【感想・ネタバレ】ダブル・ジョーカーのレビュー

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Posted by ブクログ

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前作に引き続き作品の世界に引き込まれた。
それぞれの人物が最後に自ら真相に気が付くところで、私も鳥肌が立つ。

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2021年10月24日

Posted by ブクログ

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 今回読んだ物語の多くがアニメ化されていないが、どの話も常に緊張感がある展開で面白く読めた。本作最初の話である『ダブル・ジョーカー』p12は、岡崎久彦『戦略的思考とは何か』(中公新書)で指摘された内容が如実に反映されている。それは日本が日清戦争と日露戦争で勝利した経験から根拠なき自信をつけてしまい、反省を怠ったことである。それが今回の話のように、諜報活動が重視される現状の世界情勢を無視して、組織が膠着状態に陥る。 
 スパイとは周囲から関心を寄せないように工夫を凝らさなければならないと前作でも再三言われてきたが、本作の後半に収録される「ブラック・バード」を読むと、スパイとは平時だからこそ役目を果たせると実感できる。この話を最後まで読むとわかるが、いざ国家間の戦争が開始されると、それまでの努力が一瞬にして水の泡となるのだ。物語の終盤、日米との戦争が始まり(今回は真珠湾奇襲による太平洋戦争の開始)、アメリカ側が国内に潜む外国人を一斉に摘発する方策をとり、それを受けて、この話の主人公は最後に逮捕されてしまう。このように、諜報活動はたとえ過酷な選抜試験を突破した強者集団だとしても、強大な組織、国家の前には抗えないという個の限界が垣間見える。

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2023年04月24日

Posted by ブクログ

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やっぱり面白い。
前作よりも、スパイの危機的瞬間が描かれていた気がした。
いつなん時も自分を曝け出せない孤独の中に生きているんだなあ。

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2023年03月19日

Posted by ブクログ

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あいかわらずの結城中佐。D機関。第二次世界大戦前。
「ダブル・ジョーカー」
陸軍は新たに諜報機関を作る。風機関。二つはいらないスパイ組織。
「蠅の王」
ベルゼブル。中国戦線。わらわし隊。
「仏印作戦」
フランス領インドシナ。ハノイあたり。イントシナへ宣戦布告。
「棺」
ベルリン。ひとりの日本人が列車事故で死んだ。
「ブラックバード」
アメリカ西海岸。スパイは敵国の女性と結婚し、家庭も作るのだ。日米開戦。
いろんな場所で、いろんなドラマがあった。

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2020年11月14日

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