【感想・ネタバレ】鍵のかかる棺(上)のレビュー

あらすじ

日々、さまざまな人が行き交う、超高層の東京ロイヤルホテル。そこで働くフロントの山名は、他殺事件を報じた新聞を見て息をのんだ。殺された若い美貌の女性は、数日前に宿泊し、山名をやさしく慰めてくれた中条希世子であった。希世子を殺した人間に復讐するべく調査を始めた山名は、事件にかかわる重大な品を手に入れて―――!?

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鍵のかかる棺(上)

ホテルに宿泊していた記者の深谷は、何者かに狙われている危険を察知し、一介のホテルマンである山名へ写真を預けた後、殺害されてしまう。写真は、ホテルの実質的な経営者である支配人の久高の不倫現場が写っていた。

佐々木は山名の同僚である。佐々木は、過去に久高から屈辱的な仕打ちをうけていた。こうして二人は、共同して久高へ対峙していく。

また佐々木は、記者深谷の殺害者の女性が、ビルから突き落とされて殺害された現場を目撃する、女性の手には、犯人からむしりとった万年筆が握られていた。

殺された記者深谷からフィルムを預かった山名、ビルから女性を突き落とした犯人の万年筆を入手した佐々木へ、得体の知れない人物古谷が久高へ取り入りつつ迫ってくる。

一方、ホテルの社長である前川は、久高によって名ばかりの社長に貶められている。前川は配下である水島というその道のプロを使って、久高の不倫写真を持つ佐々木へ接近してくる。

かくして物語は、前川と水島、対して久高と古谷、二組のタッグマッチへと進展する。下巻へ続く。



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2024年04月10日

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