レイモンドチャンドラーのレビュー一覧
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私立探偵フィリップ・マーロウの四作目。
愛してはいないが妻の行方を捜してほしいという化粧品会社の社長。
湖近くの別荘に探しに行くと、別の女性の水死体があがる。
女性二人の体格が似ているとあったところから、
そこがポイントとなるのかと思いきや、
思いがけない方向に話が転がっていった感じ。Posted by ブクログ -
私立探偵フィリップ・マーロウの三作目。
裕福な未亡人に盗まれた金貨探しを依頼される。
今回は際立った個性の脇役がいなかったせいか、今一つ。
ハードボイルドの生みの親とされているが、
暴力シーンは思いのほか少ない。
死人はでるが、酷くはない。
物足りないという訳ではないが、肩透かしなのかも。Posted by ブクログ -
待望の新訳!丁寧で整った訳のおかげでわかりづらかったところも読み取れるようになった。表裏一体だった冗長さも本作では気にならない。しかしギャルゲ―かと思うくらいガンガン来る娘たちだ……(だからこそそれを捌くマーロウが引き立つのだが)。Posted by ブクログ
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チャンドラー作品を読むのは四作目。本作が長編一作目らしい。マーロウの荒っぽい行動と冷静な分析力は相変わらず。村上氏もあとがきに書いていたが、細かい整合が取れているかは考えず、マーロウの動きに身をゆだねて読むくらいが一番楽しく読めると思う。Posted by ブクログ
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マーロウのなんだか気障ったらしい台詞回しは、訳者である村上春樹の小説の登場人物に通じるところがあるように思った。
ハードボイルド=やせ我慢、と思ってしまうのは僕だけか?Posted by ブクログ