レイモンドチャンドラーのレビュー一覧

  • さらば愛しき女よ

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    愛の在り方を考えさせられる。切ない結末に涙を禁じ得ない。チャンドラーのマーロウ物では押さえておいて間違いない作品だと思います。

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    2010年04月05日
  • 高い窓

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    プレイバックとかのように
    決してこの作品はエロスやロマンスがある
    作品ではありません。

    しかしながらこの作品には静かながらも
    一種の情熱があるのです。
    なんと言えばいいのでしょう、内なる熱といいましょうか。

    今回マーロウが依頼を受けた案件は
    裏がいっぱい秘められた依頼。
    色々は事実が現れては消えていきます。
    そして最後は読者も驚くであろう事実が…

    マーロウはやはり女性には優しいですね。
    女性にかけた言葉が非常に印象に残りました。

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    2009年11月09日
  • プレイバック

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    かの名言が非常に映える、
    静かに展開する大人の本。
    この作品はマーロウの周りにかなりの
    女が出入りし、そのうち何人かとは
    …な関係にまでなる、かなり色香漂う本です。

    でもそれでいてムッツリでないところが
    作家そのものの技量なんですね。
    非常にいい感じでした。

    決して派手な謎解き等、出てきません。
    でも読ませてくれるのです。

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    2009年10月23日
  • 湖中の女

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    第二次世界大戦下の時期に執筆されたこともあって、マーロウ他登場人物が戦争や徴兵について言葉空少なに語るシーンだけが取り上げられることの多い作品で、非常にもったいない! 良作ですよ!!
    まず、タイトルの勝利。そして、セリフの勝利。
    そっとドアをノックした先、『私の好きな場面じゃないな』の件はもう、鳥肌モノ。

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    2009年10月04日
  • ロング・グッドバイ

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    今まで読んできたミステリとは話の進み方が違う印象。テリーの死の真相がメインの謎であるはずなのに、ウェイド夫婦のストーリーが途中からメインになってきたので、終盤になるまで、テリーのことは正直忘れていたぐらいだった。
    また、タイトル通り、さよなら(グッドバイ)の場面がいくつもあり、マーロウはその全てを見送る側だった。マーロウを通して私たちは小説の世界を味わっている(見ている)ので寂寥感があった。ミステリでありながら文学的な顔を持つ作品だなと思った。

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    2026年04月26日
  • 長いお別れ

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    ネタバレ

    1953年刊行。2026-1953…73年前の作品ですね。

    2018年の年末に1回読んでいることをすっかり忘れていました。感想もつけていないので当時はまったく刺さらなかったのでしょうか。2026年4月14日、再読でなんとか読み切りました。

    親友になった人間が妻殺害の容疑をかけられ逃亡しメキシコで死んで、なぜか色んな人間に絡まれてるうちに新しい依頼が舞い込んできて…。

    探偵といっても推理はあまりなく、人間ドラマ。当時のイケてる、カッコいい、とされるハードボイルド、今読むと登場人物みんな喧嘩腰ではある。さらにマーロウはまぁまぁめんどくさい。

    良作とは思うけれど、令和に読むと、長い!長すぎる

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    2026年04月14日
  • ロング・グッドバイ

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    レイモンドチャンドラー初めて読んだけど非常に面白かった。たまたま書店で気になって手に取った本だったけど、チャンドラーの描くフィリップマーロウの世界がよい。
    あくまでマーロウの見ている世界を切り取っているだけで考え方、思考を含めた根本の所は描かれていかないが、その世界を共に読み進めて様々に物語が進んでいくこの感じが非常に面白かった。
    読み終わってこのシリーズ4冊目?ぐらいだと知り最初から読んでみたいし、他の作品も読もうと思った。

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    2026年03月09日
  • ロング・グッドバイ

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    とにかくタフな男たちが織りなす、タフなやりとりと駆け引きに惹きつけられる。(少し冗長なきらいはあるが)
    男も女も、この物語のなかではどうしても虚勢を張って生きなければならない人種なのだ。
    そして、どことなくセンチメンタルさを秘めている。そのセンチメンタルな要素こそがこの物語の本当の魅力なのかもしれない。

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    2026年02月28日
  • ロング・グッドバイ

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    主人公の視点で物語が進んでいく。

    めっちゃ嫌味言うし無駄に武闘派。

    読みながら「そんな言う?」って
    何回か言った。

    この人にしか無い味がある。

    ・夏のカリフォルニアは酒を飲むのに適した土地柄ではありません。ニューヨークではここの四倍の量の酒を飲めるし、それでいて二日酔いは半分ですむ

    この言い回しが好き。
    結局飲んでるしね。

    26.02.01-24冊目

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    2026年02月03日
  • 湖中の女

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    推理小説は、小学生の頃は、江戸川乱歩の怪人二十面相やモーリス・ルブランの怪盗アルセーヌ・ルパン、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズが大好きでした。中学生では、エラリー・クイーンにハマってました。でも、レイモンド・チャンドラーの作品に出て来るフィリップ・マーロウを楽しめるのは、もしかしたら還暦を過ぎたこの歳になったからかも知れません。

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    2026年01月19日
  • ロング・グッドバイ

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    昔読んだ気もしていたが、多分読んでいなかったんだと思う。感情の機微をところどころに感じ、人間の根本というのはあまり変わらんのだなと思う一方、戦争がもたらす変化や、タバコ、酒などの使われ方の変化に時代を感じました。村上春樹ではないですが、また読み返すのではと思います。

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    2025年12月29日
  • 高い窓

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    チャンドラーの乙な文体がたまらない。

    お話としては刮目すべき大きな唸りはない。
    ハードボイルドだからこその優しさを発見できた気がした。

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    2025年12月02日
  • ロング・グッドバイ

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    村上春樹味”をどう感じるかで好みが大きく分かれそう。
    最初あまりハマらずにいたけど、この本は最後まで読み切る事で良さを感じる!^_^!


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    2025年11月25日
  • ロング・グッドバイ

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    訳者村上春樹が影響を受けたというレイモンド・チャンドラーのミステリー小説で、ハードボイルド系ということもあって、酒や喧嘩が目立つ描写が多い。分量が多い作品だが、現代の人びとが読んでも分かりやすい語彙で翻訳され、また一文自体が短いので、すらすらと読める構成となっている。あとがきでは、訳者本人がチャンドラーの生い立ちやかれの作品の優れた点と魅力を語っている。

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    2025年09月28日
  • プレイバック

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    マーロウ最後の一作。もうこれでマーロウに会えないかとおむと寂しい。リンダが出てくるのが少し驚きである。

    村上春樹が7作の翻訳をやっている。改めて、なぜ彼がチャンドラーが好きなのか考えてみた。彼はバイオレンスも銃も私立探偵も好きとは思えないし、ハリウッドの金持ちライフにも興味はないと思う。でもエッセンスで共通点はある。主人公の男は、自分のルールを持ち、他人の価値観や世間体や慣習には関係なく、あくまでも自分のルールに従ってとことん行動する。ここは共通。あとは一つ一つの文章が簡潔で短い。でも主人公の話し方は少しひねくれていて、回りくどいしきどっているし余計な比喩や修飾語がやたらと多い。ここらへんは

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    2025年09月14日
  • リトル・シスター

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    マーロウはあんまり調子が良くない。でも人物がよく描かれておりおもしろい。最後に村上春樹訳者あとがきがありなかなかいい。

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    2025年09月09日
  • 水底【みなそこ】の女

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    レイモンド•チャンドラーを村上春樹は全7作品訳しているが、これは最後の一冊らしい。
    フィリップ・マーローは、会社経営者に、男と駆け落ちした妻の安否確認を依頼される。
    マーローが行方を調査していると、湖の町の湖底から別の女性の遺体を発見する事になる。
    マーローは、町の有力者と警官との癒着など、町の暗黒部分に直面しながらも、クールに見つめて、解決に導いていく。

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    2025年09月07日
  • さよなら、愛しい人

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    大鹿マロイのはなし。マーロウは今度はマロイに友情というかシンパシーを感じる。そうして自分を痛めつけながら色々と無理を通す。はなしの構成という意味でよくできている。

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    2025年08月29日
  • さらば愛しき女よ

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    ネタバレ

     なんか複雑というより、散漫なプロットだな。だから高校のときに読んだ印象が薄いのかもしれない。よくわからんまま話が進んで、マーロウが最後にいきなりすべてのプロットをまとめ上げ、強引に解決してしまうのは、それこそいかにも推理小説的だという気がするけど。チャンドラーが批判していたそれまでの推理小説とはどう違うんだろう。こういうのはご都合主義とは言わないのか?
     でも逆に言うと、この煩雑さがリアルだということなのかな。チャンドラーに影響されたといいながら、この部分を勘違いしてやたらプロットの散漫な小説を書く奴がいそう。そういう作家の小説は読みたくないな。
     マロイの探していたヴェルマが、実はグレイル

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    2025年08月08日
  • 湖中の女

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    ネタバレ

     これはハードボイルドとしてだけではなく、推理小説としてもかなり優秀かも。犯人は、まあ誰をこの事件の犯人とするかはいろいろと問題があるにしても、結果的には怪しいやつがそのままなんだけど、被害者が入れ替わってるというオチはちょっとびっくり。これじゃあハードボイルドというよりも本格推理だよな。スカーフの使い方もうまかったし。
     キングズリーが最後までいい人だったのが以外だった。フロムセットはそれほどいい女には思えないんだけど、マーロウはキングズリーに嫉妬しまくってるのが笑った。なんかこれまでの作品と人物の造形が違ってて新鮮だった気がする。デガーモはとことん嫌な奴だけど、それでも最後にいくらかの哀愁

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    2025年07月16日