柳広司のレビュー一覧

  • ジョーカー・ゲーム

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    大日本帝国陸軍の上級将校、結城中佐の発案で極秘に設立されたスパイ養成学校「D機関」
    諜報活動など卑怯で卑劣な行為!スパイなどという姑息な手段を用いるのは、日本古来の武士道に反する…と軍上層部からも強い反感を受ける「D機関」だったが…
    頭脳明晰、冷静に任務をする諜報員たちにより「D機関」は確実に成果を上げていく…
    「死ぬな、殺すな、とらわれるな」この規律を結城中佐に徹底的に叩き込まれた若き精鋭たち…
    彼らは自分以外の何ものも信じていないニヒリスト!
    命懸けのスパイ任務についたところでちょっと面白いゲームにすぎない…
    彼らを突き動かすのは
    手に負えぬほどの自尊心なのだ…

    水曜日 23:30~24

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    2025年11月15日
  • ジョーカー・ゲーム

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    ネタバレ

    スパイと聞いて思い描く、華々しく目立つ活躍や、銃撃戦等のスリルさとは違う一種の生々しさが描かれていてとても面白かった。
    読者も一緒に考えながら読むミステリというよりかは、最後の種明かしでどんでん返し的に話がオチる爽快感を感じられた。
    一人一人のキャラクターが際立ち、D機関のスパイ達の異質さが良かった。
    続編も手に入れたので、近々通して読んでみようと思う。

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    2025年11月11日
  • ジョーカー・ゲーム

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    スパイ養成機関D機関のスパイの活動を描いたスパイ・ミステリー。五話収録で一話あたりが左程長くないのでサクサク読めますね。スパイとは。というのをじっくり描いているので面白かったです

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    2025年10月19日
  • 南風に乗る

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     山之口貘さんと瀬長亀次郎さん。
    本土から沖縄を詩にして届けた芸術家と、沖縄の中心から闘い続けた政治家(?)を中心とした沖縄戦後史小説、とでもいうのか。小説とされてるけどその沖縄の史実はおよそ僕の知ってる限りの歴史と符号するので、沖縄の日本から切り離された戦後を振り返るにもいい一冊。なんだかこの感想合ってない気がするけど、今年一番くらった作品かもしれない。

    改めて振り返ると沖縄が置かれてきた過酷で特殊な状況と、恐ろしいのはそこから不変さを感じる、沖縄の特殊な状況と日本政府の弱腰ぶり。

    亀次郎さんくらいたたかえる沖縄人でありたい。
    貘さんは申し訳ないけど名前をギリギリ知ってるくらいだったけど

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    2025年09月13日
  • ゴーストタウン 冥界のホームズ

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    ネタバレ

    ホームズとワトスンが死者の街に? モリアーティとの対決の真相がここに!

    猛烈な頭痛とともに目覚めたワトスンの目の前に現れたのは、滝壺に消えたはずのホームズ。彼は骸骨の姿で、ベーカー街はなんと死者の街に! この奇妙な世界にもモリアーティの影が――。

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    2025年06月09日
  • ラスト・ワルツ

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     「ジョーカー・ゲーム」シリーズ第4作。

     <日本帝国陸軍内に結城中佐によってスパイ養成機関--通称“D機関”--が秘密裏に設立された>。
     シリーズのほぼ全ての作品に登場するこの文言を些かくどく感じていたが、本書収録の「ワルキューレ」ではこの文言が終盤に覿面の効果を齎す。シリーズの読者が何度も言われなくても解っていると軽視し、読み飛ばすことで<D機関>の由来が“見えなく”なる仕掛けに心底びっくりした。

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    2024年08月29日
  • パラダイス・ロスト

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     「ジョーカー・ゲーム」シリーズ第3作。結城中佐率いる“D機関”の世界を股に掛けた暗躍が爽快。相手の一瞬の油断を過たず突く手際の良さは見事。
     アニメ版では波多野(

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    2024年08月23日
  • ダブル・ジョーカー

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    ネタバレ

     「ジョーカー・ゲーム」シリーズ第2作。スパイたちの暗躍より、対抗心・先入観・偽情報・安心感・慢心・過去等に「とらわれた」者たちの末路を中心に描いた作品を収録。

     「蠅の王」でのD機関のスパイ“西村久志陸軍二等兵”は、事情を知らぬとは言えプロの芸人 藤丸に笑わぬ目の持ち主=“笑わぬ男”として見抜かれた。果たしてこれは彼がスパイとして未熟だからか、それとも脇坂衛を誘い出す作戦の一部だったのか?

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    2024年08月18日
  • Dの魔王 from Joker game 1

    無料版購入済み

    D機関、あまりにかっこよすぎる設定だなと思いながら読んでましたが、あとがきを読んだら史実をモデルにした話だったんですね!水面下の頭脳戦、しびれました。

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    2024年07月02日
  • 太平洋食堂

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     大逆事件の詳細を知ることができる小説です。明治藩閥政府の無茶苦茶ぶり、その反面として紀州新宮の大石誠之助たちの人間的魅力が伝わってきます。
     次は、西村伊作自伝を読む予定です。

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    2024年06月07日
  • ジョーカー・ゲーム

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    サクサク進んで毎話スッキリ感と衝撃のあるミステリーでとても好き。時代背景やスパイたちの生き様も味わい深い

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    2026年06月28日
  • アンブレイカブル

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    ネタバレ

    面白かった。ジョカゲ人気にあやかって、スパイミステリとしてるかもしれないけど、そこまでスパイでもミステリーでもない。暗号やら偵察やら工作などのスパイ要素はあるけど、そこまでがっつりではない。

    史実と小説としてのエンタメの絡め方めちゃうま。こういうのもっと読みたい。

    「雲雀」
    小林多喜二に取材を受けるしスパイもする、というのが面白い。蟹工船読んだこと無いけど読もうかなという気持ちが強くなった。

    雲雀=小林多喜二
    P78、“谷の脳裏に、早春の空のきわめて高い場所で囀ずる雲雀の姿が浮かんだ。鷹も烏もハヤブサも、かれは少しも恐れる様子もなく、空の一角で囀ずることで春の訪れを告げる。雲雀の声を耳に

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    2024年04月10日
  • ラスト・ワルツ

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    ハマり始めて読んだが、ジョーカーシリーズでラストワルツが一番好きかもしれない。
    割と登場人物が死んでしまったり、戦時中の話なので暗い雰囲気がどうしても出てしまうが、恋愛チックな要素が入ると少し救われる気持ちになる。
    新書版を読んだ後にアニメ表紙の小説版を借りたら、パンドラが収録されていてラッキーだった。
    あまりD機関の影が見えない話だったけど…

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    2024年03月09日
  • アンブレイカブル

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    共産党員を追い詰めていく特高を描きながら、逆説的に文学や思想というものの、普遍性を感じさせる内容で、すごく良かった。

    以下、ネタバレ含みます、注意。



    「雲雀」では、小林多喜二が『蟹工船』を生み出す前夜が舞台となる。
    蟹工船の工員二人にインタビューを行うのだが、その二人は特高の息がかかったスパイであった。

    彼らは小林多喜二との会話の中で、自分たちが生きていた蟹工船という世界の異常さに気付く。
    面白いのは、エンディングだろう。
    『蟹工船』を読んだ工員の一人は、自分が語った体験を、語り以上の「ストーリー」に仕立て上げている小林多喜二と、小説そのものに、のめり込む。

    そして、「ストーリー」

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    2024年02月25日
  • トーキョー・プリズン

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    戦争の暗部を抉るミステリーの傑作。スガモプリズンでのBC級戦犯をめぐる推理が主軸でそのプロットも勿論面白いが、キョウコの語る一般市民の戦争責任が胸に響く。大本営発表を最たるものとしての報道のウソを知りつつ、イヤなことを見て見ぬふりをしたかった日本国民一人一人の責任を問うところが一番印象的だった。

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    2023年01月02日
  • ジョーカー・ゲーム

    購入済み

    旧日本軍が苦手とした諜報もの

    史実では、ゾルゲ事件や紫暗号解読など旧日本軍は諜報戦を苦手とした と 一般的に言われている。
    この小説はそこを逆手にとってこんな諜報機関があったのだ という視点で書いている。
    現在、歴史として記録に残っていないのはその諜報機関(D機関)がうまく機能したことの証拠である と空想してしまいそうなほど良くできた小説である。
    今の日本における諜報活動にも思いをはせそうな小説。

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    2022年10月03日
  • パラダイス・ロスト

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    再読。
    D機関シリーズ第3弾です。
    そして、私はこの第3弾が1番好き。
    全5編(うち2編は「暗号名ケルベロス」の前後篇)あって
    どの話もとにかくクオリティが高い。
    その中でも1番好きなのは「誤算」かな…。
    どう読んだって任務の"失敗"だと思うことの連続、
    それが全部誤算ではなく計算つくされて
    起きた事象だったという話。
    D機関のスパイ達、というか結城中佐の抜かりなさが
    度肝を抜くレベルです……。
    「失楽園」もすごくスマートなどんでん返し的話だし、
    「追跡」も信じてたものがひっくり返される。
    全編通して全く展開が読めないのが面白いんだな…
    はーーー本当大好きです。
    ジョーカー

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    2022年02月03日
  • ジョーカー・ゲーム

    ネタバレ 購入済み

    極限

    圧倒的なスリルと冷酷さにとらわれ,どんどん読み進めてしまう。
    自分とかけ離れた能力の人達が生きる,非日常の世界。
    決してハッピーなストーリーではないけれど,終わらせ方が,嫌いじゃない。

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    2020年06月26日
  • Dの魔王 from Joker game 1

    R

    購入済み

    かっこいい作品

    霜月さんが描くビジュアルとD機関のストーリーの絶妙なかけ算で、読みやすくかっこいい。
    亡国のイージスの前段を書いたC-blossomも好き。

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    2020年03月28日
  • トーキョー・プリズン

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    いったい誰が悪いのか。
    私立探偵・フェアフィールドは記憶を失った囚人・キジマとともにプリズン内で起こった毒殺事件を追う。探偵がワトソン役とは面白い。最後はちゃんと探偵も探偵するけど。
    推理小説だけど、反戦小説の色が強い気がした。
    二転三転もする展開。あの人が実は犯人では……という予想が実際そうだったときの悲しさは、予想通りだったつまらなさではなく、そうでなければ良かったのにという思いから。
    主人公がアメリカ人でも日本人でもなくニュージーランド人なので、客観的に当時の日本を見れた気がした。
    「ジョーカー・ゲーム」で興味を持った作家さんだけど、これも映像化してほしいな。ミステリとして楽しみながら、

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    2016年08月23日