柳広司のレビュー一覧

  • アンブレイカブル

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    ネタバレ

    内務省の役人クロサキでつながる連作短編集。
    戦時の日本中が狂っていた時代、まっとうな人間が死へと向かう。狂気を進めていた本人でありながら、なぜこうなってしまったのかと三木清を前に思うクロサキ。(「赤と黒」より)
    こんな時代に逆戻りはなんとしてもごめんだが、今の世の中をみていると不安になる。
    不気味なクロサキと対比するかのように、生き生きと描かれる小林多喜二の「雲雀」など、作者の物語運びは巧みで思わず読み進めてしまうが、2作目3作目となるにつれて、話も重く辛かった。

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    2024年09月23日
  • ダブル・ジョーカー

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    D機関のスパイのスキルが凄すぎます。
    今回は、色んな国でスパイが活躍します。
    影のような存在の彼らが、とてもリアルに描かれています。

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    2024年08月04日
  • ダブル・ジョーカー

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    2024.07.29
    ライバル組織 共産主義者のスパイ インドシナの無線技士 ドイツのスパイ狩り ロスの二重経歴
    レディジョーカー二作目。一作目ほどのインパクトはない。

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    2024年07月29日
  • ダブル・ジョーカー

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    ジョーカーシリーズ2作目。

    1作目が衝撃的な面白さだっただけに、若干物足りなさを感じたが、それでも充分楽しめた作品。
    大戦前夜のスパイ達の暗躍。人間ドラマ。
    ミステリ。色々な角度から読めるエンターテインメント作品。

    すっかり結城中佐のファンに……!!そのせいか今回は影がちらついただけの章が多く少し寂しかったわ。個人的には蝿の王が好み。

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    2024年07月23日
  • ダブル・ジョーカー

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    サクッと読める。
    1作目と比べると少し微妙。

    1作目のスリーパーが出来上がるオマケ話が掲載されている。

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    2024年07月07日
  • Dの魔王 from Joker game 1

    無料版購入済み

    太平洋戦争時代の日本を舞台にした諜報機関の物語。
    欧米スパイ映画のような派手なバトルや活躍はなく、
    ひたすら地味な駆け引きと心理戦などが展開する。
    作画は丁寧で奇麗だし、物語も作り込まれていて面白い。

    #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2024年06月23日
  • アンブレイカブル

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    良くも悪くもこの作者らしい作品だ。
    時代や取り上げた題材はお得意のカテゴリーだと思う。
    「ジョーカー・ゲーム」のシリーズより内容的に半歩踏み込んでいる感じはした。
    なかなか期待値までの評価ではないが、つい読んでしまう作家だ。

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    2024年06月22日
  • ダブル・ジョーカー

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    ジョーカーゲームに続き第二弾のスパイ小説です。
    本格的(と言って良いのか…?)で硬派なストーリーです。

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    2024年06月13日
  • 怪談

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    もろにお化けが出てきてどうこうって話ではない。
    イヤミスとか人コワでもない。
    小泉八雲の怪談をモチーフにしたややホラー調のサスペンス。

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    2024年05月24日
  • ラスト・ワルツ

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    柳広司得意のスパイ組織D機関のシリーズ4冊目。

    D機関のスパイが諜報戦で活躍する。

    日本のみならず、ドイツの映画撮影所、ロンドン、満州など時代背景も含めて面白い。

    少し飽きてきた自分を認識しているが面白いのは間違いないです。

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    2024年04月29日
  • アンブレイカブル

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    ジョーカー・ゲーム作者のもう一つのスパイ小説、
    と言われているけどスパイ要素は少ない。
    戦時中の共産主義者(アカ)を巡る短編集。
    1番印象的だったのは「蟹工船」の小林多喜二が
    スパイの対象として登場する「雲雀」。
    蟹工船に乗る人々の地獄の日々をインタビュー形式で。
    罠にかけるよう指示を出した相手に反対に罠をかける、
    終盤の物語の逆転劇が軽快でエンタメチックで
    暗い暗い時代のお話ですけど軽快に読み進められました。
    この「雲雀」が最初のお話でこのタッチで進んでいくと思いきや、これ以降、特に3篇目以降は重苦しさが増して戦時中のリアルをそのまま読んでいるようでした……。
    読者に訴えかけてくるような作品

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    2024年04月24日
  • パラダイス・ロスト

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    キレッキレ・スパイ第三弾
    これまでは短編だったが、ちょい長の中編「暗号名ケルベロス」が面白い!優劣がころころひっくり返るのが斬新でつい魔王スパイを応援してしまった

    ■謎を解くことは本来それだけで完結するものではない。解かれた謎は、謎を解いた者に責任を突き付ける。謎は解かれた。さあ、お前はどうする

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    2024年04月21日
  • ダブル・ジョーカー

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    僅かな情報を基に勘ぐり任務を遂行する
    凄腕スパイ第二弾
    各話の主人公の判断や行動には只々驚かされるばかり

    世論・私のような凡人は、登場する秀才達に踊らされてるのかと考えたりする

    「……ダブル・ジョーカーを使うつもりはない」
    覇王翔吼拳を使わざるを得ない。ばりにツボった

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    2024年04月21日
  • トーキョー・プリズン

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    戦後の巣鴨プリズンが舞台。
    探偵の出てくるミステリではあるけど、戦争責任、戦時中独特の異様な雰囲気、戦後の傷、争いに纏わる様々なことについて考えさせられる。

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    2024年01月05日
  • ラスト・ワルツ

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    それぞれの構成員にドラマがある。必ずしも主役に位置付けられてないストーリーがあるのも面白かった。「殺さない、殺されない」をモットーにするスパイ機関のお話だけあって、血生臭い話はほとんどなし。絶望的だったり悲壮感満載だったりせず、淡々とした文章で専門的な用語とともに語られていくため読後感は爽快です。

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    2023年11月15日
  • ラスト・ワルツ

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    「ジョーカーゲーム」シリーズ4作目。
    過去作品とダブらない設定で楽しませてくれました。
    けど、強いて言えば、過去作品より緊張感はいくぶん緩んだかも。

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    2023年11月13日
  • 『ジョーカー・ゲーム』の謎

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     『ジョーカーゲーム』シリーズの全てがこの1冊に詰まっている。それだけでなく、本書には、D機関のモデルとなった陸軍中野学校や実際にスパイ活動に従事した人々の解説など、スパイの歴史も学べる。なかでも、スパイが求められる要件は興味深い。本書によると、語学力がスパイにとって何よりも重要であり、武器や機械、医薬品等の扱いは二の次だという。ちなみに、陸軍中野学校で、陸軍士官学校出身が少なかったのは、幅広く高い学識と冷静な視点がスパイにとって必要であり、軍人らしさがかえって邪魔になるからである。

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    2023年10月13日
  • パラダイス・ロスト

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    面白い。
    面白い面白い。
    エンタメ小説として、シリーズものとして、オススメ。

    シリーズ3作目。そろそろワンパターンになっても良さそうだが、そうはならないようによく工夫された短編群。

    1本目は、スパイなのにいきなり記憶を無くしたところから始まる「誤算」。秘密を守ってナンボの立場なのに、記憶がなかったらあなた、何を言っちゃいけないか、わかんないじゃん!という見事な設定。
    2本目「失楽園」は、優れたスパイは必ずしも自ら動く必要はないという話。周りがこちらの思うがままに動いて、事態を解決させてしまう話。
    3本目の「追跡」は、我らが結城少佐の正体が相手スパイによって明らかにされてしまうのか?という、

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    2023年09月25日
  • ダブル・ジョーカー

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    相変わらず面白い、サクサク読めるスパイ・エンターテインメント。
    結城率いる「D機関」のスパイを主人公として描かれている作品あり、「D機関」に敵対したり利用されたりする側からの目線もあり、シリーズものでありながら、きちんとバリエーションがあって飽きない。

    エピソード「柩」では、現役のスパイとして活動する若かりし結城の凄みが描かれており、興奮して読んだ。
    また、最後のエピソード「眠る男」は、一作目を読んだ読者へのプレゼントというか、うん、これはシリーズ作品として備えるべき魅力をきちんと備えたエンターテインメントだと思います。

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    2023年09月07日
  • 太平洋食堂

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    ネタバレ

    明治時代に活躍した、大石誠之助という人物の話なのだか、勉強不足で全く知らなかった。読後、色々調べてみた。
    舞台が新宮、和歌山であり自分の隣県で方言も近く、親しみやすかったのだけど、社会主義、政治の話は取っつきにくく中々読み進められなかった。
    誠之助の行動を中心に話は進んで行くのだけど、途中で横道に逸れて明治初期の出来事が紹介されるので歴史の教科書のよう。
    穏やかな好人物だったんだけど、唐突に居なくなってしまう。余りに呆気ない退場に、え?と、悲しい気持ちも湧いて来ない。
    それだけに当時の裁判や政府の無茶苦茶さ、理不尽さが伝わり、なんだそれ、と怒りの方が湧いてきた。

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    2023年09月03日