夜光花のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ重い… ストーリーが重いんだけど、この重さ、嫌いじゃない。
読んでる途中は、攻のことを
「そんなに長年好きだったのならば、そんなに酷いこと言ったりやったりできないだろう…」
と思っていたし、受のことも
「攻への気持ちが全然見えてこないのに、これでどうやて攻への気持ちをつなげていくんだろう???」
と思っていた。
けれど、そういった疑問もすべてきれいにまとめられていて、納得のいく終わり方でした。
…私には…
ただ、内容として、攻を婚約させる必要があったのか?という疑問が残るのと、
攻は絶対に葛藤しているはずなのに、それが文面上にあまり出ていない
…受視点だからそれが当たり前なのかもしれない -
Posted by ブクログ
攻め:人形作家・夏目錬三郎
受け:編集者・中在家敦彦
人形が死ぬほど苦手な敦彦なのに事故で入院した先輩編集者の代わりに人形作家の写真集を作る担当にされてしまう。夏目は偏屈だと聞いていたのに物凄く親愛的だったのは彼の大好きな人形に敦彦が瓜二つと知り、更にこの仕事をしたくなくなってしまう。
自分の良いように物事を解釈してしまう作家と優柔不断で押しの弱い編集者の話…?
夏目の態度は攻めじゃなかったら単なるにKY。横恋慕するウザい人間と変わりない。
でもほだされちゃったりするのよね(笑)
気持ちより身体の気持ち良さで先に落ちた感じ?(笑)
エチ場面がふんだんにあってさすがな夜光先生クオリティ -
Posted by ブクログ
ネタバレ連日読み続けてるせいか、寝不足で頭痛してきてます。
それでも読む手を止められない!
先が気になりすぎて、躓きそうになりながらページ捲ってます。
恋のトライアングルの中に横やりも入ってきて、その青さ故に微妙に
イラっとしちゃったりもするんですが、こうなってしまうと可哀想……。
そしてラスボスの箍も外れ始め、仲間を失いながらも立ち向かう啓の
成長にも期待です。
とはいえ、ここまで敵との力の差が歴然としている場合の展開って、
スーパー修行であり得ない力を手に入れるor歴然とした差のまま、
敵が悟りを開いて自ら破滅パターンというファンタジーの黄金則が不安。
ありきたりラストだけは避けて貰って、次巻を -
Posted by ブクログ
ネタバレ大国の支配する国の中で生きる少数民族の攻と受。
攻は褐色の肌と独特の慣習を持つ民族、受は鳥と人とのハーフで羽を持つ民族。
気位が高く見た目も美人な勝気受は、鳥人族を率いる長です。
その辺のBLの女性と見紛うような……までは同じ設定ですが、なんといっても男らしい受です。
見ていていっそ清々しいくらい、男らしい。
攻も寡黙で少し強引で、もう萌えツボが刺激されまくりました。
ストーリーもリンクス得意の2段組でみっちりガッツリ。
ファンタジーの中でも、これは結構冒険したなー……というような。
霊長類と鳥類のミックスである鳥人たちのこどもは『たまご』です。
しかも年に二回の『発情期』以外はものの見事に -
Posted by ブクログ
獣人VS人間、と言う様相が大きくなり、最後は大円団で、バトルものとしてはご都合主義っぽさがないとは言えないが、やはりBLであるんだなぁ、と言う気がするのは仕方ないか。主軸のテーマは「BL」であって、バトル小説ではないんだもんねぇ。巴と光陽が手錠で身動きとれなくなった場面で、巴が「餌」は治癒能力が高いので手首を切り落とす決断をとっさにしている、と言う場面でぐらっと来たと思ったら、蓮がクッキー缶に鍵を入れておく、と言う、こう言うとこがお話を進める為には仕方ないお約束か…と気が抜けちゃった場面はあったものの…。獣人と餌、と言う関係性の駆け引きまではとても萌え上がるものを感じたんだが、いい意味で風呂敷