柳広司のレビュー一覧

  • ジョーカー・ゲーム

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    ネタバレ

    『ジョーカー・ゲーム』は昔アニメで見たが、展開を程よく忘れてきたので読み時かと思い原作小説を手に取った。
    ミステリーでも緻密な構成が堪らない。ひとつの事件、任務に二重三重の目的や結城中佐の狙いがあってそれが読み応えがあった。小説は未読だが、ジョン・ル・カレ原作の映画『裏切りのサーカス』や『誰よりも狙われた男』が好きなので、派手さはないが、スタイリッシュで作りこまれたスパイ小説に魅了された。
    好きな物語は『ジョーカー・ゲーム』と『幽霊』。武藤の弱みを握りつつ、佐久間を取りこむD機関の手際が鮮やか。あれだけ陸軍の精神を否定していた結城中佐が、『XX』で敬礼と「死ぬなよ」の言葉で最前線に赴く飛崎を送

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    2026年08月31日
  • ジョーカー・ゲーム

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    やっぱり男は優秀な人への憧れみたいなものがあるのかなー、と思ったのが最初の感想です。
    しごでき格好良いと思ったし、一般人の常識が通用しない、むしろ逆な世界を見て自分の平凡さが虚しくなりました。
    作品は短編なので読書初心者(自分)にも読みやすいのではないでしょうか。

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    2026年08月24日
  • ラスト・ワルツ

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    ジョカゲシリーズが終わってしまった。
    まだまだD機関の活躍を読みたい。

    「アジアエクスプレス」の鳩おじさん好き。









    「ワルキューレ」の真木よ……涙
    生きていた時をちゃんと出してくれてありがとうございます!!

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    2026年08月22日
  • パラダイス・ロスト

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    「追跡」で結城の過去が…???

    どこまでもスパイとして自分の存在をないものにする精神がすごい。


    「誤算」や「暗号名ケルベロス」はアニメより濃厚でまた味がある。

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    2026年08月22日
  • ダブル・ジョーカー

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    ジョカゲシリーズは全部好きですが、
    「柩」は何度読んでも泣いてしまう。









    「死んでからの方が存在感がある」

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    2026年08月20日
  • ジョーカー・ゲーム

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    おもしろい!
    こっちまで騙された〜!となるスパイ小説。
    緊迫感ありながらスルスルと読み終えた。
    短編集なのも読みやすい。続編も読んでみたい。

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    2026年07月23日
  • パンとペンの事件簿

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    語り手の職工さん以外はほぼ実在した人物であることを途中で気づいた。恥ずかしながら、勉強不足で売文社を知らなかったため、ネットで調べつつ読んだ。というより、オーディブルなので聴いた。
    ほのぼのした短編集だが、日本の暗黒の時代を背景としている。現在の社会主義者とはイメージが違い、普通の生活をするために戦っていた方達だと思う。
    その時代で正義の基準が異なるため、何が正しくて何が間違っているのか、しっかり自分の頭で考えよう。

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    2026年06月06日
  • ジョーカー・ゲーム

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     陸軍に極秘裏に創設されたスパイ養成学校『D機関』の面々が挑む5つの諜報戦を扱った前代未聞のスパイ・ミステリーで、国家の存亡を掛けたものや戦争の引き金になりかねないものまで重大な事件と対峙するスパイ達の姿と設立者である結城中佐の描写が際立っていて全部面白かった。

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    2026年05月30日
  • パンとペンの事件簿

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    堺さん、粋だ。そしてそれを支える存在の1人として登場する山崎さんも、主人公にローマ字を教えてくれた荒畑さんも、みんな粋だ。
    ラストシーンの堺さんいわくの「戦争や搾取で金持ちになったとて、ちっとも偉くない」「みんなで富を分かち合い、戦争のない世の中になる方がよほどいい」「そんな社会を実現するためにどうしたらいいのか、私たちには考えることができる」「黙っていたら、金持ち連中にとってますます都合いい世の中になるだけ」「そんな社会が嫌だということは、命懸けの道楽」「死ぬときに「よく生きた」と思えるなら、それは道楽をやりきった人生」ーーとのこと。ほんとそのとおり。戦争や搾取に加担している人、非難しない人

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    2026年05月10日
  • ラスト・ワルツ

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    ネタバレ

    ・ワルキューレ
    かなり早い段階で主人公に疑念を抱いていた。現場を逸見に見られ、屋上から何者かに鉢を落とされる。D機関のスパイにしてはあまりに軽率すぎると。彼は佐久間のように軍人上がりの人間なのか、飛崎のようにD機関の人間でありながらD機関に馴染めない人間(かつ落ちこぼれ)なのかと。その疑念は話が進む程大きくなり、新進気鋭の映画監督であるランゲを個人的な事情で見逃す、逸見との派手な逃走劇でMAXまで膨らんだ。もはや彼はD機関の人間ではない。作中そうであっても私が認めない。そう思った頃、彼は海軍のスパイであるという唐突なネタバラシ。膨らんだ疑念は強烈なカタルシスを生んだ。私は作中の無能な軍人のよう

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    2026年04月30日
  • パラダイス・ロスト

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    ネタバレ

    ジョーカー・ゲームシリーズ第3弾
    ・誤算
    記憶を失いながらも任務を遂行する話。このシリーズの魅力である「人間離れしたD機関の活躍」が久々に見れたので良かった。

    ・失楽園
    キャンベルの披露した「パーカー大尉と揉み合った時にブラントは死んでいたが、自分が殺してしまったと思ったジュリアはありもしない罪に悩み自主した」という仮説あまりに無理がありすぎるのではないか。推理力のないキャンベルが披露したとはいえ周囲の人間を納得させているのだからそれなりの説得力は欲しい。まず、ジュリアがなぜ自分が殺したと思ったのかという動機付けが一切ない。これは後に披露された「真相らしきもの」のように、ジュリアが死に関与し

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    2026年04月29日
  • ロマンス

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     上野のカフェー〈聚楽〉の仕切りのある小部屋で発見された刺殺体。子爵の麻倉清彬は、第一発見者となり警察に疑われることになった友人をその場限りの嘘を使って助ける。それで関わり合いになくなったかに思われた事件だったが、後日、特高に所属する黒崎が清彬のもとを訪ねてくる。反体制活動の取り締まりが主な仕事の彼らが何故、自分のもとに? 黒崎は事件解決のために協力してほしい、と言ってくるが……。

     舞台は昭和八年。軍靴の音が聞こえる時代を背景に起こった殺人事件は、ある人物の逮捕とともに意外な方向へと進んでいきます。そのひとは何故すべてを話さないのか。何を隠そうとしているのか。そして清彬は何に気付いてしまう

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    2026年04月26日
  • ダブル・ジョーカー

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    ネタバレ

    ・ダブルジョーカー
    もう1つのスパイ機関「風機関」が登場する話。D機関を下に見ている風機関が一般人にもスパイであること見抜かれD機関にしてやられる様子はスカッとした。
    ・蠅の王
    ほとんどD機関は話に登場せず裏で糸を引く話。そういえばD機関以外の人間の視点から書かれた話が増えたような気がする。まあそちらの方が書きやすいのだろう
    ・仏印作戦
    これまたD機関が裏で糸を引いていた話。永瀬はD機関の人間かと思ったが有能な詐欺師で驚いた。
    ・柩
    恐らく初めてD機関の人間の死が描かれた話。完璧超人であっても不慮の事故では命を落としてしまうようだ。だが死してなお情報を伝達するのは流石D機関の男である。が、これ

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    2026年04月26日
  • ジョーカー・ゲーム

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    ネタバレ

    何度目の再読か分からないが相変わらず面白い
    ・ジョーカー・ゲーム
    記念すべき1作目。出来る事なら全ての物語を佐久間の視点からみたいと思うくらい佐久間は好きなキャラクター。所謂典型的な軍人然としながらもD機関で魔王と化物に触れ合ううちに日本軍の持つ精神に疑問を持てる逸材。
    ・幽霊
    前回に続きスパイ活劇を書いても良いところをまさかのスカシ。何故かグラハムとチェスを打つシーンは初読の時から印象に残っている。最後の蒲生の仮面を脱ぎ捨て口笛を吹くシーン大好き
    ・ロビンソン
    次こそはスパイ活劇が来るだろうと思っていたところで任務失敗(と思わせる話)が来るとは。結城中佐の恐ろしさを知らせるための話
    ・魔都

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    2026年04月22日
  • ダブル・ジョーカー

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    プロローグ

    あの結城大佐が帰ってくる
    左手をなくした過去が明らかに

    死なな、殺すな
    こんなスパイ小説は、他にはない
    唯一無二なのか!?

    あの結城中佐が帰ってきた!


    本章
    『ダブル・ジョーカー』★5

    馴致不能な兵卒こそ、あの“D機関”が求める
    人材だ
    今回も、結城中佐率いるD機関の精鋭たちが暗躍する、5つからなる連作短編及び特別収録1話の
    計6つからなる物語

    結城中佐の脱獄エピソードや風戸率いる風機関と
    D機関との対決エピソードも素晴らしかったが
    何と言っても、特別収録の“眠る男”が、
    20頁足りずだったが、何とも言えぬ喜悦を憶えた!

    個人的には、『ジョーカー・ゲーム』より萌えた

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    2026年04月19日
  • ジョーカー・ゲーム

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    スパイものですが、読みやすくて爽快な作品。作品内の教えとしてはスパイの過酷さや報われなさなどが説明されていますが、実際に描かれるストーリーとしては重さやグロさはないです。短編形式で一つ一つの事件に対するページ数が少なく、しっかり解決して終わるので、ヒーローものや時代劇のような爽快さがあります。
    評価にもそれがあれわれいるようで、高評価が多い中、本を読み慣れている方からは強めの低評価が散見されています。その理由で多いのは文章や人物描写の拙さ、時代背景の不正確さ、ストーリーの深みのなさなどです。ただし低評価の多くに共通する点として文学賞受賞作品なので手に取ったという背景があるので、ここでミスマッチ

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    2026年03月30日
  • ジョーカー・ゲーム

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    何度も何度も読んでるけど改めて再読。
    大好きすぎる一作。
    テンポの良さによる爽快感しかり、D機関の話でありながら視点を変えて展開される物語に毎回ワクワクさせられちゃう。
    結構前の作品だけど今読んでも面白いし全シリーズ読み直してみようかなあと思ってる今日この頃。

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    2026年03月25日
  • ダブル・ジョーカー

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    D機関の対抗馬として天保銭組による諜報機関との対決の話。最前線に潜むソ連の諜報員をあぶり出す話。仏印で電信員が巻き込まれた差し押さえた蒋介石への物資横流しを阻止する話。ドイツで不審な日本人の死から日本のスパイをあぶり出そうとする独逸防諜組織の話。米国西海岸を主に活動したD機関の話。前作であった話の裏話。
    と大変楽しめる内容でした

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    2026年03月01日
  • ジョーカー・ゲーム

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    おびのりさんの、どこか?のコメント欄からです♪
    いつも、ありがとうございます!

     カッコいいです! 6篇の連作短編集、スパイ小説です。
     この小説は、昭和十年代初期、太平洋戦争に突入するまえの時代です。日に日に軍国主義が強まっています。
     そんな時代に、陸軍につくられた「D機関」とよばれる「スパイ養成学校」のおはなし。

     わたしが思うスパイといえば、ミッション:インポッシブルのトム・クルーズさんですね。アクション多めです。
     でもこのスパイ小説はちょっと違います。「情報活動」でした。解説の佐藤優さんによれば「インテリジェンス・ミステリー」だそうです。
     ちなみにこの場合、インテリジェンスは

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    2026年01月02日
  • ジョーカー・ゲーム

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    福本の話が印象的だった。
    とにかく誰がD機関の人なのか考えているうちに終わって、この位の短い話しだと余計にD機関の人たちの優秀さがわかって読みやすかった。
    「D機関」は本当にあったとしても、今なお日本にはなかったとされるんだろうなと思った。

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    2025年12月21日