柳広司のレビュー一覧

  • ダブル・ジョーカー

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    スパイvsスパイの知略と策謀が交錯する頭脳戦。
    ただ、慣れから1作目で受けた衝撃には一歩及ばず…
    それでも、この緊張感と巧妙な駆け引き、次作も読まずにはいられない。

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    2025年03月17日
  • パンとペンの事件簿

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    (Ⅰ)《僕たちがやっているのは本物の社会主義じゃない、所詮はインテリの道楽だ》p.225。《命懸けの道楽もあるさ》p.227
    (Ⅱ)痛めつけられたうえ職を失った「ぼく」は「売文社」という得体のしれない人びとに救ってもらったがそこは蛇蝎の如き社会主義者たちがたむろする巣窟だった/堺さんから暗号解読してみよと命じられて/売文社に出入りする女性たちが何か企んでいる? 偵察を命じられた「ぼく」はエライ目に遭う…/堺さんが警察に連れて行かれ、頼った弁護士「ハクシャクドノ」はとんでもない変人だった。彼が活躍する法定モノ。
    (Ⅲ)「大正デモクラシー」というくらいだからこの時代はもっと自由でおおらかだと思っていましたが、時代背景は意外に重苦しい。でもそんななか売文社に集まる人びとはどこか楽しげで救われます。

    ■簡単な単語集

    【荒畑寒村/あらはた・かんそん】売文社一味。いい人。「ぼく」にローマ字を教えてくれた。
    【伊藤野枝/いとう・のえ】売文社に出入りしている女性。
    【大杉栄/おおすぎ・さかえ】売文社一味。いくつもの外国語に堪能。誰にも遠慮しない。無政府主義者、無国家主義者。《社会主義なんて、大きらいだ!》p.65。《たとえ無政府主義社会が到来しても、なお反逆者でありつづけるのが本物の無政府主義者だ》p.67。どもりがあるがそれがさらに言葉の力を強めることにつながっている。
    【小口みち子/おぐち・みちこ】売文社に出入りしている女性。明るく元気で江戸っ子気質。プロの美容師でもある。
    【堺為子/さかい・ためこ】利彦の妻。
    【堺利彦/さかい・としひこ】売文社の社長。謎解き好き。《僕たちは二種類のペンを持つ。生活のためのペンと、人助けのためのペンだ。》p.30。《しばらくは猫をかぶってやりすごす――というのも一つの手だ》p.60。
    【堺真柄/さかい・まがら】利彦の娘。物語スタート時十二歳。外国の小説の登場人物であるマーガレットから取った名前。リボンが特徴。「ぼく」を救ってくれたがその後成長するにしたがってツンケンされるようになった。
    【大逆事件】このお話の五年前に起こった。社会主義者が悪役となったきっかけでもある。売文社の面々は当時獄中にいたのでさすがに罪を被せることができず無事だった。もし外にいたらいっしょに死刑にされていたと思われる。世間で受け取られているのとはまったく逆のことが行われていたということで、ここでは「大いに逆さまの事件」と皮肉られている。
    【社会主義者】悪の権化のように嫌われている。
    【添田/そえだ】色白の少年。門番(玄関番)。
    【添田啞蟬坊/そえだ・あぜんぼう】演歌師。添田少年の父。
    【売文社】文を売る会社。文についての依頼はなんでもやる。「ペンを以てパンを求める」という意味でパンとペンが描かれたポンチ絵がトレードマーク。社員全員が社会主義者。
    【パウリスタ】売文社御用達のカフェー。本格コーヒーの草分け。
    【橋浦時雄/はしうら・ときお】売文社一味。二十四歳。
    【橋浦はる子/はしうら・はるこ】時雄の妹。
    【檜山/ひやま】売文社の小遣い。五十年輩の人のよさそうなおじさん。
    【へちまの花】売文社が出している雑誌。
    【メイゾン鴻ノ巣】日本にいち早く欧風文化をもちこんだハイカラな西洋料理店。「パンの会」も開催されていた。売文社女性陣の作戦会議が行われた。
    【山崎今朝弥/やまざき・けさや】米国帰りの弁護士。自称「米国伯爵」て「ハクシャクドノ」と呼ばれている。売文社の特約執筆者の一人。真夏に褌一丁の真っ裸で、目鼻がわからないほど真っ黒に日焼けした男。豪快な変人。

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    2025年03月16日
  • ゴーストタウン 冥界のホームズ

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    スピーディーに進む展開と可愛いとさえ思える2人の掛け合いの感じがほのぼのした。
    あえてこういう展開で描くのも創作の面白さだと思う。

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    2025年01月18日
  • ダブル・ジョーカー

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    面白かった。
    5話+オマケ

    以下ネタバレ

    D機関vs.風機関 

    わらわし隊 モスクワ側のスパイ あんま面白くなかった

    永瀬はD機関のスパイとみせかけて詐欺集団のリーダー

    任務中に列車事故で事故死したスパイ 結城中佐の過去も少し 結城中佐何者よすごすぎるやろ

    不運なスパイ 優秀で何事もうまくいっていたのに上記の列車事故や仲間の突然の病死が重なり、情報が届かずアメリカから逃げ遅れた 任務失敗?

    おまけ
    ジョーカーゲームだったか、このシリーズの最初の方にでてきた話の共謀者側の視点 最初なんの話かわからなかったけど、最後のロビンソン・クルーソーで繋がる感じ

    売る

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    2024年12月15日
  • ラスト・ワルツ

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    「ジョーカー・ゲーム」シリーズの再読。序盤ではこの話のどこにD機関が関係するんだろうと不思議に思う短編ばかりなのに、気づけばどこにでもスパイは潜んでいる。再読でも先が読めない展開で面白かった。

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    2024年10月19日
  • アンブレイカブル

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    ネタバレ

    内務省の役人クロサキでつながる連作短編集。
    戦時の日本中が狂っていた時代、まっとうな人間が死へと向かう。狂気を進めていた本人でありながら、なぜこうなってしまったのかと三木清を前に思うクロサキ。(「赤と黒」より)
    こんな時代に逆戻りはなんとしてもごめんだが、今の世の中をみていると不安になる。
    不気味なクロサキと対比するかのように、生き生きと描かれる小林多喜二の「雲雀」など、作者の物語運びは巧みで思わず読み進めてしまうが、2作目3作目となるにつれて、話も重く辛かった。

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    2024年09月23日
  • ダブル・ジョーカー

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    D機関のスパイのスキルが凄すぎます。
    今回は、色んな国でスパイが活躍します。
    影のような存在の彼らが、とてもリアルに描かれています。

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    2024年08月04日
  • ダブル・ジョーカー

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    2024.07.29
    ライバル組織 共産主義者のスパイ インドシナの無線技士 ドイツのスパイ狩り ロスの二重経歴
    レディジョーカー二作目。一作目ほどのインパクトはない。

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    2024年07月29日
  • ダブル・ジョーカー

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    ジョーカーシリーズ2作目。

    1作目が衝撃的な面白さだっただけに、若干物足りなさを感じたが、それでも充分楽しめた作品。
    大戦前夜のスパイ達の暗躍。人間ドラマ。
    ミステリ。色々な角度から読めるエンターテインメント作品。

    すっかり結城中佐のファンに……!!そのせいか今回は影がちらついただけの章が多く少し寂しかったわ。個人的には蝿の王が好み。

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    2024年07月23日
  • ダブル・ジョーカー

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    サクッと読める。
    1作目と比べると少し微妙。

    1作目のスリーパーが出来上がるオマケ話が掲載されている。

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    2024年07月07日
  • Dの魔王 from Joker game 1

    無料版購入済み

    太平洋戦争時代の日本を舞台にした諜報機関の物語。
    欧米スパイ映画のような派手なバトルや活躍はなく、
    ひたすら地味な駆け引きと心理戦などが展開する。
    作画は丁寧で奇麗だし、物語も作り込まれていて面白い。

    #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2024年06月23日
  • アンブレイカブル

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    良くも悪くもこの作者らしい作品だ。
    時代や取り上げた題材はお得意のカテゴリーだと思う。
    「ジョーカー・ゲーム」のシリーズより内容的に半歩踏み込んでいる感じはした。
    なかなか期待値までの評価ではないが、つい読んでしまう作家だ。

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    2024年06月22日
  • ダブル・ジョーカー

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    ジョーカーゲームに続き第二弾のスパイ小説です。
    本格的(と言って良いのか…?)で硬派なストーリーです。

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    2024年06月13日
  • ラスト・ワルツ

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    柳広司得意のスパイ組織D機関のシリーズ4冊目。

    D機関のスパイが諜報戦で活躍する。

    日本のみならず、ドイツの映画撮影所、ロンドン、満州など時代背景も含めて面白い。

    少し飽きてきた自分を認識しているが面白いのは間違いないです。

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    2024年04月29日
  • アンブレイカブル

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    ジョーカー・ゲーム作者のもう一つのスパイ小説、
    と言われているけどスパイ要素は少ない。
    戦時中の共産主義者(アカ)を巡る短編集。
    1番印象的だったのは「蟹工船」の小林多喜二が
    スパイの対象として登場する「雲雀」。
    蟹工船に乗る人々の地獄の日々をインタビュー形式で。
    罠にかけるよう指示を出した相手に反対に罠をかける、
    終盤の物語の逆転劇が軽快でエンタメチックで
    暗い暗い時代のお話ですけど軽快に読み進められました。
    この「雲雀」が最初のお話でこのタッチで進んでいくと思いきや、これ以降、特に3篇目以降は重苦しさが増して戦時中のリアルをそのまま読んでいるようでした……。
    読者に訴えかけてくるような作品。

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    2024年04月24日
  • パラダイス・ロスト

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    キレッキレ・スパイ第三弾
    これまでは短編だったが、ちょい長の中編「暗号名ケルベロス」が面白い!優劣がころころひっくり返るのが斬新でつい魔王スパイを応援してしまった

    ■謎を解くことは本来それだけで完結するものではない。解かれた謎は、謎を解いた者に責任を突き付ける。謎は解かれた。さあ、お前はどうする

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    2024年04月21日
  • ダブル・ジョーカー

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    僅かな情報を基に勘ぐり任務を遂行する
    凄腕スパイ第二弾
    各話の主人公の判断や行動には只々驚かされるばかり

    世論・私のような凡人は、登場する秀才達に踊らされてるのかと考えたりする

    「……ダブル・ジョーカーを使うつもりはない」
    覇王翔吼拳を使わざるを得ない。ばりにツボった

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    2024年04月21日
  • トーキョー・プリズン

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    戦後の巣鴨プリズンが舞台。
    探偵の出てくるミステリではあるけど、戦争責任、戦時中独特の異様な雰囲気、戦後の傷、争いに纏わる様々なことについて考えさせられる。

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    2024年01月05日
  • ラスト・ワルツ

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    それぞれの構成員にドラマがある。必ずしも主役に位置付けられてないストーリーがあるのも面白かった。「殺さない、殺されない」をモットーにするスパイ機関のお話だけあって、血生臭い話はほとんどなし。絶望的だったり悲壮感満載だったりせず、淡々とした文章で専門的な用語とともに語られていくため読後感は爽快です。

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    2023年11月15日
  • ラスト・ワルツ

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    「ジョーカーゲーム」シリーズ4作目。
    過去作品とダブらない設定で楽しませてくれました。
    けど、強いて言えば、過去作品より緊張感はいくぶん緩んだかも。

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    2023年11月13日