている場所があった…。友里自身も救われるだけでなく、力になりたいと相談員とともに奮闘していく…。
泣けるというよりは、元気になる感じでした。友里の伯父さんで田中五郎さんという超個性的な人がいて、それもまた面白かったですね!高齢者が自らの力や特技を活かせる場所があることは、とってもいいことですよね!あまり現実的ではない内容もあったけれど、こういう場所が地域に増えていくといいなって思います。 -
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ネタバレ『ビブリオバトルの波乱』
事件自体はそんなに魅力的ではなかったんだけど、
何気なく訪れたはずの喫茶店の店主が探偵役だった。
恥ずかしながらこの『珈琲店タレーラン』シリーズを知らず、
恋人の和将が解決してくれるものだとばかり思っていたから
意外な活躍に面食らったのと、
『本』『喫茶店』『謎解き』と大好き三要素が詰まっていたことで
一発でファンになってしまった。
調べてみたら既に8巻も出ているとのこと。
すぐ読みたい。
『緋色の脳細胞』
この話は以前にも読んだことがある。
既に感想も書いてあるので今回は省略。
『知識と薬は使いよう』
ここまで来てようやく、
どうやらこの本はシリーズものの一部らしい、
ということに気がついた。(遅い)
今回は薬剤師さんが探偵役で薬に関する謎を解き明かすらしい。
途中アルコールハラスメントに対する反論で
科学知識を一気に披露する場面がありますが、
純・文系(純文系ではない)の私にはさっぱりだった。
認知症の薬がそんなことに使えるのね…というのもびっくり。
このシリーズ読んだら少しは頭が良くなるかな。
『ふくちゃんのダイエット奮闘記』
どうやら摂食障害だというのは早い段階から気が付いたが
母親が最後まで改心してくれなかったのが残念。
妹と和解できたし、卒業後は自立できるといいね。
『暗い部屋で少年はひとり』
こちらもシリーズもの。
カメラには全く詳しくはないけれど、
ちびまる子ちゃんを見てたからライカは知っている。
ベッサⅡとかカメラ・オブスクラとか、
検索しながら読んだので想像できた。良い時代だ。
あの少年の行動力と、一つのことに没頭できる集中力、
どう考えても素晴らしいものなのに、
お母さん、気が付かないものかねぇ…もったいない。
【総評】
タレーランと谷中レトロカメラ店のシリーズは
探してきて絶対読もうと思う。