森村誠一のレビュー一覧

  • 老いる意味 うつ、勇気、夢

    Posted by ブクログ

    森村誠一氏といえば、かつては赤川次郎氏と並んで飛ぶ鳥を落とす勢いで売れていた社会派ミステリ作家。88歳の今でもバリバリの現役の重鎮である。

    そんな森村氏が老人性うつ病を患い、軽度認知症の診断を受けてからの日々を赤裸々に綴った話題の書。タイトルは「老いる意味」だが、別にそのような哲学的な話が書かれているわけではない。要は老いに対する氏の健康法と心構えが書かれているのである。あの森村誠一の文体で書かれているのだから、とても読ませる。

    医師のアドバイスもあるようだが、氏の個人的な感想も多い。万人に薦められるものではないことは本文でも断りがある。
    ただ、森村誠一ほどの人が、老いに、病に苦しみ、悪戦

    0
    2022年01月24日
  • 新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「われわれが『悪魔の飽食』を二度と繰り返さないためにも、民主主義を脅かす恐れのあるものは、どんなささやかな気配といえども見逃してはならない」(P301)


     中立的な歴史、客観的な歴史、公正で公平な歴史などというものは、この世に存在しない。なぜなら歴史(hi“story”)は「物語られるもの」であり、語りという行為に主観を入れずに済ますことなど不可能だから。これは私一個人の意見ではなく、もはや手垢のついた言説であると言ってよい。
     この著書を完成させた著者陣の根気と執念は尊敬に値する。このように“上から目線”で評価すること自体が烏滸がましいと感じるほどだ。ただ惜しむらくは、書き手自身がこの本

    0
    2022年01月21日
  • 老いる意味 うつ、勇気、夢

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    遥かに先を行く人。そうか、この世代は最後の戦争体験者だったんだ。
    共感できるわけもない。それこそ理解しようという努力でしかないけれど。

    0
    2022年01月04日
  • 老いる意味 うつ、勇気、夢

    Posted by ブクログ

    すらすらと読んだ。
    今年83歳の母から薦められた本。
    今腰痛と膝痛で弱っているところで読んだので、漠然と考えていた老後の輪郭が見えてきた感覚。
    老後を前向きに捉えられそう。

    0
    2021年12月31日
  • 人間の十字架

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    用事で実家に帰った時に見つけて持って帰ってきた本。読むと内容が古いなぁと出版年月日見たら1990年、そりゃそうか、と納得。
    森村誠一さんの本は単純明快で読みやすい。複雑な構成で書かれないので読んでいて面倒くささがないのがいい。
    もちろん突っ込みどころは満載で作者都合のすべてはシナリオ通りの展開なのでハラハラさはないものの、サスペンスものとしてはしっかり押えているのでドラマ化しやすいだろう...と書いててもしかして?って検索したら「終着駅シリーズ」でしっかりドラマ化されていてワロタw
    所謂ベタものなのでやっぱりかって感じだわ。
    ラストがこりゃ森村さんやらかしたなってしっかり男性名を言っておきなが

    0
    2021年12月14日
  • 老いる意味 うつ、勇気、夢

    Posted by ブクログ

    老後のこれから、訪れるだろう幾つかの身体的、精神的障害を予め先輩から教わった。 
     あとは、それらと向き合ったときに森村さんがどう対処したか、それを受けて自分はどう向き合い、「なるほど」と頷くか、「ちと違うぞ」と思いながら、それを味わい後陣に残していくか。
     いずれにしても、長くなった人類の老後は、自由の利かない身体を抱えながら、多くの悲しみと向き合わなければならない。
     その覚悟を肝に据えたら、あとは自分の目指すものを探求するのが良い。という自分の信念に誤りがないことを確認した。

    0
    2021年12月14日
  • ファミリー

    Posted by ブクログ

     家族とは何かを問いかけてくる心理サスペンス。
     どんでん返しほどではないが、ある種の驚きをもって結論を迎えるはず。人はやはり仮面を被って生活しているのだろうか、そんなこともふと思ってしまう展開である。様々な事情により追い詰められていく人間心理も描かれており、個人的にはなかなか面白い作品だった。

    0
    2021年12月07日
  • 老いる意味 うつ、勇気、夢

    Posted by ブクログ

    老人性うつ病を克服した作家の森村誠一さんが「老いる意味」について語った一冊。森村さんが老人性うつ病になってから、克服するまでの奮闘や、人生100年時代と言われる現代、仕事が終わった後の20~30年をどのように生きるかのコツが語られる。森村さんの実践してきた食事法や習慣、睡眠・運動の話など、健康本かと見間違う内容もあり、盛りだくさんで面白かった。

    0
    2021年11月18日
  • 花刑

    Posted by ブクログ

    森村誠一『花刑』角川文庫。

    4編収録の社会派推理短編集。最初の『完全犯罪の鏡像』がまずまず面白い短編だったが、他は今一つだった。日常に潜む殺意が偶然により、犯人とその動機が見えなくなるというパターンの短編ばかりで厭きて来るのだ。社会は複雑になりつつあるが、犯罪は社会の複雑さに比べれば単純だ。

    『完全犯罪の鏡像』。明らかに黒なのに立証出来ないもどかしさ。そのもどかしさを抱えたまま朽ちていく無念さ。35年間、自宅から会社に通勤する定年間近の男が通勤電車の車窓から目にする風景の中にその家はあった。男は1年ほど前からM駅でその家に白いハンカチを振るOLの姿を目にするが、彼女の姿を目にしなくなった日

    0
    2021年11月09日
  • 暗殺請負人 刺客街

    購入済み

    う~~ん

    ちょっと、微妙……
    珍しい人の時代小説だ!と、購入してみたが、講釈師が語る、講談みたいな感じ……何て言うか、他人事で、のめり込めないと言うか……私には、向かないな。他にも、何冊か購入したのに、残念。

    0
    2021年10月14日
  • 老いる意味 うつ、勇気、夢

    Posted by ブクログ

    タイトルから人生訓的な本かと思った。うつ病の自分の体験から始まったが、自分の老いに対する工夫みたいな本だった。

    0
    2021年10月03日
  • 老いる意味 うつ、勇気、夢

    Posted by ブクログ

    森村さんのような方でも鬱になることがあるのかと思い、誰でも鬱になる可能性があって、その克服は並大抵のものではないのだなと感じた。

    老いについては、この本を書くことで自身を奮い立たせているのかと思ったが、書いてあることは一般的で刺激は少なかった

    0
    2021年09月04日
  • 新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像!

    購入済み

    日本人に潜む悪

    若い頃に一度読み、久しぶりに再読しました。731部隊の態様を深い取材を通じて克明にレポートされています。日本人の今もDNA’を通じて受け継がれている潜在的な悪の気質を知らされました。

    0
    2021年07月06日
  • 新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像!

    Posted by ブクログ

    新型コロナウイルスを中国による生物兵器と考える人たちがいるとのニュースを見て、戦時中日本の関東軍による大陸での細菌兵器研究で現地人や捕虜を「丸太」と呼んで非人道的な生体実験を繰り返したとされる731部隊を思い出したので読んだドキュメンタリー。

    この本に書かれたとおりだとしたら、千葉の豪農出身でお金と女にダラしない石井四郎という人間に権力を与えてしまったことが悲劇の中核の1つのように思った。ただでさえ暴走していた関東軍だし、絶大な権力を持つ組織のトップにモラルがなければ反対した人間はそれこそ実験台にされて酷い殺され方をしそう。

    古い本だし、ここに書かれた情報が絶対であるかはわからないことを前

    0
    2021年05月22日
  • 灯(ともしび)

    Posted by ブクログ

    それぞれの家にある、深刻な家庭問題。
    それが、別々の場所で別々に解決された。

    なんの関係もなさそうな家庭が登場するので
    一体これがどこに繋がるのか、さっぱりでした。
    最初、短編集か何かと思ったほど、つながり無し。
    読んでいって、ようやくつながりが、という感じ。
    ミステリーではなく、家庭問題の関係のせいで
    こういう構成なのかな、と。

    企業に頼むと、フィルムを二十保管してくれるのに
    驚きでした。
    理由もあわせてみると納得、ですが。

    0
    2021年04月07日
  • 老いる意味 うつ、勇気、夢

    Posted by ブクログ

     宮澤章二さんの「行為の意味」という詩が好きです。さわりは: 心は見えないけど心遣いは見える。思いは見えないけど思いやりは見える。です。どちらかというと、若い頃、心や思いは胸に秘めて生きてきましたが、これからは、ある程度見える形にしていければなと思っています。無理はしないつもりです(^-^) 森村誠一「老いる意味」、2021.2発行。三つの出会い:人と、文化と、場所と。出会いは未知との遭遇であり人生をリセットするチャンス。明日に向かってポジティブに生きたいですw。

    0
    2021年03月15日
  • 運命の花びら 上

    Posted by ブクログ

    幕末から始まる非恋。
    結ばれなかった男女は自分たちの末裔へと思いを託す。
    報われない恋の連続で少し飽きてくる。
    下巻でどうなるか

    0
    2021年02月26日
  • 碧(あお)の十字架

    Posted by ブクログ

    この作品で初めてケセランパセランというものの存在を知った。ケセランパセラン…。

    地道な証拠を集めていく捜査というよりは、推測してストーリーを作っているような印象があり少し残念だった。

    0
    2021年01月25日
  • 人間の条件(下)

    購入済み

    Good!!

    0
    2020年10月04日
  • ミッドウェイ

    Posted by ブクログ

    いまいち
    ちょっと期待しすぎた(笑)
    ミッドウェイ海戦をベースに、その時代の男女の悲哀や人間模様、ヒューマンドラマが語られる鉄板ストーリと思いきや、登場人物の人物描写が今一つで、単なる戦争史を臨場感満載でなぞった物語のように感じました。

    ストーリとしては、
    詩人を志しながら海軍兵学校に進学しゼロ戦パイロットになった降籏。
    降籏が憎む爆撃機パイロットの大山。
    アメリカのグラマンパイロットのロバート。
    3人が一人の女性寛子をめぐり、戦争の中でどうなる?
    最後は守るべき人のために!
    みたいな鉄板ストーリを期待していましたが、残念ながら、その展開は薄かった。
    もっと、人物を掘り下げて描いてほしかった

    0
    2020年07月04日