【感想・ネタバレ】人間の剣 江戸編のレビュー

森村誠一

大坂冬・夏の陣も過去となった江戸時代。徳川幕府体制の下、人々は泰平の世を謳歌していた。しかし、敢えて平穏な生活に背を向ける数多の人間たちがいた！ 「人間の剣」完結編

[ブクログ · ★★★★☆]

桶狭間の戦いから昭和まで
農民から、将軍までが手にした無銘剣
剣が持ち主を選び、誠を最後まで貫き通す手助けをする

千姫を救い出したが、約定通りに婚儀を結べなかった坂崎直盛
黒田家を危うくする藩主をいさめる栗山大膳
鍵屋の辻の決闘で、世間一番の有名人となった荒木又衛門
諸藩の連合軍さえ蹴散らした天草四郎時貞
・・・由井正雪、佐倉惣五郎、幡随院長兵衛、原田甲斐

多くの人間に語られた事件に、大きな影響を与える無銘剣

森村誠一が自分の歴史観を語るのに編み出したアイテムか！