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ジョーカーゲームをアニメでしか観たことない人は是非読んでみてほしい!「柩」が入ってます。しんどいです。しんどいですが、かなり素晴らしいです。ぜひ読んでみてください…(語彙力の低下)
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結城が立ち上げた陸軍のスパイ組織であるD機関。その組織が表立って作品には出てこないのだが、バックには確実にいることを匂わせながら読者を諜報と防諜の世界にどっぷりとはまらせる。短編集であり、それぞれの作品で表に出てくる主人公もスパイである。主人公を出し抜くのが、D機関で特別に訓練された敏腕スパイの面々である。ああD機関は恐ろしくもあり格好よくもある。本書は「ジョーカー・ゲーム」に続く2作目。日本のスパイも007に負けないくらい格好いいのだ。
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『ジョーカー・ゲーム』に続くD機関シリーズの二作目
(って、こんなシリーズ名がついているのかは知らないけれどなんとなくで書いてしまった……)
D機関という存在の特殊性ゆえに、どうしてもどんでん返しが当たり前のお話になってしまうのだけど、どんでん返しが当たり前になったうえでそこから更にどう楽しませるか、というのが徹底されていて面白かったです
この作品の話ではなく、例えば本の帯に「最後の一行まで油断できない」的な宣伝文句があるとちょっと構えて読んでしまうんですけど、『ダブル・ジョーカー』からはそんな紹介をされたとしてもそれでもなお楽しませてやるぞ!ってなもう一歩先を見据えた心意気を感じました
短編集なんですけれど、一作品ごとに楽しませ方を工夫されているなぁと
ワンパターンになりそうなの設定なのにまだまだこんなにも楽しめるのか!という別方向からの驚きも得られました
この感想を書きつつ柳先生のwikipediaを見てみたら、さらにまだ二冊のシリーズ作品が発売されているようで、どんな楽しませ方をさてもらえるのか読むのが楽しみです
……あと、D機関シリーズって名前も使われているみたいでホッとしました(笑
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ジョーカーゲームシリーズ第2弾。
結城中佐率いるスパイ組織“D機関”プライド高いスパイ達が暗躍する短編6編。こちらは、対スパイ戦の作品が多いですね。
「ダブルジョーカー」
新たな陸軍諜報機関“風機関”を一蹴する結城中佐。
「蝿の王」
亡き兄の遺志を継ぎ、ソ連のスパイとなった軍医を暴く。
「仏印作戦」
D機関を騙る詐欺集団の罠にハマる電信係を助け出す。
「柩」
不慮の列車事故で命を落とすD機関のスパイ。最期にまで任務の隠蔽を遂行する。これに若き日の結城中佐のお姿あり。
「ブラックバード」
任務遂行の為、現地で結婚までして完璧な活動をしていたD機関のスパイ。協力者であった腹違いの兄の病死により、アメリカ戦争介入を止められず。
「眠る男」
深層記憶を駆使したD機関の協力者を描く。
殺さず、死なず。彼らの活躍は、洗練されているんですよ。もう、次も読みます。
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今回読んだ物語の多くがアニメ化されていないが、どの話も常に緊張感がある展開で面白く読めた。本作最初の話である『ダブル・ジョーカー』p12は、岡崎久彦『戦略的思考とは何か』(中公新書)で指摘された内容が如実に反映されている。それは日本が日清戦争と日露戦争で勝利した経験から根拠なき自信をつけてしまい、反省を怠ったことである。それが今回の話のように、諜報活動が重視される現状の世界情勢を無視して、組織が膠着状態に陥る。
スパイとは周囲から関心を寄せないように工夫を凝らさなければならないと前作でも再三言われてきたが、本作の後半に収録される「ブラック・バード」を読むと、スパイとは平時だからこそ役目を果たせると実感できる。この話を最後まで読むとわかるが、いざ国家間の戦争が開始されると、それまでの努力が一瞬にして水の泡となるのだ。物語の終盤、日米との戦争が始まり(今回は真珠湾奇襲による太平洋戦争の開始)、アメリカ側が国内に潜む外国人を一斉に摘発する方策をとり、それを受けて、この話の主人公は最後に逮捕されてしまう。このように、諜報活動はたとえ過酷な選抜試験を突破した強者集団だとしても、強大な組織、国家の前には抗えないという個の限界が垣間見える。
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やっぱり面白い。
前作よりも、スパイの危機的瞬間が描かれていた気がした。
いつなん時も自分を曝け出せない孤独の中に生きているんだなあ。
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ちょっとダークな話もありますが、何となくスカッとする不思議な感じです。D機関が無双するのがヒーロー戦隊ものとかプリキュアを見る感覚に近いのでしょうか。スリルと安心感が短編で味わえるのでお得ですね。
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1作目に続き相変わらずの世界観。D機関のメンバー達のそれぞれの暗躍が短編集として描かれているため読みやすくもある。さて、この物語はこのあとどんな山場を迎え、どんなエンディングを迎えるのだろうか。
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ジョーカー・ゲームの続編、「ダブル」の示すところは第二のスパイ組織との対峙。前作と比較してかなり高度な物語構成になり、難解なところもありつつ、読み応えあった。
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再読。
D機関シリーズ2作目にして、
この作品の真髄が収録されてるなぁ…。
『死ぬな、殺すな、とらわれるな』
学生たちが叩き込まれた戒律に対して、
「柩」と「ブラックバード」で深掘りされてる。
前作紹介でも書きましたが大枠としては
スパイ養成学校D機関卒の
スパイたちが各国に飛んでからの任務のお話です。
敵国視点で語られたり、
キツネ狩りからの視点で語られたり、
D機関のスパイの視点で語られたり。
わたしはこのスパイ視点の話が好きで、
最後の「ブラックバード」がとても好き!
そして、この話はとらわれることが副題になってるけど
毎度このシリーズの最後はこういう話が多いかも。
アニメでは実井さんが好きなので、
表題作「ダブル・ジョーカー」回は歓喜でしたね…!
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前作はD機関で養成されたスパイの視点での物語が多かったが、今作はD機関のスパイたちに接触した人物たちの視点で進められる話が多い。結城中佐の過去のエピソードが読める「柩」や表題作「ダブル・ジョーカー」、パールハーバー直前のアメリカでのスパイ活動を描く「ブラックバード」が好み。日中戦争時の陸軍の話なのに血生臭さは少なく、また人が死ななくても面白い。
結城中佐やD機関のスパイの面々が前面に出てくる話がもっと読みたいので、次作に期待。
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なんでこの作家はこんな物語を紡げられるんやろう。すごすぎる。こんなスパイもん読んだら、ジェームス・ボンドなんかおこちゃまに思えてくるやんか。しかも「反戦」。戦争勃発を食い止めるためにDを設立したとは!
ところで映画バージョンも観たけど最悪やった。「死ぬな殺すな」なんか完全に無視されてたし。亀梨もロン毛じゃなかったら、ほんまぶっさいくやった(笑)以上。さ、つぎいこか。
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前作同様、相手の先を読み、完璧に任務をこなすD機関のスパイたちがかっこよかったです。
誰がスパイなのか、考えながら読みましたが、全く当たらず…笑
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ジョーカーゲームの続編。
「D機関」に対抗して、「風機関」設立!
こっちは、バリバリの帝国陸軍!
「躊躇なく殺せ!潔く死ね」っ戒律!
…で、この機関同士の対決がずっと続くのかと思いきや1話だけでした…
今回も結城中佐の過去、過去に因縁のある敵のエピソードなどの短編集の形で進む。
短編ばかりだけど、テレビなどのエピソードな感じで面白い。
「D機関」が、いくら活躍しても、第二次世界大戦に突入してしまうねんな。これが…
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視点がころころ変わるのが面白いが、もっと長編のカラクリが効いたどっしりした作品を読みたくもなる。
誰が誰なのか有耶無耶でわからないのも良い。ナカネは最後は日本に戻ってきてほしいなぁ。
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僅かな情報を基に勘ぐり任務を遂行する
凄腕スパイ第二弾
各話の主人公の判断や行動には只々驚かされるばかり
世論・私のような凡人は、登場する秀才達に踊らされてるのかと考えたりする
「……ダブル・ジョーカーを使うつもりはない」
覇王翔吼拳を使わざるを得ない。ばりにツボった
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相変わらず面白い、サクサク読めるスパイ・エンターテインメント。
結城率いる「D機関」のスパイを主人公として描かれている作品あり、「D機関」に敵対したり利用されたりする側からの目線もあり、シリーズものでありながら、きちんとバリエーションがあって飽きない。
エピソード「柩」では、現役のスパイとして活動する若かりし結城の凄みが描かれており、興奮して読んだ。
また、最後のエピソード「眠る男」は、一作目を読んだ読者へのプレゼントというか、うん、これはシリーズ作品として備えるべき魅力をきちんと備えたエンターテインメントだと思います。
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D機関は軍隊にとって異質なもの、「死ぬな」「殺すな」と教えられていた。それ故に、軍隊に馬鹿にされていたが、それとは反対にD機関は優秀さと実体のなさが際立っていた。
最期までスパイとして生きた真木と、完璧にはなれなかった仲根。完全、完璧、絶対が無いのが人間味があり良い作品だった。
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前作で慣れてしまったからかインパクトは前作のほうがあるけど、表題作の「ダブル・ジョーカー」やドイツでのエピソード「柩」などが印象的。
手強いライバルが出てくる中長編ものが読みたくなりますね。
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ジョーカー・ゲームの続編、ダブル・ジョーカー、結城率いるD機関の考え方は、「死ぬな。殺すな。」が根底にある。片や風戸率いる風機関は、「躊躇なく殺せ。潔く死ね。」陸軍に機密諜報機関は二つ要らない。風機関がD機関を追い落とそうとする。
表立って結城は登場しないが、結城の存在が顕著に現れた作品群である。先の先の先まで読んで準備をしているのはドイツ軍か、アメリカ軍か、イギリス軍か、はたまた日本陸軍なのか、スパイものの王道だと感じた。
アメリカ合衆国は嘘をつかないことをワシントンの逸話で子供の頃から教えられるが、正直なのかというと、実際は相当な策士だと思うのである。
ジョーカーゲームほどのインパクトはなかったが、パラダイス・ロスト、ラスト・ワルツまでは読みたいと思わせられた。
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一作目のジョーカーゲームが面白くて、さっそく古本屋に走り購入しました。
スパイの存在に気付いた時には、もう勝負は決まっているとき。
戦争が始まった時には、もう勝敗は決まっているとき。
次は三作目です。
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前作が面白すぎたので2作目もイッキ読み。
面白かった。お気に入りは表題作のダブル・ジョーカー。
20世紀前半の戦争しまくってた日本の思想・時代背景の描写が多くて考えさせられた。自分はあまりにも知識が無くて読み飛ばしてしまった部分もあるので勉強しようと思った。
前作を☆4にしているので☆3。残念。