感情タグBEST3
Posted by ブクログ
何が『百万』と思い、蓋を開けると面白い話が次々と出てきます。
イタリア好きの私には、登場人物の設定から興味津々で(名前・出身) 、毎回の話に笑いを抑えながら楽しめました。
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「百万の」とはホラ吹きのこと。ジェノヴァの牢に囚われたヴェネチアのマルコ・ポーロと、物語作者ルスティケロとの出会いにより邦題『東方見聞録』が著された史実を基にした物語。ホラ吹きマルコという別名を持つことを知って本書を入手した。各話は、事実と虚構が入り混じった世界で、持ち前の機知、頓智によって切り抜けるもの。それは世界各地に伝わる落とし噺の集大成と言えなくもない。「四面楚歌」や大岡裁きのように、中国の故事に出典を求められるものも多そうだが、マルコの創作力とルスティケロの編集力が抜群だったのだと思えた。
Posted by ブクログ
えー、マルコポーロって
こんな人だったの?
すっごい頭脳の人じゃない
そりゃあもう
マルコポーロか一休さんかって感じ
毎度毎度の難題を
ちょっと角度を変えることで
なんなくクリアしていくところがすごいね
ただ…
短編小説の総集ということで
毎回同じ説明があるのが鬱陶しい
半分くらい読んだあたりから
その部分は飛ばし読みしてしまった
Posted by ブクログ
一気読みするより、少しずつ読んでいくのが向いている小説だった
一気読み用に買ってしまったのでやや後悔、時間をおいて読めばよかった…
それぞれの章の冒頭にルスティケロがなぜこの場所にいるのか、これから話すのはこの間やってきた襤褸を纏った謎の男〜の紹介が入るのでややくどいが、話はどれも面白い
東方見聞録の実際の編纂者の名前がルスティケロ
小説の中で年長者の物書きの名前もルスティケロ
妙な親近感を感じながら各章を読んだ
ミステリというよりかは旅人の話を聞くスタンスで読み進めたので謎解きはせずにそのまま解決編へ
恥ずかしながら東方見聞録を読んだことがないので、今年中に読んで再度この小説も読みたいな〜
Posted by ブクログ
マルコが牢で語る不思議な国の奇想天外な謎の短編集。
1つ1つの話は長くないので、サクサク読めるのだが、続けて1冊読むのはちょっと飽きる。
たまにこの1話という感じで読むのに適している気がする。
Posted by ブクログ
形式のきちんと決まったミステリー。なるほど、矛盾する要素を確立させて結果を出すというトンチになるほどと感心すること然り。ズルと言われればそうかもしれないけど、そういう機転が利かないと諸外国と渡り合うとかは難しいのだろうなぁと思ったり。
最後、牢から出てしまった後マルコは王のもとに戻れたのだろうか?なんて少し考えてしまいました。