森村誠一のレビュー一覧
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レッドライト
対向車線からトラックが飛び込んできて、玉突き事故が発生する。被害となった車は炎上、ドライバーの女性は車内に閉じ込められ焼死する。偶然なのか炎上する車を撮影したカメラマン、炎上車の後ろ玉突き車に乗車していた女性タクシードライバーと曰くありげな客、さらに後続車の定年退職後の人生をおくる運転手等が、この事故の不可解さに関わっていく。
その後、このカメラマンが殺害される。
焼死した女性の車には同乗者がいたのではないか?
さらに玉突き事故の原因となったトラック運転手が殺害されるにいたり、複雑な人間模様が展開されていく。
捜査一課棟居刑事、新宿署の牛尾刑事、玉川署、狛江暑、小田原署の各所轄刑事が登 -
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堕ちた山脈
山を舞台にした短編が五編である。
北アルプス悪天で遭難しかかった2つのパーティ、実力登山家組と経験浅き登山家組が織りなすストーリー、「堕ちた山脈」。
北アルプス山小屋で発見された遺体。3人の容疑者から犯人を絞り込むアリバイ崩し。「虚偽の雪渓」
北アルプス山小屋の売上金を狙う犯人達。急ごしらえの登山者となって犯行を犯すが、山の厳しさの報いを受ける。「失われた岩壁」。
毎年、シーズンになると渓谷の宿へ学生が数名アルバイトに集う。この学生達の間で殺人事件が起きる。「増悪渓谷」
異母姉妹の姉が奥多摩川苔山で遺体で見つかる。妹が犯人に迫る、丹沢経ヶ岳で姉と犯人の痕跡を見つける。「犯意の落丁」 -
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棟居(むねすえ)刑事の凶存凶栄
短編小説が7編である。本の表題「凶存凶栄」は、ゴーストライターのお話し。
後半3編は、胃がんで余命を宣告された山葉が主人公。残された人生に思いを馳せつつ暮らす山葉の日常体験が、棟居刑事を通して事件を解決する。
余命の責任
余命の私刑
余命の休戦
が興味深い。 -
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凶水系
高崎市のマンション八階の居住者が転落死しているのを九階の居住者が発見する。八階の居室は密室を構成していたが、遺体からは睡眠効果を持つ薬であるテグレトールが検出される。九階の居住者が関わる殺人事件が疑われ、高崎署による捜査、謎解きが始まる。
八高線の鉄橋から男が転落死か、熊谷署や寄居署による捜査がはじまる。被疑者が浮かび上がるが完璧なアリバイがあった。捜査陣によるアリバイ崩しが始まる。
両事件の被疑者の関わり合いがまた謎を呼ぶ。 -
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死海の伏流
物語は出版社に勤める亜希子を中心に展開する。姉の美樹子が、厚木から広沢寺温泉に向かう途中行方不明になり、山中で遺体となって発見される。
銀座エトランジェのママ邦子が、伊豆下田の間道で殺害される。これら2つの事件の犯人探しが進展する。
物語りの後半になって、美樹子が国家機密のスパイ活動に利用されていたことが判明する。スパイ防止法の立法をめぐる暗躍、陰謀が浮かび上がる。
この小説には「あとがき」(昭和61年)があり、著者が民主主義や報道.表現の自由について語っているのが興味深い。
今は、令和6年12月。折しも経済安全保証(特定秘密防止)の記事が新聞紙面を賑わしている。 -
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森村誠一。高層エレベーターの中で黒人が胸にナイフを刺されて死亡した。被害者は別の場所で刺されてかなりの距離を移動していた。犯人は誰か、彼はなぜここまで移動したのか?被害者の住居があるニューヨークの警察にも協力してもらい、捜査を始める。また同時期にとある男の妻が行方不明となる。彼女は誰かと不倫していたようだが、男はその相手を探し求める。
多くの登場人物が現れ、事件を中心に群像劇のように物語が進む。主要人物は全員人間不信で心の奥に闇がある。その上で最後に犯人が見せた人間の証明とは。途中地方まで調べに行くところは正直ダレたが、クライマックスはとてもよかった -
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垂直の死海
千野が素人探偵の如く事件を追う。ひき逃げ事件の犯人は誰か、その恐喝者が他殺体で発見される、若き日に想いを寄せた女性との再会もつかの間、この女性が殺害される。
これらの事件に絡む4人の高齢者が明らかになってくる、彼らは戦時中の仲間であった、遠い過去の悪事が露呈する。
大手自動車会社が絡んで、複雑に絡み合った事件が、千野の協力もあり、所轄署や県警により解明されていく。 -
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暗渠の連鎖
清家は恋人と車内デート中に、近頃頻発している強盗強姦魔に襲われた。これをきっかけに恋人悠子とは別れてしまう。鋭い洞察力を発揮する清家、屈辱を晴らしたい清家の犯人探しが始まる。
同じ被害者に接触していくうちに、房子と知り合い、連携して犯人を追求していく。房子はこの事件を担当する刑事、露木の娘であった。
犯人は警察によって突き止められたが、富士山の樹海の中で死体となって発見される。
清家は、強盗強姦犯はもう1人いる、それはかつての恋人悠子などと関わっているのではないか、との疑いに行きたく。
捜査陣、露木刑事も動く。清家は露木も驚くような発想で犯人に迫っていく。 -
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鍵のかかる棺(下)
下巻では、殺された中条希世子、新聞記者深谷、細川清恵の謎が解き明かされていく。陰のA国国務長官や凶悪犯が少しずつ姿を現し、深谷が探っていた政界の不正も見えてくる。ホテルマンの名高と佐々木は、警察の力をかりながら、危険な凶悪犯に立ち向かっていく。
上巻では、名高が深谷から預かった写真に写っていた上司の不倫現場に端を発して、ストーリーが展開していった。下巻では、名高がその写真のネガの末端に、中条希世子のコマを発見して、別の物語へ進展していく。 -
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鍵のかかる棺(上)
ホテルに宿泊していた記者の深谷は、何者かに狙われている危険を察知し、一介のホテルマンである山名へ写真を預けた後、殺害されてしまう。写真は、ホテルの実質的な経営者である支配人の久高の不倫現場が写っていた。
佐々木は山名の同僚である。佐々木は、過去に久高から屈辱的な仕打ちをうけていた。こうして二人は、共同して久高へ対峙していく。
また佐々木は、記者深谷の殺害者の女性が、ビルから突き落とされて殺害された現場を目撃する、女性の手には、犯人からむしりとった万年筆が握られていた。
殺された記者深谷からフィルムを預かった山名、ビルから女性を突き落とした犯人の万年筆を入手した佐々木へ、得体の知れない人物 -
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異型の白昼
コルト45口径M1911A1を入手した人物を取り巻く人間模様と付随して発生する事件を描く。拳銃を持ったことによる自信、心の余裕が、その人物の人間模様に改善をきたし、引き金を引くことなく手放す。拳銃を駅のコインロッカーへ預けて、キーを見ず知らずの人物へ気づかれぬまま渡してしまう。
思いもかけずそのコインロッカーのキーを入手した新たな人物が拳銃を手にする。そしてまたその人物を取り巻く人間模様と付随して発生する事件が描かれる。やはり拳銃の引き金が引かれることはなく、拳銃は先と同様にして手放される。
拳銃は再び駅のコインロッカーを経由して、次の登場人物への物語へと進展していく。このようなストーリー -
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Posted by ブクログ
小説の書き方
小説道場・実践編
著:森村 誠一
角川Oneテーマ21 B-119
けっこうおもしろかった
■アイデアと構成
・小説のプロット(筋)やアイデアはどのようにして考えるのか
百作あれば百作とも、スタイルやプロットの練り方がちがう
カフェでぼんやりコーヒーを飲んでいるときもあり
仕事場でデスクに向かって脂汗を流すようにおもいつくこともあり
・登場人物が勝手に動き出す、始めにつくった青写真が全く役にたたなくなることも
・推理小説では、途中で予定変更はできないが、連載小説であれば、ゴールが変わっても問題はない
・作家としての蓄積があればあるほどいい
それはまず読書、続い -
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異型の街角
街角で働く人々が遭遇した5つの事件。気がかりな事件を彼らが解決していくストーリー。
スーパーマーケットの後方処理担当課長の川地はさまざたな苦情処理係であり、お詫びのためにある女性を訪ねると....。
ゴミ収集が仕事の清掃作業員平川は、ある女性を見かけ密かに憧れを寄せるようになるが...。
テレビ番組「会いたいな、あの人に」のプロデューサー樋笠は、生放送のご対面番組中に、遠い過去の女性放火殺人事件に迫っていく。
有線放送の技術員である佐古は自転車で狭い坂道をくだっている時、登ってきた対向車と接触しそうになり口論となる。それを目撃していた女性が殺害される...。
高層ビルの窓拭き業を
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