【感想・ネタバレ】ロマンスのレビュー

あらすじ

昭和8年。ロシア人の血を引く子爵・麻倉清彬は、殺人容疑をかけられた親友に呼び出され、上野のカフェーへ出向く。それが悲劇の幕開けだった。ジョーカー・ゲームとコインの裏表をなす著者渾身の代表作!

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Posted by ブクログ

 上野のカフェー〈聚楽〉の仕切りのある小部屋で発見された刺殺体。子爵の麻倉清彬は、第一発見者となり警察に疑われることになった友人をその場限りの嘘を使って助ける。それで関わり合いになくなったかに思われた事件だったが、後日、特高に所属する黒崎が清彬のもとを訪ねてくる。反体制活動の取り締まりが主な仕事の彼らが何故、自分のもとに? 黒崎は事件解決のために協力してほしい、と言ってくるが……。

 舞台は昭和八年。軍靴の音が聞こえる時代を背景に起こった殺人事件は、ある人物の逮捕とともに意外な方向へと進んでいきます。そのひとは何故すべてを話さないのか。何を隠そうとしているのか。そして清彬は何に気付いてしまうのか。真実が明らかになるとともに、ずっと信じていた根底が揺らぐとともに、悲しい余韻が心に流れこんできます。読み終わった後、『ロマンス』という題名とエピグラフに添えられたE・M・フォースターの言葉がずしりと胸にのしかかってきました。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

ジョーカー・ゲームシリーズが面白くて、アニメにも手を出しスパイ物にハマった経験から、似ている感じを期待して読み始める。
タイトル通り恋愛が絡んでくるのは予見していたけれど、結構そこが核になっているのは、思っていたのと違ったな、と。

同じ説明、描写が繰り返される事で、少し私的には中弛みしてしまった感が否めない。
けれど、時代背景だったり、華族だったり、普段あまり触れていない話だから新鮮に楽しめた。

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2026年04月26日

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