夜光花のレビュー一覧
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ビスクドールに興味がある女子はいっぱいいるだろうけど、あの手の精巧にできたお人形が苦手な人も少なくないと思います。
この話はメインにビスクドールが登場。なんと言っても攻の夏目が人形作家なので。この夏目の人形写真集をつくるため出版社勤務の敦彦が彼の家を訪ねるところから話が始まるんですが…
過去のトラウマから、敦彦は人形が大の苦手。しかし、頼まれたら嫌と言えない気質のせいで夏目との仕事を嫌々引き受けてしまいます。その夏目、敦彦を一目見た途端、気に入ってしまい急接近してきます。それはもうすごい。触ってきたり、キスしてきたり異常に執着してきます。実は溺愛するビスクドールに敦彦がそっくりだったせいなんです。
始めは戸惑い、仕事だからと我慢して夏目につきあう敦彦ですが、「愛はない」と否定しつつ身体の関係はどんどん深まってしまいます。このあたり、自分では男同士の恋愛を否定しきってるのに、行動はしっかり夏目の恋人になってるのが面白かった。
シリアスな部分もありながら、かなり笑えるストーリーです。失笑?できます。引き受けた仕事のくせに、失礼なほどの敦彦のドール恐怖症も中盤まではものすごいし、無神経にも好きじゃないと言いながら、夏目とのHはかなり盛り上がってるし、ほんとにすごいズレっぷり。
対する夏目も相当なもの。しつこく敦彦にせまって、ちゃっかり自分のものにしてしまいます。あげくに女装までさせてドン引きさせたりするあたりも笑える。なのに、敦彦と別れる先の事まで考えて自分から逃げ出したりとか…かわいいけどね。恋は盲目とはこのことです。
絡みシーンはてんこもり。年上わんこに全身舐めまくられ、新しい扉を開いてしまった敦彦の乱れ方は相当なものでした。
社会的にどうよ?と思う、男二人のエロエロな「リア充」ストーリー。面白かった!
プランタン出版サイトにSSが掲載されています。誕生日プレゼントの話ですが、すごく面白かった。そうか、敦彦はスーツフェチだったのか。やっぱりズレてて、でもエロくて最高でした!このSSで★が増量です。 -
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シリーズ最終巻、すべてが決着します。
全編通して気に入っていたから、これで終わってしまうのは名残惜しいです。
鬼喰い草が撒き散らす様々な忌まわしい事件も、尚吾の母親の死によって終焉を迎えます。この母親が恐すぎ。普通ではない神経の女で、中でも尚吾を自分のいる場所まで引き摺り下ろそうとするアコギなやり方にぞっとしました。鬼喰い草そのものの毒婦!
皆を魅了して弟まで自分のものにする尚吾は、ひょっとしてあの母親後をひいてるから?という思いがふと頭をかすめてしまう恐さもあるし。
でも、尚吾は兄として恋人としてほんとに誠実。無茶な行動に出る誠に振り回され、思い悩んだり助けに走ったり苦労しています。この最終巻では、今までの中で一番誠の事を心底愛している尚吾の気持ちが伝わってきます。禁忌愛を母親の血のせいなんて思わせなくする、尚吾の誠への深い愛と苦悩は胸打たれるものがありました。
何故これほどまで誠に執着するのか、思い出話や回想でその答えがわかります。いろんな謎が解き明かされて興味津々ですよ。そこにまさかの学生服プレイが絡むのが萌え。イチャコラもヒートアップしてます。
2巻読んだ時点で、もうこれ以上はエロ盛りすぎでしょうと思っていたけれど、さすがです。最終巻も飽きさせることのない兄弟のハードなラブっぷり。誠が、かなりな魔性に成長。しかも天然。父親にバレても開き直る強さまで身につけて、どう見ても尚吾を尻に敷く嫁になりそう…
「希望の花」の締めくくりが感動でした。
兄弟モノとしては最高ランクの位置づけです。 -
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両親の借金の形に大富豪の家に売られて…みたいな古風で王道な導入部分で不安になり、「息子の便器になりなさい」という台詞で、痛い話だといやだなあ…と心配に。
やたらダークなお話かと思いましたが、かなり序盤から流れはまったく異なった方向に。
恋あり悩みあり、思春期の少年達のスクールライフが中心です。全寮制の男子校の雰囲気が初々しくて読み手を飽きさせません。仲間たちとの生き生きとした会話も楽しいし、ラブホのエピもよかった。
売られた春也は、素直で可愛くて健気。相手を思いやるいい子です。対する大富豪の息子一輝は不器用でエロいことばっかり考えてるヤツですが、男らしいし、いざとなると大事な春也を守ることができる頼りになる攻。
この二人が、たどたどしく体を繋ぎ心を寄せ合っていく過程は、もう甘酸っぱすぎてたまりませんでした。
さらに「こいつは俺のなんだから」っていう、一輝の台詞に一発KO。嫉妬や独占欲がいっぱいで、ドキドキした。しかも、その後がファーストキスって。
体から始まった関係だけど、二人の気持ちはどこまでも純愛です。
そういうのって、ほんとに萌えの極致!すごく愛し合っているのに、恋人同士になれない現実や心の壁があって、二人は10年以上かけてその障害を乗り越えていきます。泣かずに読め、という方が間違ってるくらい。涙腺にきましたよ。
10数年の間に、相手を思いやり好きな人のために人間として成長していく姿も感動的でした。特に一輝は、アブノーマルな父親に似ることなく安堵。春也を守りきっていて、清々しいです。
好き、と言う簡単な言葉をもらうことにこだわり続けた春也と、言うことができなかった一輝の心情は本当にピュアで、泣けました。
夜光花センセ流のひとくせある、王道ものです。
一読をオススメします。 -
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「水曜日の悪夢」のスピンオフ。
ちょっと変わってた、あの紀ノ川がメインで登場です。それだけでもうれしすぎですが、今度のも予測不可能なSFサスペンスで身悶えしちゃいました。
紀ノ川、すごくいいです。UFOを呼ぶ会とか、スイーツ好きとか、むちゃくちゃ勝手でサカモトリョーマって名前すら覚えないあたりは、もう笑うしかない。俺様ジャンルを突き抜け、もはや変人。
しかも、すごく魅力的です。
そんな紀ノ川に一生懸命絡んで、つっこむ良麻が健気でいい子で好感持てます。二人のやりとりは最高。
笑えるコメディタッチな部分もあるけど、この話の良さは、やっぱり中盤からのせつなくて胸しめつけられるような良麻の想いがあってこそ。
前作での知らされていなかった真実が判明したり、バイオロイド細野の登場があったり、Hシーンも期待を裏切らず、読みどころがてんこ盛り。
ラストのまとめ方もちょっと胸が熱くなってしまい満足でした。SSかなんかで、その後も知りたいくらいです。やっぱり紀ノ川はUFO呼んでるんでしょうかね…細野もそのうち呼びつけられそうだわ。 -
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夜光花センセの作品は、どれも一見ダークな印象を受けるけど、ちゃんと愛があるところがいいですね。ちょっと詰めが甘いかなーとも思いつつ、やっぱりBLには愛がお約束かも。
前半、聡は昔の恨みかなと思う言動で幸也を揺さぶり続けるので、それに対する幸也の不安な後ろ暗い気持ちが、読んでるほうにもズキズキと伝わってきます。幼馴染みに対する負の感情がずっと心の奥にあったから、聡との関係もこんなに歪んでしまったんですね。中学生なんだから、相手をライバル視するあまり憎むのは仕方ないと思うけど、そこに聡が純粋に愛情を示してきたから、ますますうざったくなって。
教師という同僚の立場になって、昔と関係が変化してしまい、聡に逆らえない幸也が、体を責め苛まれてだんだん愛に気がついていくところはさすがのストーリー運びです!
普通なら、「ここから飛び降りろ」って言われた相手を、まだ未練たらたら想って体の関係を強いる聡に、理不尽さを感じるところなんだけど、ずっと執着してきた気持ちはむしろせつない。。。
そのあたりもぐっときます。
絡みシーンも萌えます。。。夜光花センセらしく、きちんと書いてあるところがスキ。
それにプラス、小山田あみセンセのイラストがとってもステキでうっとりです。 -
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「水曜日の悪夢」をざっくりとしか覚えていない状態で読んだ。
ある意味身代わりもの。切なめだったけど紀ノ川さん絶好調で薄れてたりしなくもない。まじ絶好調。
紀ノ川さんが絶好調でいとしすぎてゴロンゴロンしましたよ。ゴロンゴロン!!!
本気でUFO呼ぼうとする大人愛しい……抱きしめたくはないけど遠くから眺めていたい。愛情表現の仕方が大振りのくせに優しくて大人で好きだなあ。
受けの良麻は、無垢で自分の感情がよくわかんなくて、不器用ですごいかわいい。この子は抱きしめたい。超かわいい。すごいかわいい。紀ノ川さんのことがすごくすごく大好きで、ほんとにかわいい。
ラストは半分寝ながら読んでたから最初(゚Д゚≡゚Д゚)エッナニナニ?って感じだったけどわかった瞬間叫んだ。早朝だった。うわああああああああって叫んだ。
はあ、よかった……続きが読みたいなあ。ラブラブ篇がほしいところ。
今回もすごく夜光さんだった!満足!!! -
Posted by ブクログ
久しぶりに面白かったです。
主人公(受)視点だと、攻が冷たいように書かれているけど、彼が主人公を好きで好きでもう辛抱タマランのだろうなということは、読者にはバレバレで終始ニヤニヤが止まりませんでした。
完全にラブなエンドじゃないので、もう少し先が見たかったです。出来れば攻視点で。
別に主人公視点のままでも、いかに攻が主人公のことが好きなのかはひしひしと伝わってくるんですが、攻視点のお話があれば主人公の良さももうちょっと伝わってくるかなと。
主人公に共感はするんですが、それゆえにモテてること以外は「自分」のようで、良さが分からなかった…顔以外なぜ惚れたし…。
小山田あみさんの絵がめちゃくちゃツボヒットでした。 -
Posted by ブクログ
いやーーーーーーーもーーーーーーーゲロあまーーーーーーーっ♪
夜光さんの思惑通り、砂吐きましたー!やっほーい!
1作目の『不浄の回廊』が、もうやたらめったらお気に入りなので
また歩と西条に出会えて、それだけでも幸せだったのに
いやーん、西条が甘い~!(口は相変わらず悪いけど)
メチャクチャ、歩のこと可愛がって大事にしてるじゃないですか。
歩のご飯もHにもメロメロじゃないすか。
逆に歩の方が、未だに自分が西条に好かれていることに自信がなくて
一人ぐるぐるしてドツボにハマるわけですが、それでも今回は西条の
想いに揺らぎがないので、読者としては微笑ましく
「早いとこ、西条にエロエロちゅっちゅしてもらってこい」
とつぶやいてしまえるのが良いです。
これ1冊でも、夜光さんの甘々エロエロは楽しめるかと思うけど
1作目を見てるのと見てないのとでは、萌え度が格段に違うはずなので
ぜひ、未読の方はまとめてどうぞ。