矢月秀作のレビュー一覧

  • プラチナ・ゴールド 警視庁刑事部SS捜査班

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    矢月秀作『プラチナ・ゴールド 警視庁刑事部SS捜査班』角川文庫。

    新シリーズらしい。これまで昭和の劇画チックな男クサいピカレスク系のハードな作品ばかりだったのに、二人の女性刑事を主人公にしたライトなエンタメ警察小説とはちょっと意外な感じ。しかし、予想に反し、まあまあ面白く、後半には矢月秀作らしい大活劇が描かれる。

    警視庁の椎名つばきは、美術品窃盗団の捜査に失敗し、広報課に出向となる。後輩の彩川りおと幼稚園を回り、交通安全講習を行う中、携帯基地局のアンテナを盗もうとする男たちを大乱闘の末に捕まえる。

    乱闘が問題視されるかと思いきや、二人は刑事に抜擢され、携帯基地局盗難事案の専従捜査を任され

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    2021年10月05日
  • ACT 警視庁特別潜入捜査班

    購入済み

    映像化しても面白そうです

    「警察官がこんなことするわけないじゃないですか」と突っ込みたくなりました。もっとも現実には無いような設定なので面白いのかもしれません。主人公の大活躍で一件落着というお決まりの話なのですが、最初の設定に違和感を感じます。こんなスーパーマンなのにどうして満足な芝居ひとつできないのかが、最も理解に苦しむ点です。このシリーズの最後には主役に抜擢してあげて欲しいと思います。

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    2021年08月10日
  • 警視庁公安0課 カミカゼ

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    公安の潜入捜査系。武器の密造事件を潜入するためのスタッフのリクルート。公安に引き入れるために民間人をダシにするシーンは見てて苦しかった。

    その後の潜入捜査、格闘シーン、ステルスアクションなどはスピーディな展開。

    密造工場は同じ著者の作品で既視感があったけど、シリーズものらしいので続編が気になる。

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    2021年02月13日
  • スティングス 特例捜査班

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    密造銃を企てる組織 VS 詐欺師&ヤクザ&女傭兵がり銀行強盗&ハッカーの元犯罪者チームの熾烈な戦いを描いた作品。

    Vシネ一本見る感じで、エンタメ要素が強くサクサク読める。アベンジャーズとか、スーサイドスクワッド 系が好きな方にオススメ。

    またこのメンバーで事件解決するシリーズができても良さそうなキャラ立ち。

    もっとボリュームほしかった。

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    2021年02月06日
  • もぐら 讐

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    シリーズ2作目
    前作と比べると「もぐら」の活躍(アクション的な)が薄くなった反面、推理的な要素が強くなった感じ。
    展開もスピーディーで読みやすかった。
    もぐらが自由になった自作に期待です。

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    2020年12月30日
  • もぐら

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    帯には「〜ただ1人悪に立ち向かう!こいつの強さは規格外!」何ともわかりやすい文句!
    試しにと思い購入しました。もう安心の強さでサクサク読めました。予想外の結末が良かった。
    読み終わって気が付いた…シリーズ化してるのね。(汗)
    回収決定!

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    2020年12月11日
  • もぐら新章 波濤

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    今回の竜星は冒頭と締め以外はかなり控えめだったが、綱村の存在感がすごくあったので面白さに変わりはなかった。ちょっと細部を盛り過ぎてしまいプロローグで一気にまとめた感はあった。竜星の周りの人はみんな良いこと言うよな。

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    2020年12月10日
  • D1 警視庁暗殺部 壊人

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    現実のテーマをうまく取り込んでいて良かったと思う。また敵側の主要人物がかなり清廉というかジタバタしなかった点も異質で良い意味で裏切られた。

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    2020年12月01日
  • 警視庁公安0課 カミカゼ

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    警察官が公安作業班員になり、潜入するまでが描かれる。公安作業班員はなりたくてもなれるものではない。
    少年課への異動を望む地域課交番勤務の主人公。
    真面目で実直な故、公安上層部から異常なスカウト方法で様々なトラップを嵌められ...
    格差社会が広がると、労働者階級と権力体制側という構図は歴史に多く見る。
    貧困層で喘ぐ人々を集め、国家転覆を図り、武装蜂起を画策する市民団体。壊滅のため、潜入するが。
    公安も大義がなければ、悪と変わらず。
    誰が敵が味方か分からない、目まぐるしい展開。
    警察もので著名な矢月氏の作品を読むのは初めてだが、素晴らしいな。
    最後がいささか時代を感じるが、こういう感じ悪くない

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    2020年09月12日
  • 警視庁公安0課 カミカゼ : 3 首都爆発

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    面白かった。スパイの中にさらにスパイ!?誰が味方で敵なのかが終盤まで分かりにくいところが読ませる気持ちをより高めてくれた。ちょっとACTシリーズに近い気がする。心理学的な要素がやや強い点がちとくどいかな。

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    2020年06月16日
  • ACT3 掠奪 警視庁特別潜入捜査班

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    警視庁特別潜入捜査班「UST」の第3弾。
    今回は日本の未来を担う先端技術を狙う中国の謎の巨大ファンドに立ち向かう。
    早川と名乗る人物にスカウトを受けていた人物が失踪したことから、他にも何人かの技術者の失踪者の捜査を行うことになった「UST」。No.1の田宮は10日間で薄毛になり、お腹も出た立派な中年として、早川と名乗る人物が勤めていたとされる企業に営業マンとして潜入する。
    その他にも投資家を演じる飯塚、技術者を演じる秋江、宮田の妻役の裕美で、巨悪な敵に立ち向かっていく。
    潜入捜査ならではのハラハラ感。普段は劇団員として、いつも主宰者に怒鳴られっぱなしの田宮が、実は俳優としても優秀で、なおかつ強

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    2020年04月19日
  • 紅の掟

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    矢月秀作『紅の掟』徳間文庫。

    『紅い鷹』の続編。笑えるくらいに昭和の劇画風のハードアクション小説。ご都合主義と荒唐無稽のぶっ飛んだ展開の連続は相変わらず。今の世の中でこれだけ善と悪のはっきりしたストーリーは珍しい。

    殺し屋組織の頂点に君臨する証である拳銃・レッドホークを継承した工藤雅彦は内縁の妻・亜香里と共に地方に身を潜め、ひっそりと暮らしていた。ところがある日、工藤の元に殺し屋組織の長老が何者かにより殺害されたという報せが入る。図らずも、再び闘いの場に身を投じることになった工藤と亜香里は……

    一応、ストーリーとしては完結しているのだが、果たして続編があるのか、無いのか。

    本体価格71

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    2020年02月12日
  • 警視庁公安0課 カミカゼ

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    やっぱ矢月さんのハードボイルド小説は好きだな。ベタな展開かもしれないけど、それも含めすき。
    これは絶対続編あるだろうな。っておもったらすでにあるんですね。さっそくポチりました。

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    2019年11月26日
  • ESP

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    矢月秀作『ESP』幻冬舎文庫。

    日夜、超能力の研鑽を重ねる若者たちを主人公にしたサイキックSF小説。まるで時代に逆行するかのような現実離れしたバリバリの超能力が描かれる。平井和正の『幻魔大戦』を思い出す。

    全国から集められた子供たちを訓練する超能力者養成機関・悠世学園で、一人の男子生徒・左木陽佑が瞬間移動の実技訓練中に突如覚醒する。ペアを組んだ女子生徒・高馬さくらと共に見知らぬ土地へと瞬間移動した左木陽佑は『何か』により闘いへと導かれる。

    本体価格730円
    ★★★★

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    2019年10月29日
  • 警視庁特例捜査班 幻金凶乱

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    矢月秀作『警視庁特例捜査班 幻金凶乱』角川文庫。

    シリーズ第2弾。まあまあかな。詐欺師の沢村、天才的オタクの光野、元傭兵の神園、そして元暴力団幹部の村越が警視庁の一之宮祐妃警視正の元に集結。元指定暴力団員の三輪谷が経営する『アップルハウスファンド』のマネー・ロンダリングの実態を暴くために、過激な捜査を決行する。

    元指定暴力団員の三輪谷の犯罪が小物過ぎて、一之宮祐妃警視正率いるワケあり犯罪者集団とのバランスが取れていない感じがする。例えるなら、地方の暴走族を蹴散らすのに海外の傭兵部隊を投入したという感じなのだ。

    本体価格640円
    ★★★★

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    2019年10月24日
  • 警視庁特例捜査班 幻金凶乱

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    全員ワケありと言うことで、メインとなる登場人物たちは元犯罪者たち。詐欺師の沢村。パソコンおたくの光野。女性ながら元傭兵の神園。元暴力団の村越。
    4人で仮想通貨詐欺を立証していく。

    暴力団の資金源が仮想通貨というのを読んで、インテリでないと暴力団もやっていけないのだろうなと感じました。実際はどうかは知りませんが。
    任侠学園を読んだばかりですが、常にお金が必要なのは、どんなヤクザも同じなのですね。そしてヤクザに最も必要なのはコミュニケーション能力だと改めて実感。

    元傭兵の神園の存在は何だか反則のような気もしましたが、また4人の活躍を見てみたいです。

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    2019年10月17日
  • もぐら新章 血脈

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    わお!新たなる「もぐら」伝説始動!!♥

    人類最強を決める壮絶な闘いの末、伝説は終わりを告げた……はずだった! ?
    今、物語最後の地・沖縄で、あの伝説が蘇る!

    まさに『血脈』!!竜星カッコいい〜!!(≧∇≦)/♥

    紗由美も楢山も、相変わらずだしw
    増尾も更にカッコよくなっちゃって!♥
    ホント、みんな怪物ばっかですわ!!www

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    2019年08月08日
  • ACT3 掠奪 警視庁特別潜入捜査班

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    矢月秀作『ACT3 掠奪 警視庁特別潜入捜査班』講談社文庫。

    シリーズ第3弾。昭和の劇画のように余り深く考えずに楽しめる異色のエンターテイメント警察小説。劇団員兼務の潜入捜査官という設定が面白い。

    今回の『警視庁特別潜入捜査班』に与えられたミッションは燃料電池自動車開発に関連する技術者失踪事件の黒幕である中国系企業への潜入し、中国への技術流出を防ぐことだ。今回主演を務める田宮一郎ら捜査班のメンバーは各々の役者になりきり、中国系企業への潜入を果たすのだが……

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    2019年03月19日
  • ACT2 告発者 警視庁特別潜入捜査班

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    公演の出演者は 多少入れ替わるとしても主たる出演者は固定なのかと思ったら 変わらないのは主演俳優の田宮さんだけなんだ。前回のキャストがいい感じのバランスだったので ちょっとアテが外れた感じ 笑。
    ストーリーは興味深く 1作目同様スピード感もあり またまた一気読み。
    毎回キャストが総入れ替えするのは 新鮮さの面ではいいのだろうし 潜入先の事案によって 必要なキャストが変わるのは当然のことながら 話ごとにキャストやチームワークに入り込むのにちょっと時間がかかる点が読者としては いいような悪いような。

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    2018年12月09日
  • リンクスIII Crimson

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    ネタバレ

    嶺藤がクリムゾンに拉致された!
    ・・・って、おい!またかよ、嶺藤っ!捕まり過ぎだろ?www

    レインボーテレビに監禁された嶺藤救出のため潜伏中の奥多摩から向かう日向に、最凶最悪の敵・クリムゾンが真っ向から立ちはだかる。
    ついに明らかになる全貌。
    果たして日向は、全世界を相手取った強大な陰謀を企む敵を倒し、家族を、そして世界を救うことができるのか!?

    高速ハード・アクション三部作。書き下ろし、堂々完結!!

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    2018年10月24日