森村誠一のレビュー一覧
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森村誠一氏といえば、かつては赤川次郎氏と並んで飛ぶ鳥を落とす勢いで売れていた社会派ミステリ作家。88歳の今でもバリバリの現役の重鎮である。
そんな森村氏が老人性うつ病を患い、軽度認知症の診断を受けてからの日々を赤裸々に綴った話題の書。タイトルは「老いる意味」だが、別にそのような哲学的な話が書かれているわけではない。要は老いに対する氏の健康法と心構えが書かれているのである。あの森村誠一の文体で書かれているのだから、とても読ませる。
医師のアドバイスもあるようだが、氏の個人的な感想も多い。万人に薦められるものではないことは本文でも断りがある。
ただ、森村誠一ほどの人が、老いに、病に苦しみ、悪戦 -
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ネタバレ「われわれが『悪魔の飽食』を二度と繰り返さないためにも、民主主義を脅かす恐れのあるものは、どんなささやかな気配といえども見逃してはならない」(P301)
中立的な歴史、客観的な歴史、公正で公平な歴史などというものは、この世に存在しない。なぜなら歴史(hi“story”)は「物語られるもの」であり、語りという行為に主観を入れずに済ますことなど不可能だから。これは私一個人の意見ではなく、もはや手垢のついた言説であると言ってよい。
この著書を完成させた著者陣の根気と執念は尊敬に値する。このように“上から目線”で評価すること自体が烏滸がましいと感じるほどだ。ただ惜しむらくは、書き手自身がこの本 -
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ネタバレ用事で実家に帰った時に見つけて持って帰ってきた本。読むと内容が古いなぁと出版年月日見たら1990年、そりゃそうか、と納得。
森村誠一さんの本は単純明快で読みやすい。複雑な構成で書かれないので読んでいて面倒くささがないのがいい。
もちろん突っ込みどころは満載で作者都合のすべてはシナリオ通りの展開なのでハラハラさはないものの、サスペンスものとしてはしっかり押えているのでドラマ化しやすいだろう...と書いててもしかして?って検索したら「終着駅シリーズ」でしっかりドラマ化されていてワロタw
所謂ベタものなのでやっぱりかって感じだわ。
ラストがこりゃ森村さんやらかしたなってしっかり男性名を言っておきなが -
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森村誠一『花刑』角川文庫。
4編収録の社会派推理短編集。最初の『完全犯罪の鏡像』がまずまず面白い短編だったが、他は今一つだった。日常に潜む殺意が偶然により、犯人とその動機が見えなくなるというパターンの短編ばかりで厭きて来るのだ。社会は複雑になりつつあるが、犯罪は社会の複雑さに比べれば単純だ。
『完全犯罪の鏡像』。明らかに黒なのに立証出来ないもどかしさ。そのもどかしさを抱えたまま朽ちていく無念さ。35年間、自宅から会社に通勤する定年間近の男が通勤電車の車窓から目にする風景の中にその家はあった。男は1年ほど前からM駅でその家に白いハンカチを振るOLの姿を目にするが、彼女の姿を目にしなくなった日 -
購入済み
う~~ん
ちょっと、微妙……
珍しい人の時代小説だ!と、購入してみたが、講釈師が語る、講談みたいな感じ……何て言うか、他人事で、のめり込めないと言うか……私には、向かないな。他にも、何冊か購入したのに、残念。 -
購入済み
日本人に潜む悪
若い頃に一度読み、久しぶりに再読しました。731部隊の態様を深い取材を通じて克明にレポートされています。日本人の今もDNA’を通じて受け継がれている潜在的な悪の気質を知らされました。
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Posted by ブクログ
新型コロナウイルスを中国による生物兵器と考える人たちがいるとのニュースを見て、戦時中日本の関東軍による大陸での細菌兵器研究で現地人や捕虜を「丸太」と呼んで非人道的な生体実験を繰り返したとされる731部隊を思い出したので読んだドキュメンタリー。
この本に書かれたとおりだとしたら、千葉の豪農出身でお金と女にダラしない石井四郎という人間に権力を与えてしまったことが悲劇の中核の1つのように思った。ただでさえ暴走していた関東軍だし、絶大な権力を持つ組織のトップにモラルがなければ反対した人間はそれこそ実験台にされて酷い殺され方をしそう。
古い本だし、ここに書かれた情報が絶対であるかはわからないことを前 -
Posted by ブクログ
いまいち
ちょっと期待しすぎた(笑)
ミッドウェイ海戦をベースに、その時代の男女の悲哀や人間模様、ヒューマンドラマが語られる鉄板ストーリと思いきや、登場人物の人物描写が今一つで、単なる戦争史を臨場感満載でなぞった物語のように感じました。
ストーリとしては、
詩人を志しながら海軍兵学校に進学しゼロ戦パイロットになった降籏。
降籏が憎む爆撃機パイロットの大山。
アメリカのグラマンパイロットのロバート。
3人が一人の女性寛子をめぐり、戦争の中でどうなる?
最後は守るべき人のために!
みたいな鉄板ストーリを期待していましたが、残念ながら、その展開は薄かった。
もっと、人物を掘り下げて描いてほしかった
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