夜光花のレビュー一覧
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ここの、怜士の心理描写は物凄い臨場感だった。うがった言い方をすると、トラウマがどうのこうのと散々煽るのは、トラウマが吹き飛ぶほどに相手の事を愛している、と言う「深さ」のメモリとしてトラウマを利用している様に感じる時がある。それを当然読者も期待して読むわけで、やっぱり駄目だった、としつこく書かれると、話を引き延ばしたいだけなんじゃ…と言う気にもなってくる。当然、怜士がそう願うように、トラウマを払拭し抱き合える事を期待しつつも、あれだけ「トラウマがあるんだ!」と煽っておいて、えらくあっさり乗り越えたな、では、やっぱBLなんだなぁ…と言う気持ちも出てきたりするが、怜士が最後の賭けに出る気持ちで勇気を
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「忘れないでいてくれ」のスピンオフ。前作は一段だったのに、今回は二段組でボリュームがありました。
前回イラスト担当していた朝南かつみ先生への追悼の意を込めて、イラストなしになっています。でも、ちゃんと頭の中では朝南センセの絵で再生されて、驚きました。イラストなしにしたことで、偲ぶことができてよかったと思います。
前作で噂のオトコだった花吹雪先輩が登場します。主人公は清涼の同級生だった怜士です。
こちらの怜士も、過去の失踪事件によりトラウマに悩み苦しみ続けているというのが、前作と似通っていて困惑しました。
トラウマに苦しむという設定が作品に頻繁に登場してくるので、混乱するというか。
でも、花吹 -
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花シリーズのスピンオフ。あの尚吾と誠が住んでいた村の隣村にいる、これまた兄弟の話です。こちらは、弟×兄。
兄の泰正が、25歳とは思えない子供らしさ?でまさに天真爛漫という言葉がぴったりで、毒気が抜かれます。
元は大人しいお人形のようなお利口さんだったのですが、ある出来事から別人のようになってしまったという過去の持ち主。
どこからどう見ても危なっかしく、心配この上ない兄を、ずっと護ってきた弟の衛の胸の奥には、誰にも言えない激しい想いが秘められていて。
「花」は、ダークミステリーな匂いがムンムンの兄弟モノでしたが、こちらもその花にまつわるストーリーなので、同じくミステリアスです。ただ、泰正のキャ -
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ネタバレ作中では、受が過去の出来事に大きく罪悪感を持っている設定となっていたけれど、自分の父親が攻の母親(かつ隣人)と不倫していたんだから、当時、攻に対しても嫌悪感を抱くのは当たり前なのでは…
中学生の多感な時期だし。
まぁ、攻に対して劣等感も持っていたし、作中の設定としてそうしたんだろうけれど、読みながら「そこまで卑屈にならなくとも…」と思いながら読みすすめていったので、構成などはけっこう好きな作品だけど、☆5つにはなりきれなかった。
むしろ、受が入院している攻を見舞ったときに取り乱していた攻母に対し、「自分のことは棚上げにして一方的に責めるなんて自分勝手なやつだ」と思ってしまった。
+受の言葉 -
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幼馴染み、執着愛など夜光花センセらしいテーマの話。
世間的にはイケメンでカッコいい人気モデルだけど実はヤンデレな大型わんこの椚×動物は大好きだけど他人への意識が希薄なペットシッターの陽斗。
二人は小学校からの同級生ですがこれといったつきあいもなく、10年ほど経ったある日突然、陽斗の元に椚から犬の世話をしてほしいという仕事の依頼が入ります。
陽斗にとって椚は忘れかけていた存在だったのに、どうやら椚はずっと陽斗のことを忘れずにいたようで、犬の世話にかこつけて何かとしつこく迫ってきます。自分勝手で荒っぽい椚が怖くなった陽斗は、彼から距離を置こうとするのですが。
最初は椚が自己チューで乱暴で鼻持ちな -
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ネタバレ『眠る劣情』のスピンオフ。
恋愛モノとしてみると、☆3つ。
推理小説としてみると、☆5つ。
なので、間を取って☆4つ。
ただ、犯人(?)はかなり早い段階で見えてきた。
串田のキャラが苦手。
けど、あのキャラだから、この本(ストーリー)は成り立っている気がする。
ただ、いまいち串田の感情がつかめなかった。
『恋人』となってからも、ちゃんと守のことを好きなのかは見えてこない。
また、守にしても、串田の中身じゃなく外見が好きなんだとしか見えてこない。
『眠る劣情』よりもこちらを先に読んでしまったけれど、『眠る劣情』を先に読んでいたら、串田のキャラもそこまで苦手ではなかったかも。
「や -
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ネタバレ重い… ストーリーが重いんだけど、この重さ、嫌いじゃない。
読んでる途中は、攻のことを
「そんなに長年好きだったのならば、そんなに酷いこと言ったりやったりできないだろう…」
と思っていたし、受のことも
「攻への気持ちが全然見えてこないのに、これでどうやて攻への気持ちをつなげていくんだろう???」
と思っていた。
けれど、そういった疑問もすべてきれいにまとめられていて、納得のいく終わり方でした。
…私には…
ただ、内容として、攻を婚約させる必要があったのか?という疑問が残るのと、
攻は絶対に葛藤しているはずなのに、それが文面上にあまり出ていない
…受視点だからそれが当たり前なのかもしれない -
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攻め:人形作家・夏目錬三郎
受け:編集者・中在家敦彦
人形が死ぬほど苦手な敦彦なのに事故で入院した先輩編集者の代わりに人形作家の写真集を作る担当にされてしまう。夏目は偏屈だと聞いていたのに物凄く親愛的だったのは彼の大好きな人形に敦彦が瓜二つと知り、更にこの仕事をしたくなくなってしまう。
自分の良いように物事を解釈してしまう作家と優柔不断で押しの弱い編集者の話…?
夏目の態度は攻めじゃなかったら単なるにKY。横恋慕するウザい人間と変わりない。
でもほだされちゃったりするのよね(笑)
気持ちより身体の気持ち良さで先に落ちた感じ?(笑)
エチ場面がふんだんにあってさすがな夜光先生クオリティ