あらすじ
福永幸一は帰宅途中、美貌の女性・藤宮さやを暴漢から救った。衰弱していたさやを福永は自宅で看護する。やがてひかれあい、結ばれるふたり。だが翌朝、さやは福永の許から消えた。童謡詩人・金子みすゞの詩集から切り取った一片の詩と置き手紙を残して――。数年後、金子みすゞの本を持っていた少女の母親が殺される。本の中には福永の名前が書かれた紙片が……。警視庁捜査一課・棟居弘一良(こういちろう)は再び人間の宿業と対峙する!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あらすじだけを読むと、何かのシリーズのようでしたが
これ1冊でも十分楽しめました。
どうやらおなじみ登場人物がいるから、のようです。
何か本編に関係あるのか分からない最初の殺人。
そしてまったく関係ない人達の様子。
それが少しずつ繋がって…こよりになって、かと思いきや
思いっきり大縄になってました(笑)
殺し屋に対抗するべく集まった人達の手際の良さに
驚いたり不思議に思うよりも、すごいな、と感心し通し。
最後の方で見えてきた『司令塔』の過去には納得。
そうでなければ、これほど冷静に色々と考えられないですね。
しかしこれほど個性的な人達がよくも集まったものです。
普通そうなのに、思わぬところにコネクションがあったり…。
最後に関しては、ちょっといらないんじゃないかな? と
思うか所もあったりしましたが、後始末としては
良かったんじゃないでしょうか?
ただ、全員無事だったらよかったな、と思うものの
それはちょっとご都合主義すぎます、ね。