森村誠一のレビュー一覧

  • 新選組(下)

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    今回の一冊は、新選組〈下〉 (祥伝社文庫)
    森村 誠一著を紹介します。

    上巻に引続き、下巻は伊東甲子太郎暗殺から箱館まで。
    感想は、上巻に記載した通り、とても勉強になります。
    鬼の副長、土方さんも冷酷で個人的には好きです。

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    2011年05月29日
  • 新選組(上)

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    今回の一冊は、「新選組〈上〉 (祥伝社文庫)
    森村 誠一著を紹介します。

    新選組が好きなら読んでおいて損はしないと思います。
    歴史的事実については細く書かれており、幕末の歴史を知るには最高だと思います。
    新選組の複雑な人間模様やこの時代に生きた人々がその時々の時代背景とともに、どのように考え、行動していたのかわかり、いろんな発見があり面白く読めました。

    新選組が美化されてないのでどの隊士ファンでも読める一冊です。

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    2011年05月29日
  • 死導標

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    森村誠一の山岳ミステリー短編集

    純愛物からドキッとするものまで、いろいろで楽しめます。

    収録作
     死導標
     醜い高峰
     北ア山荘失踪事件
     高燥の墳墓
     裂けた風雪
     垂直の陥穽
     夢の虐殺

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    2011年03月29日
  • 新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像!

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    買ったのは確か2008年だったと思うが(持ってるのには‘平成十九年五月二十五日 四十四版発行’とある)、『誰が太平洋戦争を始めたのか』、『戦争の日本近現代史 』、『昭和16年夏の敗戦 』、『落日燃ゆ』、『オットーと呼ばれる日本人』(含「神と人とのあいだ」)と読んできて、漸く手に取る勇気(?)が出た。

    はぁぁ。。。。。。
    途中、顔を背けたいところもあったけれど、それを超えて読ませる内容・文章だった。
    職場のinternal politicsを思ってしまう。人間、置かれた状況にはすぐに麻痺する。すぐ染まって、そのシステムの再生産に加担するとても生産的な主体となる。
    レベルが違うと言ってのけること

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    2011年01月25日
  • 新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像!

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    信じがたい人体実験の数々に改めて戦争の恐ろしさを感じました。戦争と聞くと何となく日本は被害者側のように今まで感じていたけど、決してそんなことはなくどちらも加害者であり被害者であるんだ、と思わされました。

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    2015年04月16日
  • 未踏峰 下

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    森村誠一の長編小説。
    『未踏峰』という表題で、上下巻の長編小説だが、山岳を舞台とする場面は案外少ない。

    大学時代に八ヶ岳で知り合った男女8名の青春と成長を描く青春小説だろう。
    小説自体はとても面白いです。

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    2010年11月22日
  • 魂無き刺客 士魂の音色

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    自己の野望を叶えるため、以蔵を利用しようとする武市。愛する師の命ずるまま、以蔵は暗殺の道を走る。「暗殺が面白くてしかたがなかった」とあるように、進んで剣を振るう以蔵像が構築される。されど彼は、このまま暗殺をこなすことへの懐疑心も持ち合わせている。そうした以蔵の心情は、ひょうひょうと生きる龍馬や、勝の思想に惹かれていく彼自身の姿を通してうかがえる。

    武市に裏切られたことを知る以蔵は、激しい憎しみの情を抱くようになる。以蔵が武市を刺し殺し、自害するという描写はフィクションであるが、師(あるいは人間と言ったほうがよいだろうか)に裏切られた男が抱く、凄まじい憎愛の深さを感じることができる。

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    2010年07月17日
  • 人間の証明 21st Century

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    あらすじだけを読むと、何かのシリーズのようでしたが
    これ1冊でも十分楽しめました。
    どうやらおなじみ登場人物がいるから、のようです。

    何か本編に関係あるのか分からない最初の殺人。
    そしてまったく関係ない人達の様子。
    それが少しずつ繋がって…こよりになって、かと思いきや
    思いっきり大縄になってました(笑)

    殺し屋に対抗するべく集まった人達の手際の良さに
    驚いたり不思議に思うよりも、すごいな、と感心し通し。
    最後の方で見えてきた『司令塔』の過去には納得。
    そうでなければ、これほど冷静に色々と考えられないですね。

    しかしこれほど個性的な人達がよくも集まったものです。
    普通そうなのに、思わぬとこ

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    2010年09月30日
  • ガラスの恋人(小学館文庫)

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    ある意味では、一件落着。
    しかし、この本はミステリーという味付けをした恋愛小説なのだ。
    だとしたら、この終わり方は切なすぎるじゃないか。
    だが読者が好きなように脳内完結できる余韻を残してくれてあるので助かる。 
    ミステリー的にもいいと思う。
    後から考えれば序盤の伏線で犯人が容易に想像できることに なっているのだが
    (確定は出来ないようになってるが) 
    犯人探しよりも他のミステリーが気になってしまって それどころじゃない!
    後半は、読むことを途中で止めれない。
    夜中の2時まで読んでしまいました。

    ( ・_ゝ・)< 割れたガラスは元にもどらない。 
             だがリサイクル

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    2009年12月12日
  • 雪煙

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    暴力団組長が殺された事件に恋人が関与!?―国際刑事警察機構出向から戻った警察庁・高木史朗は謎めいた女・池上陽子と再会、恋に落ちた。…ところが、風鈴会組長・清瀬の死体が発見された事件で、なぜか捜査線上に陽子の名が浮かぶ。さらに、高木の昔の恋人・香保も事件に関与している疑いが!雄大な日欧両アルプスを舞台に描かれる恋愛ミステリー。

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    2009年10月12日
  • 新選組(上)

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    根暗で変態な相馬が堪能できます。
    とにかく相馬が暗い。なんか、ボソボソ話していそう。
    この話の相馬は新選組を仇として壊滅を目論み、幹部隊士を抹殺しようと考えております。土方を追うのも殺意があってのことなんですが、
    野村の存在が相馬の心を懐柔させていき、その意志が失われかけて葛藤するのですが、親友・野村の死をきっかけに土方への恨みをさらに強く深いものにします。
    竹を割ったような性格の野村が、なんだか愛嬌があって可愛いです。
    対照的に、相馬はじめじめしたキノコみたいなヤツでした。 
    相馬のことばっかり感想で書いてますが、物語は近藤局長の勝太時代から始まり、斎藤一ちゃんの最期までというタイトルの通り

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    2009年10月04日
  • 人間の剣 江戸編

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    桶狭間の戦いから昭和まで
    農民から、将軍までが手にした無銘剣
    剣が持ち主を選び、誠を最後まで貫き通す手助けをする

    千姫を救い出したが、約定通りに婚儀を結べなかった坂崎直盛
    黒田家を危うくする藩主をいさめる栗山大膳
    鍵屋の辻の決闘で、世間一番の有名人となった荒木又衛門
    諸藩の連合軍さえ蹴散らした天草四郎時貞
    ・・・由井正雪、佐倉惣五郎、幡随院長兵衛、原田甲斐

    多くの人間に語られた事件に、大きな影響を与える無銘剣

    森村誠一が自分の歴史観を語るのに編み出したアイテムか!

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    2009年10月07日
  • 新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像!

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    日本軍に隠された細菌戦部隊「七三一部隊」。六十数年前に行われた部隊の行った残酷さは想像を超えます・・・。戦争が人間を狂わせるということがわかります。記憶に残る一冊になると思います。

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    2009年10月04日
  • 新版 続・悪魔の飽食 第七三一部隊の戦慄の全貌!

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    前作をより深く掘り下げた731部隊の真の姿。
    収容所などの詳細な地図も付き、資料的価値も高い一冊です。

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    2009年10月04日
  • 太平記(一)

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    全6巻の第1巻。
    新撰組に引き続いて、歴史小説にハマりそうです。
    楠木正成と後醍醐天皇のこれからの生き様が非常に気になります。
    今後の展開が楽しみです!

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    2009年10月04日
  • ガラスの恋人(小学館文庫)

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    世田谷区北沢の空き地にマル暴の刑事が頭から血を流し発見された。
     総員160名を擁する特別捜査本部が北沢署に設置され、身内を殺された事件だけに捜査に力が入った。

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    2009年10月04日
  • 殺人のスポットライト

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     新宿を根城とし、残った弁当は物色するが、お金は絶対乞わないし、貰いもしない、と頑なにこだわっている路上生活者達が様々な事件にたまたま絡んでしまい、大事な証拠や糸口を握って解決にまで導かれるエピソードの短編。

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    2009年10月04日
  • タクシー

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    タクシーの運転手も辛い事の方が多いかもしれないが、縛られることなく、ある程度自由になる利点もあり、将来なっても良いかな?なんて思ってしまいました。

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    2009年10月04日
  • 人間の条件(上)

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     面白かった。
     宗教を隠れ蓑にした犯罪を、おなじみの棟居刑事が追う。
     いわゆる「棟居モノ」が好きだったのだが・・・。今回もまた棟居刑事の身近な人間が犯人に・・・、っていうのは、やりすぎじゃないか?という気がする。
     今度は一体どんな身近な人間が犯人に襲われ、棟居刑事が不幸のどん底に叩きつけられるのか、などというくだらない希望が沸いてきてしまう。
     ラストも、一体こんなオチをつける必要があるのか疑問だった。はっきり言って、言わずもがなの、蛇足以外の何ものでもないと思った。

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    2009年10月04日
  • 棟居刑事の追跡

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     面白かった。
     タイトルに「追跡」とあるが、棟居刑事が執念で追跡する、という状況はそれほど執拗には出てこない。
     しかし、この棟居刑事は何とも厄介な人生を歩んでいることか。

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    2009年10月04日