あらすじ
出版社に勤める敦彦は、人形作家・夏目錬三郎との仕事にうんざりしていた。溺愛する人形に瓜二つだという敦彦の顔に異常な執着を見せる夏目は、ことあるごとに愛を囁き身体に触れてこようとする。理解できない言動と人形恐怖症に悩まされる敦彦だったが、人形を壊してしまった代償として、夏目と寝てしまう。後悔する敦彦に対し、一途で天然な夏目の愛情は暴走し始めて……。
...続きを読む感情タグBEST3
ラブコメ
人形作家の夏目錬三郎と人形嫌いの編集者中在家敦彦。溺愛するビスクドールに瓜二つな面差しの敦彦を一目で気に入って読み進めるたびに夏目の暴走ぶりがすごくて萌える。
Posted by ブクログ
出版社に勤める敦彦は推しが弱く優柔不断。
人形師の夏目に仕事で出会うが溺愛する人形に瓜二つだという敦彦の顔に異常な執着を見せ…。
凄い夏目の自分本意な思い込まに敦彦と一緒に圧倒されました。
ここまで人の話を聞かないって。
敦彦が拒否していようがお構いなくどんどん要求はエスカレートしていくし。
でも敦彦も嫌がりながらもとか、仕事の為、弁償の為とか言いながらも惹かれていってて流されてる所が何とも。
夏目が敦彦から逃げてしまった理由には分からなくもないけど、そんな夏目にキチンとケリをつけた敦彦。
夏目と恋人になれ敦彦自身が自覚のないダメな所が成長出来て良かった。
ヘタレ執着攻め、楽しかった。
Posted by ブクログ
ビスクドールに興味がある女子はいっぱいいるだろうけど、あの手の精巧にできたお人形が苦手な人も少なくないと思います。
この話はメインにビスクドールが登場。なんと言っても攻の夏目が人形作家なので。この夏目の人形写真集をつくるため出版社勤務の敦彦が彼の家を訪ねるところから話が始まるんですが…
過去のトラウマから、敦彦は人形が大の苦手。しかし、頼まれたら嫌と言えない気質のせいで夏目との仕事を嫌々引き受けてしまいます。その夏目、敦彦を一目見た途端、気に入ってしまい急接近してきます。それはもうすごい。触ってきたり、キスしてきたり異常に執着してきます。実は溺愛するビスクドールに敦彦がそっくりだったせいなんです。
始めは戸惑い、仕事だからと我慢して夏目につきあう敦彦ですが、「愛はない」と否定しつつ身体の関係はどんどん深まってしまいます。このあたり、自分では男同士の恋愛を否定しきってるのに、行動はしっかり夏目の恋人になってるのが面白かった。
シリアスな部分もありながら、かなり笑えるストーリーです。失笑?できます。引き受けた仕事のくせに、失礼なほどの敦彦のドール恐怖症も中盤まではものすごいし、無神経にも好きじゃないと言いながら、夏目とのHはかなり盛り上がってるし、ほんとにすごいズレっぷり。
対する夏目も相当なもの。しつこく敦彦にせまって、ちゃっかり自分のものにしてしまいます。あげくに女装までさせてドン引きさせたりするあたりも笑える。なのに、敦彦と別れる先の事まで考えて自分から逃げ出したりとか…かわいいけどね。恋は盲目とはこのことです。
絡みシーンはてんこもり。年上わんこに全身舐めまくられ、新しい扉を開いてしまった敦彦の乱れ方は相当なものでした。
社会的にどうよ?と思う、男二人のエロエロな「リア充」ストーリー。面白かった!
プランタン出版サイトにSSが掲載されています。誕生日プレゼントの話ですが、すごく面白かった。そうか、敦彦はスーツフェチだったのか。やっぱりズレてて、でもエロくて最高でした!このSSで★が増量です。
Posted by ブクログ
夏目がどんどん敦彦に懐く子供に見えてくる。すごい人のはずなのに...。
人形作家としてはすごいかもしれないけれど、他のことは苦手そうな夏目。そんな夏目が周りのことを全く気にせず敦彦にアプローチしてくるのは、敦彦は困るだろうな。と思いつつもちょっと楽しかった。何があっても敦彦は離してもらえなさそう。幸せそうだし、それでいいとは思うけれど。
Posted by ブクログ
攻め:人形作家・夏目錬三郎
受け:編集者・中在家敦彦
人形が死ぬほど苦手な敦彦なのに事故で入院した先輩編集者の代わりに人形作家の写真集を作る担当にされてしまう。夏目は偏屈だと聞いていたのに物凄く親愛的だったのは彼の大好きな人形に敦彦が瓜二つと知り、更にこの仕事をしたくなくなってしまう。
自分の良いように物事を解釈してしまう作家と優柔不断で押しの弱い編集者の話…?
夏目の態度は攻めじゃなかったら単なるにKY。横恋慕するウザい人間と変わりない。
でもほだされちゃったりするのよね(笑)
気持ちより身体の気持ち良さで先に落ちた感じ?(笑)
エチ場面がふんだんにあってさすがな夜光先生クオリティ、満足しました。
蓮川先生の絵ももちろん堪能。
受けが女装する挿し絵があるのだけれど、ちゃんと男性がカツラを被った感じになっていて(これ大事)やっぱり上手い先生だなぁと思いました。
Posted by ブクログ
変態純情攻めに流され受け。世間からずれた人形作家のずれた悩みっぷりが良かったです。対して人形を壊してしまったからって、いきなり身体で返そうという敦彦はちょっと不審。
Posted by ブクログ
こりゃあいいトンチキだ!
なんかもう……攻めが……攻めがすごく斜め上で思い込み激しい変人で腹筋やられました。遠くで見てるぶんにはいいけどお近づきにはなりたくないです!
地の文が冷静でテンポよくて好きです。
たたみかけるエロにちょっと疲れたけどおもしろかった!!
Posted by ブクログ
かなり気に入りました!
いろんなコメントを読ませていただきましたが、ほんとにその通り!
思いっきり変人ですねvでも痛くてどろどろグチョグチョな変人ではなく、なんと純情(?)な変態であることやら・・・。
その反面受の優柔不断もいい感じです。
Posted by ブクログ
★★★★あらすじで感じた怖いというか人形に執着というのではなかったですね。ちょっと苦手な感じで恐々読んでいたのですが、すっごく中身は面白い!しすごく攻めの夏目が可愛かったです。ちょっと壊れ気味の夏目だけど、ものすごい気に入ってしまいました。
Posted by ブクログ
プラチナ文庫初だそうです。蓮川先生の絵も初めてらしく、読んでいて素敵なイラストに引き込まれました~題名通り、かなり偏愛の人形作家夏目とその編集敦彦。夏目の溺愛する人形、杏珠にそっくりな敦彦が編集として目の前に現れたらもう、一目惚れどころではありません。寝ても覚めても敦彦で一杯になって、無碍にされたら眠れなくなって睡眠薬をもらう事になったりと、激しい盲目の愛の嵐です。敦彦は過去の笑えないトラウマから人形が異常に嫌いなんですけれど、高額な夏目の人形を壊してしまいその代償に身体を差し出す訳です。夏目の執拗な愛がよかった。蓮川先生の絵が余りに素敵で、もっともっと見たかった、です☆~
Posted by ブクログ
ジャケ買い。
蓮川先生の絵の綺麗さはホントどうしようもないくらい心が躍りますね。
後のあらすじを読んだ時にもっと後ろ暗いお話かと思ってたら・・・・
攻:夏目の暴走っぷりは引くのを通り越して笑ってしまうくらい純粋一途なマイナス思考。
しかも遅漏w
でも、両親の死や祖父母の死で普通の人よりも感受性が豊かだったから故の閉塞感なんでしょうね。
もしかしたらそういった夏目に対して拙い文章だと嫌悪感が湧くかもしれない背景なのに、いい意味で哀れに思えて引き込まれました。
受:敦彦は意外とひどい。でも、これが案外普通の感覚なのかもと思えるくらいバランスがよかったです。
ドールを壊してしまったから抱かれるという、ある意味直結型で夏目の最初からの行為に対しては寧ろ暴言かと思うけど、口と頭で考えていることの中で行動にそれだけではない雰囲気が盛り込まれていたと思う。
夏目の幼馴染の迫田さんが重要!
むしろこの人がいなかったら何も始まらず何もまとまらなかった!!
そして最後に先輩社員に言われた一言。
今まで受け身で勝手だった中途半端な敦彦に対して辛辣にそれでもちゃんとここまで見てくれていることに対して敦彦はホント感謝しなきゃですよ!
不平不満は敦彦よりも先輩たちの方が多かったはず。
夏目先生、幸せになってね!もう1人じゃなくていいんだよ!
☆3.7
Posted by ブクログ
人形作家の攻めというんでもっと変態なのかと思ったら純粋乙女でした。
そのうえ遅漏ってwwww
イメージしてたストーリー運びとは全然違ったけれど楽しく読めましたww
Posted by ブクログ
天才ビスクドール作家に惚れられた編集者がほだされるまで・・・。キャラ文庫の「ミステリー作家串田寥生の考察」になんとなく似ている。攻が変なところ?
あとがきで夜光先生がおっしゃっていた、「蓮川先生がイラストを描いてくださるのに、どうしてゴージャスな攻めにしなかったのか…」この文章にすごく共感しました。