あらすじ
一流商社の部長職を辞め、名門ホテルで第二の人生を送ることになった畑中教司。マラソン中に眼前で社長の犬飼が誘拐された。数日後無事に救出されたものの、犯人からホテルに対して執拗な脅迫が始まる。犬飼から特命を受けた畑中は、誘拐直前に起きたホテル従業員の転落死に着目。ホテルの裏側の極秘事項に肉薄し、真相を掴もうとするのだが……。巨大企業に巣食う悪を描く傑作長編社会派推理。
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Posted by ブクログ
ホテル業務の危ういところが、要領よく描かれていて面白い。そこに入っていったのが、商社をやめて、退屈しのぎに入った、というのは会社の争い事に飽きていてあまり本気でやる気はなかった、畑中だ。事件は起こり、アマポーラというバーになにかあると、たまたま入社前から、早朝マラソンで知りあった仲のおじさんがたまたまホテルの社長だったこともあるからか、事件をホテルの社長に調べるよういわれたので調べたらそこに行き着くのである。社長との関係や、社長の要求がコロコロ変わるところが、読みどころで、畑中が、自分の立場をある種開き直って考えるところが考えかたとして、社賊なのかもしれない。
社賊
森村誠一の人間の条件や野生の条件、高層の死角等の名作を書いた作者の作品として期待して読みだしたのですが、期待に反して中身は凡庸で後味の悪い結末等と併せて正直ガッカリいました。