トーキョー・プリズン

トーキョー・プリズン

726円 (税込)

3pt

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戦時中に消息を絶った知人の情報を得るため巣鴨プリズンを訪ねた私立探偵のフェアフィールドは、調査の交換条件として、囚人・貴島悟の記憶を取り戻す任務を命じられる。捕虜虐殺の容疑で拘留されている貴島は、恐ろしいほど頭脳明晰な男だが、戦争中の記憶は完全に消失していた。フェアフィールドは貴島の相棒役を務めながら、プリズン内で発生した不可解な服毒死の事件の謎を追ってゆく。戦争の暗部を抉る傑作長編ミステリー。

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トーキョー・プリズン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦争の暗部を抉るミステリーの傑作。スガモプリズンでのBC級戦犯をめぐる推理が主軸でそのプロットも勿論面白いが、キョウコの語る一般市民の戦争責任が胸に響く。大本営発表を最たるものとしての報道のウソを知りつつ、イヤなことを見て見ぬふりをしたかった日本国民一人一人の責任を問うところが一番印象的だった。

    0
    2023年01月02日

    Posted by ブクログ

    いったい誰が悪いのか。
    私立探偵・フェアフィールドは記憶を失った囚人・キジマとともにプリズン内で起こった毒殺事件を追う。探偵がワトソン役とは面白い。最後はちゃんと探偵も探偵するけど。
    推理小説だけど、反戦小説の色が強い気がした。
    二転三転もする展開。あの人が実は犯人では……という予想が実際そうだった

    0
    2016年08月23日

    Posted by ブクログ

    内容は後半失速気味。というか謎解きがかなりゴリ押しで拍子抜け。
    でも謎解き後のラストシーンはとっても好き。
    とにかくキャラクターが良くて、それだけで星4、ラストシーンでプラス1という感じ。
    個人的には柳広司作品で一番好き。
    感覚的にはライトノベルだった。

    0
    2015年03月04日

    Posted by ブクログ

    推理小説としてより反戦小説として満足しました。
    殺人事件の犯人やトリックはかなりわかりやすくて少し物足りなかったですが、第二次世界大戦直後の日本における天皇制、原爆投下、戦争の責任の所在に対する様々な立場の人の考えは読み応えがありました。
    主人公がニュージーランド人の探偵であることで、日本人たちとも

    0
    2025年02月25日

    Posted by ブクログ

    ジョーカーゲーム以来いつか読もうと思っていた一冊
    二本のメインストーリーがどう絡むのかな、と読んでいたが一応落ちが着いており面白かった
    舞台となる「戦争」について、読み手として辛くなるくらい筆者がきちんと向き合い書き込まれており良かった
    若い人に読んでもらいたい

    自由の反対は義務、ではなく責任

    0
    2022年06月04日

    Posted by ブクログ

    GHQが接収した東京拘置所(当時)内で、収監された戦犯と別件調査でニュージーランドから来日した探偵を組み合わせた、異色探偵小説。米軍を中心とした占領軍と、東京裁判を迅速に結審させようとする思惑の中で、キーマンとなるキジマが安楽椅子探偵のような役回り。最後は、キジマの帝国軍人のメンタリティというステレ

    0
    2019年07月12日

    Posted by ブクログ

    柳さんが書く大戦前後のこの時代の日本がとても好きだ。
    スーツや軍服、燕尾服や着物と様々な身なりの人々が出てくるが、どれもきちんと着こなされその情景にきちんとはまっているように感じる。
    モノがなかった時代だからこそ、衣装は着る意味も含めて大切にさているように思える。
    もちろんストーリーも十分おもしろい

    0
    2018年11月11日

    Posted by ブクログ

    柳広司『トーキョー・プリズン』角川文庫。

    巣鴨プリズンを舞台にしたミステリー。

    探偵役を演じる記憶を失った捕虜のキジマの不思議な魅力と奇抜な設定。柳広司らしい作品だと思う。

    反面、策に溺れた感のあるスッキリしない結末は如何がなものか。

    0
    2017年10月04日

    Posted by ブクログ

    読みやすくて面白かった!!第二次世界大戦の話も絡めつつ、推理ものとして出来上がっていた。
    日本で習った歴史と考え方が、他国から見たら気味悪かったり感情が無いようにみえたりするんだなと感じた。(確かに昔の戦争の考え方はひどかったけど)

    0
    2017年08月11日

    Posted by 読むコレ

    戦後の独特のやるせない喪失感と重苦しい空気が
    ヒリヒリ伝わる描写にまず引き込まれます。
    探偵の一人称で語られるストーリーですが、
    あくまでもストーリー上の探偵は更に別にいて、
    その探偵が被告を兼ねるという設定もいいですね。

    作中のいくつかの謎解きや(流石にオウムの件はビミョーですが)、

    0
    2013年02月05日

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