森村誠一のレビュー一覧
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復活の条件
タイムマシンで過去へタイムスリップの物語りではないが、それに類するストーリーである。主人公はオリジナルの世界で喪失したものを、鏡像の世界へ身を移し取り戻していく。鏡像の世界というユニークな舞台で、社会派推理作家の巧みなストーリーが繰り広げられ、森村ワールドへ深く引き込まれてしまう。
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深海の夜景、弔辞屋
短編集とは気づかずに購入した。いずれの作品も社会派推理作家の本領発揮といったストーリー展開に引き込まれる。
最初の弔辞屋は、題目からは想像だにできない、若き日の男女のすれ違いが、往年になって紐解かれる、涙を誘うラブストーリーといえる。
✳︎出版社へ
文字化けが多数。なぜか「噂」という文字が、突如現れる、意味不明、存在しない熟語となっていたり、誤植と言うより電子データに起因する文字化けのように思える。 -
購入済み
名誉の条件
政権にいる悪を牛尾刑事らが追い詰める。暴力団組織も登場するが、このフロント企業のトップについたのが、組織の中にあって暴力を否定する特異な主人公である。主人公と様々な経歴を持つその部下たちは、個々の際立った能力を発揮つつ、牛尾らと連携して事件を追う。
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ネタバレ森村誠一「老いの希望論」、2015.10発行。目に留まった所は: ①シニアの二極化、「有用老人」vs「お荷物老人」、「好かれる老人」vs「嫌われる老人」。好かれなくてもいいけど、嫌われないようにはしたいですw ②高齢者は「負けること」「諦めること」も学ぶ必要が。若い頃から学んでいます。③人生を豊潤にする濃密な時間を持つ。著者は、喫茶店で過ごす時間。私は読書。④「独居老人」でなく「独立老人」の誇りを!
声かけで積極的に社会に参加している横丁の隠居。私もそうかもしれませんw。森村誠一「老いの希望論」、2015.15発行、再読。①リタイア後こそ、1日のスケジュール表が必須。同感です。私のはスケスケですがw。②異性文化で心身が活性化する。公民館で講座を受講したり、一緒に体操やヨガをしていると、男女共学の学生時代に戻った気持ちになりますw。③男も家事力が不可欠。デジタル家電は苦手ですが、頑張ります。皿洗いやゴミ出し、庭掃除など、アナログはお手の物です(^-^) -
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森村誠一『魚葬』角川文庫。
5編から成るミステリー短編集。たまに昭和を背景にした古いミステリーを読むのも面白い。男女の思考や欲望は今も昔も変わらない。予想以上に捻ったミステリー短編が並ぶ。
昭和は遠くなりにけり。
『魚葬』。なかなかタイトルとストーリーとが結び付かず、何かを象徴するタイトルなのかと読み進めば、タイトルがミステリーの解答であることに気付く。学費を稼ぐために今で言うパパ活から銀座のホステスに転身した女子大生の杉村加代は高額の給料に惹かれ、中堅製薬会社の社長秘書になる。だが、それは表向きで実は女の身体を武器にした特殊接待が本業であった……
『神の怒色』。運命は神のみぞ知る。身代金目的の誘拐を計画する男と地位を利用し、汚職に手を染める男。そして、愛人を蔑ろにする第三の男。キャッシュカードで、全財産を引き出された男が少女誘拐を計画するが、とあることから殺人事件の犯人を暴く探偵役になる。
『殺意の複製』。過去から続く市役所職員と業者の汚職の構造。議員と公務員の汚職は今も昔も変わらない。権力を手にすれば色と金を求めるようになり、権力には黙っていても色と金が集まって来る。かつて汚職事件の責任から飛び降り自殺を図った父親の息子と飛び降り自殺の巻き添えで死亡した父親の息子との邂逅。そして、思わぬ展開と自殺の真相が明らかとなる。
『殺意の放浪』。仕事に嫌気が差し、浮浪者となった男が先輩浮浪者と浮浪者を気に掛けるホステスの殺人事件の探偵役を努める。誰が二人を殺害したのか。犯行の裏に渦巻く人間の欲望。
『鬼子母の末裔』。親離れしない息子と子離れしない母親の間に嫁という他人が入り込んだことで起きた悲劇。似た者同士の嫁と姑。
本体価格500円(古本100円)
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この本は、森村誠一が88歳の時に出版している。森村誠一は、100歳まで書き続けるという。
著者の本は随分と読んだ。『高層の死角』で、ホテルマンらしい目の付け方に感心してのめり込んだ。『腐食の構造』そして『青春の証明』、『人間の証明』『野生の証明』。圧巻だったのが『悪魔の飽食』の切り口の凄さに驚いた。続編で、画像問題で躓いたけど。いつの間にか森村誠一から離れてしまった。そんな著者が老いる意味をエッセイで書いている。読まざるを得ない。
私が、考えていた老人と今の私が老人になっているのと全く違った。なんでこんなに忙しのか。そして、サクラが満開だというのに、家に巣篭もり、パソコンを前にして、字を打ち込み、ZOOM会議を頻繁に行ってる。勿体無い人生をおくっている。もっとサクラを見たい。サクラの木の下で酔っ払いたい。老人の夢だ。
テレビを見ていたら、年金は75歳から受け取るとトクすると説明している。おぉ。国は老人が74歳まで働くことを想定しているようだ。確かに、全く死ねない時代になったのだ。でも男子の平均寿命が81歳というからあと10年もない。そんな時間しかないと自分のやりたいこともやれない。やっぱり100歳まで働かないと、やりたいことができない。
森村誠一のエッセイを読みながら、実に健康に心がけ、食べるものに気をつけている。優秀老人である。でも、老人性うつ病になったという。そこを脱出することの難しさを書いている。朝起きたら、やる気がなくなっているというのは、困ったもんだ。私はいつも朝の2時から3時に起きて、本を読み始める。この本も、今日の朝から読み始め読み終えた。そして、レビューを書いているのである。
森村誠一は、散歩をすすめ、散歩の道順に病院巡りをして、人が少なければ病院に入るという。健康ケアに力を入れ、便器のうんちまでデジカメで撮って、健康さを確認している。うん。それもおもしろいなぁ。うんちインスタなんかやったら、おもしろいだろう。でも、顰蹙をかいそうだ。うんちで炎上していたら、世話ないなぁ。
かっこよく老人したいと思っているのもいい。五木寛之、北方謙三をかっこいいと言っている。
散歩して、気に入った風景を見て、俳句を読み、ブログにあげるのがいいそうだ。
老人のことを「濡れ落ち葉」というのを知っていたが、箒ではいてもくっついているという意味を知り、粗大ゴミよりひどい言葉だと思った。濡れ落ち葉になりたくはない。やはり適度に乾燥していたほうがいい。
森村一はいう。「老人よ大志を抱け」と。いいなぁ。残り生きている人生を本当にかけるべきことに費やす。あぁ。やるべきことは、いくらでもある。老人よ、さらに暴走せよ。本を読み尽くして、未来を見通せ! -
Posted by ブクログ
ネタバレ小説に実際の事件が隠れていることや、その小説を自分の作品として発表して作家デビューするなど、設定が面白かったし、誤字から本人の作品じゃないことを見抜くなどはさすがだなあと思いました。
ただ、高見の行動や人物像だけ腑に落ちなかった。
純子とのやり取りでは紳士的な感じがするのに、真美子を脅して体を要求していたのが意外だったし、保険金の受取人を純子にした理由もよく分からなかった。渡した小説の重要性を伝えたかったのか?
最後の最後の刑事の魂とは?という部分がなかなかよかった!
解説で小説における自然描写について書かれていた。小説を読んでいる時に風景の描写が続くと煩わしく感じていたけど、登場人物の心理に繋がっていることが多いからもっとちゃんと読まないといけないな〜と感じた。
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