柳広司のレビュー一覧

  • トーキョー・プリズン

    Posted by ブクログ



    舞台は巣鴨プリズン。戦犯達を裁くための拘置所。
    現在池袋サンシャインの旧跡だ。
    戦時中に消息を絶った知人の情報を得るため巣鴨プリズンを訪れた私立探偵。
    調査交換条件に、囚人貴島の記憶を取り戻す任務を命じられる。
    貴島なる囚人は恐ろしく頭脳明晰だが、戦争中の記憶が失われており...
    拘置所内で立て続く服毒殺人事件の果てに...

    一冊のミステリとして面白いことは間違いないが、戦争における正義、責任、国による文化的差異、教育の脅威、その示唆は実に富む。
    本書の一節に、戦時中の日本における当時の国民性が実に端的に表されている。
    女:「誰?誰が私の子供を殺したの!」
    亡者達が女の周りに集まり、犯人

    0
    2018年11月26日
  • トーキョー・プリズン

    Posted by ブクログ

    ジョーカーゲームで柳さんの世界観にどっぷりとハマり、こちらも読んでみることに。
    読んでいても暗い雰囲気が映画のように頭の中に流れ込んできました。
    だからといって、戦争小説のように重すぎるわけではなくバランスがいい作品に感じました。
    そして、フィクションながらも実在した人物や巣鴨プリズンなど実在した場所も作品のに登場し、少しリアリティも感じながら読み進めたり…となかなか面白かったです。
    また、敗戦国の庶民にもスポットを当てており、戦後の苦しい日本の生活などが少し垣間見れた気がしました。
    バラバラであったピースが集約していくのが爽快。
    ただ最後のオウムのトリック…無理ない…?と感じてしま

    0
    2017年11月12日
  • トーキョー・プリズン

    Posted by ブクログ

    結末はかなり面白かった!でも、そこに行き着くまでがなんとも言えないグダグダ感。。
    なんだかどっと疲れた(ー ー;)

    0
    2017年10月18日
  • トーキョー・プリズン

    Posted by ブクログ

    戦争の模写があるので若干残酷な表現も随所に見られるが、基本的には読みやすいので、どんどん読み進んでしまったナリ。

    0
    2016年08月21日
  • トーキョー・プリズン

    Posted by ブクログ

    ジョーカーシリーズ程はのめりこめなかった。
    戦時中という特殊な環境下だと人は変わってしまうこともあるかもしれない。謎を追ってる途中までは楽しく読めたけど、真相含めなんだか後味が悪いままだった。だけど、やはり女は強いなぁ。
    表紙の男は、キジマかな?

    0
    2016年07月25日
  • トーキョー・プリズン

    Posted by ブクログ

    トーキョープリズンってなんぞや?と思って本を開いたとたん巣鴨プリズンのことだとすぐに発覚。

    この著者の作品はジョーカーゲームを先に読んでいたので、エンターテイメント性が強いものを想像していたため途中から様子が違うことに気づいて戸惑いましたが、事件の謎、キジマの記憶、クリスの行方が気になり一気に読めました。
    BC級戦犯の裁判についてはもやっとするし、トリックや動機はいまいちはまらなかった。
    でも大団円ではないけれど、この終わり方は好き。
    そしてキジマのキャラがいい。
    探偵役は奇人変人じゃなくちゃ!

    0
    2017年08月15日
  • トーキョー・プリズン

    Posted by ブクログ

     太平洋戦争の戦犯たちが収監される巣鴨プリズンを舞台としたミステリー。

     柳作品はこの本で4冊目ですがなんというか惜しい作品だなあ、という印象。

     巣鴨プリズンで起こった連続毒殺事件、記憶を失った囚人と提示される謎はとても魅力的。また記憶を失った捕虜のキジマが探偵役でもあり、また彼の記憶が物語の中心にもなるわけですが、キジマのキャラが魅力的。危険な雰囲気やミステリアスな雰囲気が漂っていてなんとも言えないカッコ良さがあります。

     そしてテーマとして天皇の戦争責任や原爆の被爆者、そして戦争から浮かび上がる人間の闇にも踏み込みます。

     とまあ、魅力的な点も多いのですが、ミステリのトリックがか

    0
    2015年09月03日
  • トーキョー・プリズン

    Posted by ブクログ

    本書を読んで、著者の「ジョーカー・ゲーム」での化けっぷりがいかにとんでもなかったかを実感。本作、やりたいことは分かるんだけど詰め込み過ぎ。結果としてどれも丸く収まってない気がする。東京大空襲・原爆・二世問題・戦時中の日本の空気、それらをマトモに問題として書いたうえでミステリとしても傑作、なんてことは起こり得ないと思うので、以降の方針転換は大正解。

    0
    2015年07月19日
  • トーキョー・プリズン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    東条英機ら第二次大戦の戦争責任者たちを収監した巣鴨プリズンで起こる不可解な事件の謎に迫るミステリ。
    巣鴨プリズンは実在したけど、本作でのポジションはあくまで舞台というだけ。戦争の功罪を読者に問いかけてきたりはしないので安心して読めます。
    戦時中に消息を絶った知人の情報を得るため巣鴨プリズンを訪れた主人公・私立探偵フェアフィールドは、調査の交換条件として、囚人・貴島悟の記憶を取り戻す任務を命じられます。捕虜虐殺の容疑で拘留されている貴島は恐ろしいほど頭脳明晰な男だが、戦争中の記憶は完全に消失。フェアフィールドは貴島の相棒役を務めながら、プリズン内で発生した不可解な服毒死事件の謎を追うが…。
    歴史

    0
    2015年04月05日
  • 怪談

    Posted by ブクログ

    著者のあとがきによると、ラフカディオ・ハーンの『KWAIDAN』を底本にした、柳広司バージョンの怪談。

    0
    2014年10月30日
  • トーキョー・プリズン

    Posted by ブクログ

    森美夏さんて最近表紙・挿絵ばっかりですよね…
    北神からのファンとしては漫画が読みたいのです。
    そんな訳で前から気になってはいたものの、
    素直に表紙に釣られて読みました。
    次はジョーカーなんちゃらいうのかな。

    途中まではかなりの書き込み様でしたが、
    後半失速したような気がします。
    ただ、トリックや犯人が気になって
    ぐいぐい読んでしまうにはちょっと惜しいです。
    登場人物が個性的で魅力的なので、
    森絵で妄想しながら読むと楽しいです(笑)

    0
    2014年09月30日
  • 怪談

    Posted by ブクログ

    きっと怖いんだろうなあと思って読んだんですが、
    やっぱり怖かった。

    幽霊的な怖さだけじゃない、人間の怖さも含まれているところに、体の芯から怖がってしまいました。

    0
    2014年09月01日
  • 怪談

    Posted by ブクログ

    普通におもしろかった。
    ホラーかと思ったけどミステリ系。
    最後の方はなんとなくオチが読めちゃったから残念。

    食人鬼が一番ぞっとしたかな

    0
    2013年09月01日
  • 怪談

    Posted by ブクログ

    季節的にはちょうどよかったようで。小泉八雲の「怪談」を現代風にしたもの。ミステリーなので、怪奇現象というより、人の怖さが強調された感じ。人間の心の疾しさが時に何でもないものを怖いものに見せてしまうということ、そして、本当に怖いのは生きている人間だということ。一番シンプルで怖かったのは「むじな」か。

    0
    2013年08月16日
  • Dの魔王 from Joker game 1

    Posted by ブクログ

    「ジョーカー・ゲーム」のコミック版。上手く漫画化したなあ。
    思わず三好が佐久間に敬礼を返してしまうところは原作にはなかったシーンだけど好きです。続きも読んでみようかな。

    0
    2013年03月12日
  • 怪談

    Posted by ブクログ

    雪おんな、ろくろ首、耳なし芳一…。鮮やかな論理とその論理から溢れ滲み出す怪異。小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの「怪談」を、現代の物語として描き直した異色のミステリー。

    さすがに柳広司の手によるだけあって、辻褄があった短編に仕上がっているとは思うけど、小泉八雲の「KWAIDAN」にあった怖さがないのが残念だった。換骨奪胎には違いないが、出来上がったのは「怪談」ではなくやはり「異色ミステリー」というのが正解かと。
    (C)

    0
    2013年01月12日
  • 怪談

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小泉八雲の元のは、ちゃんと読んだことないんだな。
    読みたくなりました。ニヤってしたのは、「耳なし芳一」
    「雪おんな」男の方が、悪いんだっけ?

    0
    2012年11月28日
  • 怪談

    Posted by ブクログ

    「雪おんな」「ろくろ首」「むじな」「食人鬼」「鏡と鐘」「耳なし芳一」ラフカディオ・ハーンの「怪談」の柳氏版。

    0
    2012年09月30日
  • 怪談

    Posted by ブクログ

    『怪談』独特のおどろおどろしさは無くなっているものの、それとはまた別の怖さが溢れ出しています。

    中でも「ろくろ首」のラストの台詞にはゾクッとしました。「食人鬼」と「鏡と鐘」はオリジナルを知らないのですが、どちらも怖いと言うよりは嫌な読後感。

    全体的にはそれなりに楽しめたけれど、ガツンとしたインパクトには欠けるかな…。オリジナルの『怪談』を知らなければ、普通のミステリ短編集としても楽しめる一冊になっていると思います。

    0
    2012年06月14日
  • 怪談

    Posted by ブクログ

    柳さんは本当に小噺うまいなぁーと思った。
    怪談ってタイトルだけど、怖かったり怖くなかったり。お話としてはみんなよくできている。「ろくろ首」と「食人鬼」がゾッとしたな。

    0
    2012年05月12日