森村誠一のレビュー一覧

  • 小説の書き方 ──小説道場・実践編

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    ネタバレ

    まとめれば、
    「やたら『忠臣蔵』を推しながら好きなミステリ小説を引合いにだしつつさりげなく無難なことを書いて、途中から本気を出して具体的な説明をしてくれる小説の書き方を教える本」
    です(長。

    森村誠一なりに独自の観点から文体やプロットの作り方を解説してくれます。

    「小説の書き方」というタイトルですが、まず導入の第一章は具体性に欠いていました。第四章も同様に抽象的な話だったので、無難な話をとりあえず書いたな、という印象でした。
    また、「実践編」とはあるものの、別に何がしのトレーニングをすれば云々の技術が身につく、というような話はしません。

    それでも他の章は完成度が高く、森村誠一が自らの読

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    2012年08月29日
  • 新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像!

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    言わずと知れた731部隊を描いた戦争の記録。
    私のトラウマ本。すごくおどろおどろしかったんだけど引き込まれてしまって、一気に読んで夜眠れなくなった…

    人間って怖いなと思ったのも、この作品が最初でした。

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    2012年08月26日
  • 花刑

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    ネタバレ

    1 完全犯罪の鏡像:通勤電車、ハンカチOL
    2 凶隣の巣:人間関係、共同生活、不良
    3 死媒祭:三角関係
    4 花刑:高利貸し

    短編ものだからかあっさりしているなというのが第一印象だが、
    読み進めていくとスピーディな展開が逆に良いと思った。
    植物を小道具として使用するところが面白い。

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    2012年08月17日
  • 吉良忠臣蔵(下)

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    吉良家視点で書かれたせいなのか、いまいち盛り上がりにかけた。いわゆる忠臣蔵って、どういうストーリーなのか、逆に気になる。

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    2012年07月06日
  • 悪しき星座

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    ネタバレ

    いわゆる典型的なミステリーという感じ。最後の章がすべてです。題名も最後の章を読んでわかる。全体にわたって登場しキーとなる寄生虫は、結局は悪しき人々の生き方を喩えていることも・・・

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    2012年06月27日
  • 新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像!

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    731部隊。戦時の日本軍の防疫 給水と言う名目下での恐ろしい所業が
    淡々と描写されてる。人体実験等倫理に反する内容だ。
    筆者はこの書に対してフィクションと後に訂正したが事実とフィクションの
    境目は気になる所だ。元々は多方面から物議をよんだ作品だ。
    ホラー映画だが黒い太陽731を参考に見てみるのをおすすめする。
    日本を悪く言うプロパガンダ映画だと酷評されていたりするが悪魔の飽食と世界観は一致してると思う。731部隊。。これも真実が気になる。

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    2012年04月21日
  • 夢の虐殺

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    悪くは無い作品ですが、薦めません。
    なぜならば、暴力表現が
    大半の作品に見られます。
    お世辞に女性には薦められません。
    (当方女ですが、眉をひそめたこと数回)

    ただし、表題作のみ
    純粋に秀逸でしょう。
    人の弱さ、脆さを実によく描写した
    作品なのですから…

    顔が青くなりそうでした。

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    2012年04月18日
  • 暗殺請負人 刺客街

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    御家騒動に巻き込まれ、落葉長屋に隠れて暮らす鹿之介とるいは・・・
    刺客を次々と返り討ちにする様子は痛快だし、なんといっても長屋暮らしが楽しそうなんだよなぁ。

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    2012年03月28日
  • 棟居刑事の複合遺恨

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    棟居刑事の活躍するミステリーとしては面白いですが、本当に世の中 こんなことあるのか??(舞台は銀座です)、現実離れし過ぎの感じです。

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    2012年02月25日
  • 武士の尾

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    江戸時代、元禄の世となり武士道も形式化していた時、武士道の陰で翻弄された赤穂の不義士の物語。人としてどう生きるのか、武士道との狭間での生き様に引き込まれました。

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    2012年01月23日
  • 棟居刑事の悪の器

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    東野圭吾にくらべてあっさりとした推理小説でした。淡々と事実が明らかになっていくので、ドラマチックでないぶんリアリティーがでているかも。最後の種明かしもあっさりとした供述で締めくくっている。

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    2012年01月11日
  • 棟居刑事の青春の雲海

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    棟居刑事シリーズ。『純白の証明』『青春の十字架』と共に「山岳三部作」の一つとされている。
    身元不明のホームレスの死から事件は発展してゆく。
    失踪した出版社社長、売れっ子の作家と様々な事件がつながってゆく。アパートの住人たちによる復讐劇も面白い。

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    2011年06月26日
  • 街

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    初めての森村誠一作品ですが、歌舞伎町を舞台にしているところに興味を惹かれて手に取ってみました。始まりは歌手を夢見る一人の少女と刑事との出会いですが、全く関係のなさそうな出来事が次々とリンクしていきます。登場人物が多く、伏線も分かりづらいので推理しながら読み進めるのが好きな人にはお薦めです。ただ、登場人物一人一人の心理描写が浅いのでドラマチックな展開が好きな私にはちょっと物足りなかったです。ラストも駆け足になっているようでイマイチ納得いかないような。。。もう一冊、森村誠一作品を読んでみたいです。

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    2011年06月25日
  • 純愛物語

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    古庄の命の落とし方がダサいと思ってしまったが… 唇しか知らない恋人に命を捧げ愛に殉じた 男の うつくしい話

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    2011年06月19日
  • 作家とは何か ──小説道場・総論

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    ネタバレ

    森村誠一さんって、私より年上の方向きというようなイメージだったのですが、この本はすごく読みやすかったです。印象に残った言葉は「人間の欲を書かないと人間味のない小説になるが、それだけでは足りない。それを超えたものからは良い芳香がする。それこそ芸術性というものだ。」というもの。いろいろな本を読んできて、感覚的にわかるなーと思いました。

    村上龍さんの「14歳のハローワーク」ではないけれど、若いうちに様々な職業の中身(理想と現実のギャップ、働いている人から見た向き不向きなど)を知ることって大切な気がしました。

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    2011年05月20日
  • 悪しき星座

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    30年前の作品。
    たまにはこういうミステリも面白い。
    2時間サスペンス向きのようでも、犯人にたどりつくまでの過程は凝っていて興味深い。

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    2017年05月17日
  • 北ア山荘失踪事件~森村誠一ベストセレクション~

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    友人に借りた(借りさされた?)一冊。短編集の再編です。今まであまりなんとも思っていなかったのですが、読後、これからもなんとも思わないだろうなという荒涼とした読後感がありました。

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    2011年03月16日
  • ガラスの密室

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    のぞき趣味の男が殺人を目撃してほっといたら無関係の別人が犯人として掴まったから犯人を恐喝したら返り討ちにあって妹が回転するレストランに行く話。
    最後のトリックは簡単なのに気付けなかった。

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    2011年02月25日
  • 新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像!

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    真偽のわからない話を扱っているらしく、度々発禁になっているとか。真実だとしたら恐ろしい。戦争とは人間の存在価値を全て否定してしまう。

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    2011年01月26日
  • 殺人倶楽部

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    信頼のおける人とゆっくり話したいです。簡単なことのように思われますが、なかなか実現できないことです。でもとりとめのない話題って心の平穏を保つには意外と重要かもね。私も雑談倶楽部に行ってみたいな。

    雑談倶楽部のオーナーの謎めいた行動がおもしろい。犯人の動機がイマイチだが、それぞれの登場人物の過去の描写が凝っていて良い。最後が気持ち悪い。

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    2010年12月19日