柳広司のレビュー一覧

  • トーキョー・プリズン

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    トーキョープリズンってなんぞや?と思って本を開いたとたん巣鴨プリズンのことだとすぐに発覚。

    この著者の作品はジョーカーゲームを先に読んでいたので、エンターテイメント性が強いものを想像していたため途中から様子が違うことに気づいて戸惑いましたが、事件の謎、キジマの記憶、クリスの行方が気になり一気に読めました。
    BC級戦犯の裁判についてはもやっとするし、トリックや動機はいまいちはまらなかった。
    でも大団円ではないけれど、この終わり方は好き。
    そしてキジマのキャラがいい。
    探偵役は奇人変人じゃなくちゃ!

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    2017年08月15日
  • トーキョー・プリズン

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     太平洋戦争の戦犯たちが収監される巣鴨プリズンを舞台としたミステリー。

     柳作品はこの本で4冊目ですがなんというか惜しい作品だなあ、という印象。

     巣鴨プリズンで起こった連続毒殺事件、記憶を失った囚人と提示される謎はとても魅力的。また記憶を失った捕虜のキジマが探偵役でもあり、また彼の記憶が物語の中心にもなるわけですが、キジマのキャラが魅力的。危険な雰囲気やミステリアスな雰囲気が漂っていてなんとも言えないカッコ良さがあります。

     そしてテーマとして天皇の戦争責任や原爆の被爆者、そして戦争から浮かび上がる人間の闇にも踏み込みます。

     とまあ、魅力的な点も多いのですが、ミステリのトリックがか

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    2015年09月03日
  • トーキョー・プリズン

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    本書を読んで、著者の「ジョーカー・ゲーム」での化けっぷりがいかにとんでもなかったかを実感。本作、やりたいことは分かるんだけど詰め込み過ぎ。結果としてどれも丸く収まってない気がする。東京大空襲・原爆・二世問題・戦時中の日本の空気、それらをマトモに問題として書いたうえでミステリとしても傑作、なんてことは起こり得ないと思うので、以降の方針転換は大正解。

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    2015年07月19日
  • トーキョー・プリズン

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    ネタバレ

    東条英機ら第二次大戦の戦争責任者たちを収監した巣鴨プリズンで起こる不可解な事件の謎に迫るミステリ。
    巣鴨プリズンは実在したけど、本作でのポジションはあくまで舞台というだけ。戦争の功罪を読者に問いかけてきたりはしないので安心して読めます。
    戦時中に消息を絶った知人の情報を得るため巣鴨プリズンを訪れた主人公・私立探偵フェアフィールドは、調査の交換条件として、囚人・貴島悟の記憶を取り戻す任務を命じられます。捕虜虐殺の容疑で拘留されている貴島は恐ろしいほど頭脳明晰な男だが、戦争中の記憶は完全に消失。フェアフィールドは貴島の相棒役を務めながら、プリズン内で発生した不可解な服毒死事件の謎を追うが…。
    歴史

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    2015年04月05日
  • 怪談

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    著者のあとがきによると、ラフカディオ・ハーンの『KWAIDAN』を底本にした、柳広司バージョンの怪談。

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    2014年10月30日
  • 怪談

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    きっと怖いんだろうなあと思って読んだんですが、
    やっぱり怖かった。

    幽霊的な怖さだけじゃない、人間の怖さも含まれているところに、体の芯から怖がってしまいました。

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    2014年09月01日
  • 怪談

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    普通におもしろかった。
    ホラーかと思ったけどミステリ系。
    最後の方はなんとなくオチが読めちゃったから残念。

    食人鬼が一番ぞっとしたかな

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    2013年09月01日
  • 怪談

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    季節的にはちょうどよかったようで。小泉八雲の「怪談」を現代風にしたもの。ミステリーなので、怪奇現象というより、人の怖さが強調された感じ。人間の心の疾しさが時に何でもないものを怖いものに見せてしまうということ、そして、本当に怖いのは生きている人間だということ。一番シンプルで怖かったのは「むじな」か。

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    2013年08月16日
  • Dの魔王 from Joker game 1

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    「ジョーカー・ゲーム」のコミック版。上手く漫画化したなあ。
    思わず三好が佐久間に敬礼を返してしまうところは原作にはなかったシーンだけど好きです。続きも読んでみようかな。

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    2013年03月12日
  • 怪談

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    雪おんな、ろくろ首、耳なし芳一…。鮮やかな論理とその論理から溢れ滲み出す怪異。小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの「怪談」を、現代の物語として描き直した異色のミステリー。

    さすがに柳広司の手によるだけあって、辻褄があった短編に仕上がっているとは思うけど、小泉八雲の「KWAIDAN」にあった怖さがないのが残念だった。換骨奪胎には違いないが、出来上がったのは「怪談」ではなくやはり「異色ミステリー」というのが正解かと。
    (C)

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    2013年01月12日
  • 怪談

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    ネタバレ

    小泉八雲の元のは、ちゃんと読んだことないんだな。
    読みたくなりました。ニヤってしたのは、「耳なし芳一」
    「雪おんな」男の方が、悪いんだっけ?

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    2012年11月28日
  • 怪談

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    「雪おんな」「ろくろ首」「むじな」「食人鬼」「鏡と鐘」「耳なし芳一」ラフカディオ・ハーンの「怪談」の柳氏版。

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    2012年09月30日
  • 怪談

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    『怪談』独特のおどろおどろしさは無くなっているものの、それとはまた別の怖さが溢れ出しています。

    中でも「ろくろ首」のラストの台詞にはゾクッとしました。「食人鬼」と「鏡と鐘」はオリジナルを知らないのですが、どちらも怖いと言うよりは嫌な読後感。

    全体的にはそれなりに楽しめたけれど、ガツンとしたインパクトには欠けるかな…。オリジナルの『怪談』を知らなければ、普通のミステリ短編集としても楽しめる一冊になっていると思います。

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    2012年06月14日
  • 怪談

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    柳さんは本当に小噺うまいなぁーと思った。
    怪談ってタイトルだけど、怖かったり怖くなかったり。お話としてはみんなよくできている。「ろくろ首」と「食人鬼」がゾッとしたな。

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    2012年05月12日
  • 怪談

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    小泉八雲の『怪談』を現代版にアレンジした短編集。
    『最初の哲学者』みたいな感じで、元ネタをそれほどいじらないまま書かれたものかと思いきや、今回思いっきりいじられてました~。

    とあるパーティー会場で出会ったコンパニオン。その女に目を惹かれたのはなぜだったのか・・・「雪おんな」
    駅を出てすぐ刑事に呼び止められた医師。彼の犯行はなぜ発覚したのか・・・「ろくろ首」
    残業帰り、夜道で泣いてる女に声をかけた男の運命・・・「むじな」
    レッドデータに載る希少動物の肉を保管する倉庫。タレこみを元に駆けつけ、応援が来る前にリスト作りに取り掛かった刑事二人組。首のうしろに光る緑の輪・・・「食人鬼」

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    2012年03月11日
  • 怪談

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    小泉八雲の「怪談」をオマージュした短編集。
    人間の心の闇をミステリ仕立てでうまくまとめてあって、面白かった。

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    2012年02月23日
  • 怪談

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    ネタバレ

    小泉八雲の怪談話をモチーフとして現代版に置換した作者お得意のオマージュ連作集。怪談ではあるが、超常現象とかホラーというよりは、人間といういきものがお化けや妖怪に勝るとも劣らない怖いものであるというのが、落ちとなっている。残念ながらベースの八雲の作品の内容を覚えていないので、何処のどの部分が反映されているのかが、個人的には分からないので、オマージュものの楽しみが半減してしまったのは残念。覚えていない自分が悪いのだけれどね。

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    2012年02月13日
  • 怪談

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    切れ味鋭い柳広司らしい作品で、面白かった。ハーンの「怪談」が元ネタではあるけれど、かなりミステリー寄り。合理的な解釈とホラー色との兼ね合いがいい塩梅だ。献辞にある通り、ハーンへの敬意が感じられるところも良い。こういうさらっと読めるがひねりのあるものって好きだなあ。

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    2012年02月02日
  • Dの魔王 from Joker game 1

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    ジョーカー・ゲームの漫画化。表紙が好きです。一巻の巻末の中野学校の説明も面白かったです。全三巻を通じて二巻のロビンソンが一番好き。

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    2011年11月29日
  • Dの魔王 from Joker game 2

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    戦前スパイもの。
    全ての記憶を整理し記憶を多層化させる、任務に失敗したときこそその対応が重要となるなど結城中佐の教えには目からうろこです。

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    2011年08月07日