レイモンドチャンドラーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ1953年刊行。2026-1953…73年前の作品ですね。
2018年の年末に1回読んでいることをすっかり忘れていました。感想もつけていないので当時はまったく刺さらなかったのでしょうか。2026年4月14日、再読でなんとか読み切りました。
親友になった人間が妻殺害の容疑をかけられ逃亡しメキシコで死んで、なぜか色んな人間に絡まれてるうちに新しい依頼が舞い込んできて…。
探偵といっても推理はあまりなく、人間ドラマ。当時のイケてる、カッコいい、とされるハードボイルド、今読むと登場人物みんな喧嘩腰ではある。さらにマーロウはまぁまぁめんどくさい。
良作とは思うけれど、令和に読むと、長い!長すぎる -
Posted by ブクログ
マーロウ最後の一作。もうこれでマーロウに会えないかとおむと寂しい。リンダが出てくるのが少し驚きである。
村上春樹が7作の翻訳をやっている。改めて、なぜ彼がチャンドラーが好きなのか考えてみた。彼はバイオレンスも銃も私立探偵も好きとは思えないし、ハリウッドの金持ちライフにも興味はないと思う。でもエッセンスで共通点はある。主人公の男は、自分のルールを持ち、他人の価値観や世間体や慣習には関係なく、あくまでも自分のルールに従ってとことん行動する。ここは共通。あとは一つ一つの文章が簡潔で短い。でも主人公の話し方は少しひねくれていて、回りくどいしきどっているし余計な比喩や修飾語がやたらと多い。ここらへんは -
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Posted by ブクログ
ネタバレなんか複雑というより、散漫なプロットだな。だから高校のときに読んだ印象が薄いのかもしれない。よくわからんまま話が進んで、マーロウが最後にいきなりすべてのプロットをまとめ上げ、強引に解決してしまうのは、それこそいかにも推理小説的だという気がするけど。チャンドラーが批判していたそれまでの推理小説とはどう違うんだろう。こういうのはご都合主義とは言わないのか?
でも逆に言うと、この煩雑さがリアルだということなのかな。チャンドラーに影響されたといいながら、この部分を勘違いしてやたらプロットの散漫な小説を書く奴がいそう。そういう作家の小説は読みたくないな。
マロイの探していたヴェルマが、実はグレイル -
Posted by ブクログ
ネタバレこれはハードボイルドとしてだけではなく、推理小説としてもかなり優秀かも。犯人は、まあ誰をこの事件の犯人とするかはいろいろと問題があるにしても、結果的には怪しいやつがそのままなんだけど、被害者が入れ替わってるというオチはちょっとびっくり。これじゃあハードボイルドというよりも本格推理だよな。スカーフの使い方もうまかったし。
キングズリーが最後までいい人だったのが以外だった。フロムセットはそれほどいい女には思えないんだけど、マーロウはキングズリーに嫉妬しまくってるのが笑った。なんかこれまでの作品と人物の造形が違ってて新鮮だった気がする。デガーモはとことん嫌な奴だけど、それでも最後にいくらかの哀愁