柳広司のレビュー一覧

  • パンとペンの事件簿

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    著者初読み。

    大正、昭和と好きな時代。
    知らないことも多く、読後もにわか調べで歴史を再認識。

    この時代をモチーフに、見事にミステリーを組み立てる策士。
    今の時代だからこそ、この本を読むこと、時代を振り返ることへのメッセージが含まれているような気がする。

    著者本、まずは「贋作『坊っちゃん』殺人事件」を読んでみよう。

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    2025年01月30日
  • ラスト・ワルツ

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    D機関が暗躍するスパイ・ミステリ小説。
    毎度ドキドキしながら読んでしまう。
    「パンドラ」が印象的だった。

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    2025年01月03日
  • ダブル・ジョーカー

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    柳広司さん著「ダブルジョーカー」
    「ジョーカーゲーム」シリーズの第二弾になる。今回の作品も5篇からなる「D機関」に纏わる連作短編集になるのだが各編が各々独立している為とても読みやすい。

    前回読んだ「ジョーカーゲーム」と展開とスタイルは変わらず特に目立った変化を感じる事はなかった。
    また5篇分の物語が追加されたという感じでもう少し変化を期待してしまった。

    しかし舞台が帝国陸軍内の話であるが為に前作同様、薄暗い影が作品全体にかかっており非常に不穏感漂う作風。諜報という影の部分とその薄暗い作風が絶妙にマッチしていると感じた。

    短編集の為、前作でも抱いた感想だが読み応えという点では薄く感じてしま

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    2024年12月12日
  • ラスト・ワルツ

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    シリーズ第4弾。
    今回も痛快です。
    「いつの間に」「なんでわかるの」という感動があり、
    スパイの取る行動にいちいち感服です。

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    2024年12月04日
  • パラダイス・ロスト

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    第一次世界大戦から第二次世界大戦に向けての各国の思惑とスパイの重要性がすごくよくわかりました。
    こんなに優秀なスパイが日本にいたのに、結局日本は泥沼の戦争へ進んでしまったことが情けない…

    結城中佐の過去がようやく明かされた!と思ったら、 それも結局結城中佐が作った過去…謎は深まるばかりです。

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    2024年07月28日
  • パラダイス・ロスト

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    『ジョーカー・ゲーム』シリーズ第三弾。これまた再読。人間離れした才能を持ったスパイたちの、人間臭い一面が見られるいい短編ばかり。現実の平時の戦いを想像すると恐ろしくもなる。

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    2024年06月28日
  • ダブル・ジョーカー

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    『ジョーカー・ゲーム』シリーズ第二弾。これまた再読。文庫本特別収録の「眠る男」は初めて読んだけど、結城中佐の化け物感が更に増した気がする。このシリーズだけでなく、柳広司の他の本もそのうち読みたい。

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    2024年06月26日
  • ラスト・ワルツ

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    D機関の4作目。今作はスケールが大きくなり、よりエンターテインメント性が強くなっています。また、背景の描写も深く、登場人物に感情移入ができ楽しく読むことができた。

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    2024年06月20日
  • アンブレイカブル

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    柳広司は、岩波書店の「機関誌」である『岩波』のレギュラーとしてエッセイを寄せている。それらのエッセイで激越な表現で示される彼のスタンスや内容には全く共感できないのだが、彼の小説は、敬意を払って読んでいる。ヒューマニズムと社会の束縛の桎梏に苦しむ心理を描くのがとても印象的。また、とてもクリアで平明な文体でありながら、登場人物の思考や感情がビビッドに立ち上がってくる。感銘を受ける現代日本の作家の一人だ。
    本作では、小林多喜二や三木清が、語り手の視野の中に登場する。
    現代の学校教育で、昭和前期の現代史をきちんと教わることは、ほぼ無い。よって、平均的な日本人は、自覚的に学ぼうとしない限り、治安維持法や

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    2024年06月09日
  • ラスト・ワルツ

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    4巻に渡るD機関シリーズが、日本の上層部の腐敗と日独をめぐる不穏な気配を色濃くして終わり、その先の戦争や国際情勢での惨禍を想起させるのは秀逸。
    ただのかっこいいスパイたちの物語ではなく、歴史の見えないけれども存在したかもしれない側面を描きたかったのだろうと感じた。

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    2024年06月06日
  • アンブレイカブル

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    ちょっと気になる文章があり、備忘録に。
    P160『国民の多くが欲しているのは正確な㊤ではない。彼らは、ああしろ、こうしろ、と指示されるのを待っているだけだ、その方が楽だから。彼らには未来が見えないのではない、見たくないだけなのだ。』

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    2024年04月14日
  • パラダイス・ロスト

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    失楽園っぽい話なのかと思ったが、推理物風で面白かった。シンガポール・スリング、どんなカクテルなのか気になる、飲んでみたい。

    ケルベロスはちょうどイミテーション・ゲームを見ようと思っていたところなので、タイムリーに感じた。最後少しだけほっこりした。数年後の様子を知りたくなった。

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    2024年04月08日
  • アンブレイカブル

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    戦時中の共産主義(アカ)狩りの話。
    重めの内容ですがテーマが一貫しているので比較的読みやすい。

    柳氏のジョーカー·ゲームのシリーズが好きな方、戦時中の政治のゴタゴタ好きな方におすすめ。

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    2024年03月30日
  • ダブル・ジョーカー

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    『ジョーカー・ゲーム』に続くD機関シリーズの二作目
    (って、こんなシリーズ名がついているのかは知らないけれどなんとなくで書いてしまった……)

    D機関という存在の特殊性ゆえに、どうしてもどんでん返しが当たり前のお話になってしまうのだけど、どんでん返しが当たり前になったうえでそこから更にどう楽しませるか、というのが徹底されていて面白かったです

    この作品の話ではなく、例えば本の帯に「最後の一行まで油断できない」的な宣伝文句があるとちょっと構えて読んでしまうんですけど、『ダブル・ジョーカー』からはそんな紹介をされたとしてもそれでもなお楽しませてやるぞ!ってなもう一歩先を見据えた心意気を感じました

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    2024年03月29日
  • ダブル・ジョーカー

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    ライバル的立ち位置の集団が出てきたので期待していたが、対抗勢力になり得ないレベルだったので、ちょっと残念だった。

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    2024年03月29日
  • 太平洋食堂

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    近現代史て高校でさらっと流れたからこの事件も結末しか知らなかったんで、その辺りの厚みがすこし出来てよかった

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    2024年03月03日
  • アンブレイカブル

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    時代背景や時間の経過が上手く染み出す感じで、その中でそれぞれと立場で、必死に生き方を模索している様子が印象に残りました。

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    2024年02月19日
  • パラダイス・ロスト

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    シリーズ三作目。D機関のメンバーは相変わらずの有能ぶり。徹頭徹尾の仕事ぶりだけど、今回は少しだけ人間味も覗かせる。相変わらず面白い。

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    2024年01月05日
  • はじまりの島

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    ネタバレ

    〈ガラパゴス諸島連続殺人事件〉を名探偵ダーウィンが解決!?的な話です。
    ただ単にトリックを推理するだけではなく〈進化論〉が絡んでくるのが面白いところです。

    「わたしたちはこの世界について、まだ何一つ知らないのですよ」
    某人気陰陽師(京●堂)を思い出してしまいました…。
    「もしかするとわたしたちはすでに世界を変えてしまったのかもしれないのです…」

    **
    コペルニクスの地動説、ニュートンの万有引力の法則、そしてダーウィンの進化論。
    神や宗教が絶対だった時代に、世界の価値観を一変させた人たちの苦悩は計り知れないものがあります。
    南海の孤島を舞台に描かれた好ミステリーでした。

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    2023年09月24日
  • パラダイス・ロスト

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    ジョーカーゲーム第3弾。
    今回も厳しい訓練をくぐり抜けたエリートプロスパイの暗躍を堪能します。
    短編5編、体力的にも武術的にも優れた彼らですが、心理戦、思考の読み合い多めという感じ。
    「誤算」
    フランスのレジスタンスに近づき、思わず能力発揮。同志へのお誘いも受けてしまう優秀な潜入。
    「失楽園」
    シンガポール、ラッフルズホテル。ターゲットの心理を思うままに方向づける、印象が残らないバーテンダー。
    「追跡」
    これは、凝ってる。結城中佐の過去を追う、英国特派員兼スパイ。これこそ、結城のルーツと手に入れた情報は、20年以上前から、自分の出自を準備していた罠だった。結城中佐の勝利。
    「暗号名ケルベロス」

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    2023年06月01日