柳広司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
太平洋戦争の戦犯たちが収監される巣鴨プリズンを舞台としたミステリー。
柳作品はこの本で4冊目ですがなんというか惜しい作品だなあ、という印象。
巣鴨プリズンで起こった連続毒殺事件、記憶を失った囚人と提示される謎はとても魅力的。また記憶を失った捕虜のキジマが探偵役でもあり、また彼の記憶が物語の中心にもなるわけですが、キジマのキャラが魅力的。危険な雰囲気やミステリアスな雰囲気が漂っていてなんとも言えないカッコ良さがあります。
そしてテーマとして天皇の戦争責任や原爆の被爆者、そして戦争から浮かび上がる人間の闇にも踏み込みます。
とまあ、魅力的な点も多いのですが、ミステリのトリックがか -
Posted by ブクログ
ネタバレ東条英機ら第二次大戦の戦争責任者たちを収監した巣鴨プリズンで起こる不可解な事件の謎に迫るミステリ。
巣鴨プリズンは実在したけど、本作でのポジションはあくまで舞台というだけ。戦争の功罪を読者に問いかけてきたりはしないので安心して読めます。
戦時中に消息を絶った知人の情報を得るため巣鴨プリズンを訪れた主人公・私立探偵フェアフィールドは、調査の交換条件として、囚人・貴島悟の記憶を取り戻す任務を命じられます。捕虜虐殺の容疑で拘留されている貴島は恐ろしいほど頭脳明晰な男だが、戦争中の記憶は完全に消失。フェアフィールドは貴島の相棒役を務めながら、プリズン内で発生した不可解な服毒死事件の謎を追うが…。
歴史 -
Posted by ブクログ
小泉八雲の『怪談』を現代版にアレンジした短編集。
『最初の哲学者』みたいな感じで、元ネタをそれほどいじらないまま書かれたものかと思いきや、今回思いっきりいじられてました~。
とあるパーティー会場で出会ったコンパニオン。その女に目を惹かれたのはなぜだったのか・・・「雪おんな」
駅を出てすぐ刑事に呼び止められた医師。彼の犯行はなぜ発覚したのか・・・「ろくろ首」
残業帰り、夜道で泣いてる女に声をかけた男の運命・・・「むじな」
レッドデータに載る希少動物の肉を保管する倉庫。タレこみを元に駆けつけ、応援が来る前にリスト作りに取り掛かった刑事二人組。首のうしろに光る緑の輪・・・「食人鬼」
嫌