柊サナカのレビュー一覧
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挫折や悩みを抱えている人たちがやって来る〈喫茶ガクブチ〉。
カフェスペースを担当する妹・真日留(まひる)と、額装を担当する兄・伸也の美咲兄妹が切り盛りしている。
かつてバックパッカーとして世界中を旅していた女性の想い出
亡き夫が個展をしたいと残した素人写真の数々
生活と育児に追われる女性が持ち歩いていた、娘の絵
結婚を成功させるために手放す決心をしたUFOコレクション
荒んでしまった息子が作った、黒く塗りつぶされた画用紙の数々
偽って持ち出した「おじいちゃん」の絵
『思い出買い取ります』という副題だが、実際に買い取られた話はなかったような…。
ただ買い取られた思い出たちも飾られているので、 -
Posted by ブクログ
つい最近読んだ柊サナカさんの作品が
ちょっとファンタジーものだったので
今回の作品も「喫茶店×額縁?」
どんな話になるんだ?ちょっと想像が
つかなかったのでファンタジー寄りに
なるのかな?なんて思って読み進めたら
人々の思い出をきっかけに素敵な未来へと
繋がる心温まる話ばかりでした。
死んだ夫の知らなかった真実がわかる
「最初で最後の写真展」や
えっどうなるのとちょっとハラハラした
「夜歩く息子」も面白かった。
何だかんだあったけどお互いに必要と
していたんだと改めて思えた
「おじいちゃんの絵」もよかった。
じいちゃんと蒼空がこれからも素敵な
関係でいてくれるといいな。
さらっと読めたけど -
Posted by ブクログ
ネタバレ亡くなった人が指定した日に、指定した人に荷物を届ける天国宅配便。
最後の元サイエンス部を集める元顧問の話が一番好き。
それぞれの部員が当時抱えていた事情を知って、これから交流が生まれる…と読める流れではあるけど、全員で持ち寄る材料で行うことという謎解き要素があったこと、事情の開示がそれぞれのタイミングだったからか、読み進めたくなる展開だった。
お喋りな黒瀬がみんなに念押しするように、こっそり当日の集合をお願いしてたのもよかったな。
はじめの老女に届いた荷物についても、亡くなった「2人」に少し意外性があって、面白かった。2人との思い出を大切にしながらも、周りの人たちに気付いていけますように。