森村誠一のレビュー一覧
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昭和47年2月から『週刊小説』に八回にわたって連載された作品である。作者の典型的な初期作品で、大企業の非情さへの怨念、何重にも絡み合った人間関係、日本アルプスを舞台にした友情と愛と悲劇、そしてアリバイを構成するトリック。この時期に数多く書かれたタイプの作品群のひとつである。登場人物の造形と舞台の設定は図式的といえなくもないし、現実性を担保してるとは言い難いが、小説としては十分に面白い。
槍ヶ岳の観光開発案を三社が提出、各社の担当者である国井・村越・弓場は大学の同窓で、認可のために凌ぎを削っていた。三人は成り行きから、認可の鍵となる福祉省の門脇局長の娘・美紀子にプロポーズする。美紀子の気持ちが -
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犯罪同盟
とまり木に集う飲み仲間が、ふとしたことから連続して発生する失踪事件に挑む。悪徳保険会社やそのグループ会社がからむ殺人事件などへ、牛尾刑事らの追及も進む。
とまり木4人組と牛尾刑事らおのおのが、独自にあるいは協力しつつ、悪に挑んでストーリーは展開していく。 -
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「森村誠一」の山岳ミステリ短篇集『堕ちた山脈(『失われた岩壁』を改題)』を読みました。
『雪煙』に続き「森村誠一」作品です。
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正月休みで賑わう北アルプスを猛烈な低気圧が襲い、山岳遭難史上、未曾有の大量遭難者を出した。
そんな中、悪天候を生き抜き無事生還した二つのパーティーがあったが…(表題作)。
自らも山に登り青春を謳歌した著者が、アルプス連峰や中津渓谷などを舞台に描いた珠玉の山岳ミステリー短篇集。
表題作のほか、『失われた岩壁』 『虚偽の雪渓』 『憎悪渓谷』 『犯意の落丁』を収録。
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「森村誠 -
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「森村誠一」の山岳ミステリ作品『雪煙』を読みました。
「新田次郎」の『雪の炎』に続き山岳ミステリですね。
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美しく聳え立つ謎。
遺留品は何を語る。
アルプスの名峰グロスグロックナーで出逢った二人、国際刑事警察機構(ICPO)の若き警察官「高木史朗(たかぎしろう)」とミステリアスな女性「陽子」は運命の恋に落ちた。
二人の間を阻むのは、暗黒社会の抗争か、日欧両アルプスを舞台に壮大かつ巧緻に築かれた犯罪か。
二人の悲恋に明日はあるのか!?
「森村」ミステリーの粋を集めた山岳ロマン。
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雄大な日欧両ア -
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森村誠一(1933年~)氏は、県立熊谷商高卒業後、自動車部品会社勤務を経て、青学大文学部英米文学部卒、ホテル勤務の傍ら、サラリーマン生活に関するエッセイやビジネス書を書くようになり、1969年に執筆した本格ミステリー『高層の死角』で江戸川乱歩賞を受賞して注目され、その後数々の推理小説を発表してきた。日本推理作家協会賞、角川小説賞、吉川英治文学賞等を受賞。
本書は、2015年から3年に亘った老人性うつ病と闘いを克服し、2021年に米寿(88歳)になった著者が、老人性うつ病罹患時の様子と、「老い」への向き合い方について綴ったものである。
私はアラ還になり、近年、五木寛之、斎藤孝、佐藤優、出口治明、 -
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深海の寓話
少年探偵団ならぬ、壮年探偵団の活躍といった書きぶりが楽しめる。本誌には山前譲氏の「解説」がついている。森村氏の他作品も紹介されており、本書「深海の寓話」に込めた作者の思いが色濃く浮きだつ。やはり「解説」は嬉しいものである。
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