森村誠一のレビュー一覧
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白昼の死線
短編が5作と、森村作品では珍しい?ショートストーリーが10話。
「あるエリート部長の蒸発」では、子供時代、学生時代何事も一番でとうした杉田は、エリートサラリーマンに出世するが、たびたび現れる「アイルランドのような田舎へ行こう」の誘惑に負け、人生の「死線」へ向かってしまう。
「草原の悪魔」では、友田は既婚であったが、同じ団地に引っ越してきた旧知の佐智子と不倫関係に陥る。草に覆われた空き地が密会の場所だったが、突如、「死線」が迫る。
ショートストーリー10編では、「死線」への遭遇や、非現実な世界を彷徨う人物のストーリーがミステリアスに展開される。 -
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なんか違うような
新撰組と忠臣蔵とディュマのモンテ・クリスト伯がお手本として出てくるけど、
ディケンズがねえ。あと三銃士系じゃないのね。
モームの10編でも、ディケンズは外さないにしても、フランス語圏では
スタンダールの赤黒、バルザックのゴリオ爺さん、あとポバリー夫人なので、
なんか微妙にズレてる。そうはいっても、オヤジさんの話は面白いけどね。
吉川英治は幕末舞台に手を染めていない反面、司馬遼太郎は忠臣蔵書いてるの?
梟の城の勢いがあれば書けたのかも、取材できる材料がないと辛かったのかな、
池波正太郎は両方書いてますね、
つまり、書き手さんによって得手、不得手はある様子です。
まあ、お好みで。
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社賊
森村誠一の人間の条件や野生の条件、高層の死角等の名作を書いた作者の作品として期待して読みだしたのですが、期待に反して中身は凡庸で後味の悪い結末等と併せて正直ガッカリいました。
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