レイモンドチャンドラーのレビュー一覧

  • 大いなる眠り

    Posted by ブクログ

    フィリップマーロウが、本格的に登場した作品。読み終わりました。

     
    強情、一匹狼、皮肉屋、タフ、セクシー、そんな言葉が思い浮かぶ男。

    頭の内で勝手にイメージを作って楽しんでます。

    映像作品もあるらしいけど、観ないほうが良いのかなあ。

     

    探偵が出てくるミステリ―作品だが、よくある名推理ていうのは出てこないなあという印象。

    行動力と直感で物語がすすんでいくのが小気味いい。

    0
    2020年01月25日
  • 長いお別れ

    Posted by ブクログ

    チャンドラー 「 長いお別れ 」
    清水俊二 訳

    ハードボイルド探偵小説。一人称一視点な構成〜読み手は 探偵マーロウ と一緒に事件を解決していくように読み進めていく。

    ロマンスあり、喧嘩あり、クールな会話あり、警察の圧力にも負けず、事件を解決する物語。ラストまで予想外の展開で楽しませてくれる


    言ってみたいセリフ「自信があるなら強がりを言う必要はない。強がりをいわなければならないようなら、僕と張り合っても勝ち目はない」


    0
    2019年12月16日
  • 大いなる眠り

    Posted by ブクログ

    村上春樹訳。
    フィリップ・マーロウシリーズの第1作。
    複数の事件をマーロウが解決していく。
    村上春樹の解説が素晴らしかった。
    次→さよなら、愛しい人

    0
    2019年09月30日
  • リトル・シスター

    Posted by ブクログ

    「行方不明の兄オリンを探して欲しい」と若い娘がマーロウの事務所を訪れた。


    2016.8.25発行 村上春樹訳 ハヤカワ文庫 購入

    0
    2020年04月24日
  • 高い窓

    Posted by ブクログ

    マーロウは資産家の老女に呼び出された。行方をくらませた義理の娘リンダを探して欲しい。とても貴重な金貨をリンダが持ち逃げしたというのだ。

    二度映画化。


    2016.9.15発行 村上春樹訳 ハヤカワ文庫  購入

    0
    2020年04月24日
  • 大いなる眠り

    Posted by ブクログ

    マーロウは資産家の将軍に呼び出される。娘が賭場で作った借金をネタにゆすられているという。犯人らしき男が経営する古書店を調べ始めた。

    2014.7.25刊 村上春樹訳 ハヤカワ文庫 購入

    0
    2020年04月24日
  • 高い窓

    Posted by ブクログ

    登場人物の屑さが際立つ作品。
    マーロウが私たちが思っている『探偵』業をしっかりとこなしていて、ラストも謎解きしてくれるので最後まで読むべきですね。
    それにしても、レイモンド・チャンドラーは警察とお金持ちが嫌いなんだらうか?
    翻訳が村上春樹氏なので日本語訳もそれっぽいですが、言葉の並びや文章感は勉強になります。

    0
    2019年05月11日
  • さらば愛しき女よ

    Posted by ブクログ

    後半、一気に加速。

    正直、かなりご都合主義的なところもあるけど
    そこから注意がそれるほど、
    ぐいぐいと気持ちを引っ張っていく。

    たぶん、見落としているところも
    多い気がするので
    再読すると新たな発見がありそう。

    0
    2019年03月27日
  • さらば愛しき女よ

    Posted by ブクログ

    「さらば愛しき女よ」誰が訳したのか知らないが、心打つ名訳だ。1995年版ハヤカワ文庫
    一度は読むべき本である。

    0
    2019年03月10日
  • さらば愛しき女よ

    Posted by ブクログ

    文体がとてもクール。やはり一気に読まないと話のスジがわからなくなる。村上春樹が好きというのもわかる。

    再読 19951003

    0
    2018年10月15日
  • リトル・シスター

    Posted by ブクログ

    マーロウものの中ではスレてる方らしいけど悪くない。寧ろいきいきと動くヒロイン(と言っていいのか)達に好感。

    0
    2018年05月24日
  • さらば愛しき女よ

    Posted by ブクログ

    翻訳がすばらしく、『さらば愛しき女よ』というタイトルだけでも飯が食える。チャンドラーはとにかく恰好よさと哀愁ただよう雰囲気を味わえればいいと思っているので、そういった点においては、やはり本書も傑作であった。

    0
    2018年02月07日
  • 高い窓

    Posted by ブクログ

    古い金貨をめぐる事件が発生し、私立探偵のマーロウが引き受ける。物語が進むに連れ殺人事件も発生する。運がいいのか悪いのか、マーロウは他の人に先駆けて死体を発見する。最後は見事に事件解決と相成るわけだが、その解決するシーンが格好いい。犯人を目の前にして、静かに真相を語るのだが、そこが人情味溢れる語りなのだ。また、犯人ではない、過去に利用された女の扱いもハードボイルドらしく男の優しさが滲み出てくる。なお、本書はそれほど長い作品ではないが、読むのに時間がかかった。チャンドラーの他の作品(訳者は村上春樹さんではない)を読んだ時にも時間がかかったので、もともと読み進めるのに時間がかかる作家なのだろう。

    0
    2018年01月05日
  • 大いなる眠り

    Posted by ブクログ

    村上春樹氏の翻訳が出版されるようになって、チャンドラーを改めて読み直したりしている。昔読んだ時とかなりイメージが違う部分があって、翻訳が異なるせいか、自分の年齢のせいか、はかりかねている。

    といっても、この作品は初めて読む。チャンドラーの長編第1作である。

    マーロウが若いな、というのが第一印象。30代前半だから当然なのだけど、もっと老成していた印象をずっと持っていた。作者の描き方なのか、翻訳の雰囲気なのか、僕の年齢なのか。これも判断に迷うところだ。

    話がするすると発展していく上に、マーロウ自身が何を考えているのかさっぱり語ってくれないので、映画のシーンを観ているように、マーロウの心に映る

    0
    2017年08月20日
  • さよなら、愛しい人

    Posted by ブクログ

    時間おいてまた読みたい。
    好きな登場人物順
    マーロウ/アン・リオーダン>
    ムース・マロイ/グレイル夫人>
    ランドール警部補>他

    0
    2017年08月10日
  • 高い窓

    Posted by ブクログ

    非常に入り組んだ複雑な話だった。
    マーロウは家出した若妻と
    彼女が持ち出した金貨の行方を
    追っていたはずだが、
    次々と死体が彼の前に現れる。
    誰が、何の意図を持って
    事件を起こしているのか。
    それら混沌とした幾つもの筋が
    まるで本格推理の様に
    最後は一つの解が明らかになる。
    やはり独特の語り口は味があり、
    それだけでもよむ価値がある。
    マーロウの立ち居振る舞いは
    格好良くて痺れた。

    0
    2017年06月17日
  • 高い窓

    Posted by ブクログ

    『大いなる眠り』、『さらば愛しき女よ』と続いたフィリップ・マーロウ3作目の本書は一転して地味で素っ気無い題名。題名というのは読書意欲を喚起させるファクターとして私は非常に大事だと思っているのだが、文豪チャンドラーの作品とは思えないほど、飾り気のない題名はちょっと残念。

    マーロウは盗まれた時価1万ドルと云われる初期アメリカの古銭を探してほしいという依頼を受ける。それはマードック夫人の亡き夫の遺品であり、夫人は息子の嫁で歌手のリンダが盗んだと疑っていた。
    事務所に戻ると夫人の息子レズリーがいた。レズリーは妻のリンダのかつての勤め先のナイトクラブのオーナーに借金があり、金に困っていたと話す。マーロ

    0
    2017年05月23日
  • プレイバック

    Posted by ブクログ

    フィリップマーロウという探偵が主人公のシリーズですが、普通の探偵小説とは趣が違っているこのシリーズ中でも、特に不思議な雰囲気漂う内容でした。小説内に出てくる話題も、脱線が激しく(それはそれで魅力的なのですが)、まるで話の主題はどうでも良いことのように、それ以外のいわば外野が、魅力たっぷりに勝手に主張している、そんな感覚で読ませていただきました。
    全体的に暗い雰囲気が漂っています。主人公が謎を解決していくのですが、それが気力を削いでいくような気にさせられます。なんというか、嫌な予感というものが当たっていく、それも次々に、そういう感覚でした。しばらく余韻が残りますし、しばらく読み返す気がしませんが

    0
    2017年03月27日
  • リトル・シスター

    Posted by ブクログ

     マーロウのもとを訪れた娘は、行方不明の兄を探してほしいと依頼した。

     チャンドラーの「可愛い女」の村上春樹訳です。
     最後の解説に「結局何があったか人に説明しろといわれると上手くいえない」ってあったけど、まさにその通り。
     一応兄の行方不明から始まって、殺人事件がいくつも起こるのだけど、じゃ犯人は動機は、ってなるとよくわからない。つか、印象にのこらない。
     マーロウが、妹や女優やそのとりまき(?)らの周りをぐるぐるしてるって感じ。

     ま、その辺がクールを気取っていても、そうなりきれないマーロウの可愛さなんだろう。

     …当時の風俗を愛で、よくわからんままに振り回されるのがこの

    0
    2016年10月17日
  • さよなら、愛しい人

    Posted by ブクログ

    チャンドラー作品、二作目(村上春樹訳)。訳者自身がかなり影響を受けているためか、“ハルキっぽさ”というのは“チャンドラーっぽさ”と同一のものなんだなぁ、と読んでてずっと思いました。これは内容を愉しむものではなく雰囲気、またはマーロウという人物の言動、行動、仕草などを愉しむもののようだ。この点もハルキ作品と同じである。

    0
    2016年07月14日