森村誠一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
太平洋戦争開戦前からミッドウェー海戦までの時代を背景に架空の主人公の生き様を描いた小説です。書名から戦史物と一見思われますが、どちらかといえば「永遠の0」のような史実を舞台にしたフィクションです。詩を愛する青年が時代のうねりの中で海軍士官学校に進み、戦闘機の搭乗員となって戦場に送り出されてゆく…。その戦場で、自らが愛した女性と関わりのある米軍パイロットとの遭遇。
開戦前の次第に言論を統制されてゆく息が詰まりそうな時代背景や海軍士官学校での訓練の日々など当時の青年が自らの夢を捨てさざるを得ない時代背景などがより重苦しく伝わってきます。史実に基づく戦記物としての部分と、主人公の生き様を描く人間模様 -
Posted by ブクログ
「ホテル1泊10万円、サラリーマンの2ヶ月分の給料」なんていう表現が出てくるので、さぞかし古いのだろうと思って調べてみたら、なんと森村氏の1967年のデビュー作だそうである。登山と家電企業の熾烈な競争を2本柱のテーマに、デビュー作でも近作と同じように緻密な取材と知識に裏打ちされた盤石なストーリーで、自ずとどんどんのめり込んでしまう。推理小説を期待していると、株価操作などの経済ネタに面食らうかもしれないが、そこがこの作品の醍醐味とも言える。しかし少々辟易とするのは、女絡みの描写が異常に多いところか。あと、80年代以降のリベラルな森村誠一では考えられない主婦論なんかを展開しているところも、小さい見
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Posted by ブクログ
ネタバレ戦時中の731部隊、細菌兵器の開発や人体実験を行っていた部隊の記録。
著者の思想や虚構が多少混じっていたとしても、何とも惨たらしい記録である。
グロ耐性のない人は読まないほうがいい。覚悟がないと読めない。
私もさすがに途中で気持ち悪くなった。
今の医療の発展はかつて世界中で行われていた惨たらしい人体実験を抜きにして語ることはできないし、
多分、人類の発展においてこのような残酷なことが当たり前のように行われることは避けることができなかったと思う。
(歴史上のどの史実を変えても、結局は似たような歴史になると思う)
平和な日本に生きる私たちができることは、今病気になっても高度な医療が受けられるのは
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