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山の屍
川名純子はカルチャースクールで小説の書き方を学ぶうちに、小説家としての意外な才能に気づき始める。そんななかガンで余命宣告された高見から「山の屍」なる小説の原稿を託される。
高見が西穂高岳付近の岩稜で登山中に転落死する、山岳警備隊員で刑事でもある熊耳と曾田は転落死に疑問を持つ、登山の同行者である升田の住まいである新宿を尋ねる。新宿署の牛尾の案内で訪ねたが、升田は遺体となって発見される。
小説「山の屍」に書かれてある殺人事件は、実際の出来事を書いたのではないか? 熊耳、曾田、牛尾、に捜査一課の那須警部、棟居刑事が加わって真実に迫る。陰の大物人物が浮かび上がる。
Posted by ブクログ
小説に実際の事件が隠れていることや、その小説を自分の作品として発表して作家デビューするなど、設定が面白かったし、誤字から本人の作品じゃないことを見抜くなどはさすがだなあと思いました。
ただ、高見の行動や人物像だけ腑に落ちなかった。
純子とのやり取りでは紳士的な感じがするのに、真美子を脅して体を要求していたのが意外だったし、保険金の受取人を純子にした理由もよく分からなかった。渡した小説の重要性を伝えたかったのか?
最後の最後の刑事の魂とは?という部分がなかなかよかった!
解説で小説における自然描写について書かれていた。小説を読んでいる時に風景の描写が続くと煩わしく感じていたけど、登場人物の心理に繋がっていることが多いからもっとちゃんと読まないといけないな〜と感じた。
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