柊サナカのレビュー一覧
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ネタバレ作中で出てくる寝かしつけのお園さんが言う
「自分の当り前は、人の当り前じゃないわ。
どんな特技でも、立派に人のためになるのよ。
素晴らしいことよ」って言葉、ほんとに
当たり前だけどすごく心に残りました。
その当り前が他人にとってこれほど役に立つ
ってことが作品の中で描かれていて、
あぁ~自分でも人の役に立つことが
あるかもしれないと少し勇気をくれる作品
でした。なかなか個性の強いクセ有特技をもつ
面々が繰り広げられる話は全体的にうまく
行き過ぎてちょっと強引な展開もあったけど
最終的には大団円で楽しく読めました。
作中にふわっと出てくる主人公友里のおじさん
である田中五郎の今後や旦那さんなんか -
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ネタバレ5人の作者の著書から選ばれた5篇。
小西マサテルさんの「緋色の脳細胞」以外は
初めてだったので色んな作風が読めて
面白かったです。個人的には友井羊さんの
「ふくちゃんのダイエット奮闘記」が
予想の少し上をいかれる結末に楽しめたし、
グルメと摂食障害の組み合わせの作品は
今まで読んだことがあったようでなかったので
興味深く読めました。
岡崎琢磨さんの「ビブリオバトルの波乱」は
本作を読んだことがないのでえっ!店員さん
そんな感じでぶっこんで来るのと驚き、
柊サナカさんの「暗い部屋で少年はひとり」は
すごいやさしい世界でほっこりした。
塔山郁さんの「知識と薬は使いよう」は
今までにあまり読んだこと -
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ネタバレ二人めでたくハッピーエンドという結末でシリーズ完結。
各話ともレトロカメラを通じて店をおとずれる人、旅先で出会った人それぞれを幸せにするストーリーに溢れていて、派手さはありませんが楽しめたシリーズでした。
今宮と来夏の関係はだんだんと深まっていくわけですが、物語上の演出的な視点ではもうちょっと、なんかこう、インパクトのある出来事があってもよかったかな、という気がします。ともに過ごす時を重ねることで少しづつ距離を縮めるというのが極めて現実的なのでしょうけれども、物語としては平板な印象になってしますね。
ともあれ、お二人、末永くお幸せに。そして次作があればまた読みたいです! -
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ネタバレ「谷中レトロカメラ店の謎日和」がなかなかよかったので同じ作家さんつながりということで読むことにしました。主人公の平坂は「谷中~」の店主である今宮とも似たところがあある、ほんわか・ほっこりした人物。写真にまつわる仕事という点も共通しています。
ただ、本作はカメラ店ではなく、死者を迎え走馬燈作りを手伝う、加えて人生のある一日に戻りお気に入りの写真を撮りなおす手伝いをするという、いわばあの世とこの世の境目とでもいうべき場所が舞台になっています。
物語の中では3人の死者を迎えるのですが、そのうちの一人はまだ幼い少女で、平坂の授けた知恵によって死を免れることになります。が、その人物こそ第一章の最後に登場 -
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ネタバレ実物が気になる素敵な時計がたくさん登場して、小説なのに眼福な気分を味わえました。
実際の花の開花時間で時刻が分かる「花時計」も素敵でした。
こういう時計が身近にあればいいのに。
最後に出てくる時計も本当に美しいのです。
中には音まで素敵な時計まであって、時計の奥深さをしっかり味わえた気がします。
日常ミステリ要素もあったけど、お金の力で解決な話もあって、時計王子の資金力を思い知ったり。
ただ、野暮なのかもしれないけど、全ての謎をきっちり明らかにしてくれない話もあるので、もどかしく思うことも。
毎回、王子たち視点の裏話を挟んでくれるから期待してたのに。
少し消化不良。
保護者兼兄役の彼か、王子の -
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谷中銀座にあるフィルムカメラを扱うカメラ屋さんが舞台。
親族の遺品のカメラを谷中のカメラ屋に主人公が売るところから話が始まる。
のちにその店にアルバイトとして雇われ、店主とのやりとりとカメラに関するマニアックな話が中心。
カメラに関する謎を推測して解決していく短編連作。
最初から主人公には何か暗い過去を抱えているということが匂わされているが、ラストで突然それが明かされる。
伏線はちょいちょいあるのだが、カメラの話がわからなすぎてそればかり気にしてたら、伏線に全く気づけなかった。
ライトノベルだけど、ラストびっくりできる。
このミス大賞作品です。