松浦弥太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
松浦弥太郎さんは、『100の基本』がまず大好きで。日々を人間らしく、ていねいに暮らすのだという姿勢はもちろん、それをやわらかく、わかりやすく発信し続けているところが好きです。
古き良き日本人のいいところが考え方のベースになっているのだとは思うのですけど、だからといって新しいことにもちゃんと興味も持たれているし、柔軟に取り入れているようにも思えるからすばらしい。
実はちょっと考え方の合わないなと思うこともあるのですけど、それもまた自分への気づきのきっかけになったりして、無駄なお話がひとつもないんです。
時をおいて、定期的に何度も繰り返して読みたくなるような、そんなエッセイでした。 -
Posted by ブクログ
とっても久しぶりに松浦弥太郎さんの本を。昔よく読んでいたけど、この方とは精神性も生活も違うのだろうなぁと思ったタイミングがあってあまり読めなくなってしまったのだよね。それから数年経って、書店でふと目に入ってぱらぱらめくって、今の自分が癒されたり発見があったりしそうだなとあらだて思って購入。
正直少し高尚すぎるというか、どうしても「松浦弥太郎さんだからでしょ」と斜に読んでしまう自分もいるのだけど、ハッとすることも多かった、そしてやはりずっと読ませる文体は心地良いです。
人として気持ちいい基本の生活をいかに素朴に続けるか。こころを尽くすのか。そういうところに目が行かなくなっているのは生活のキャパが自分の許容量を超えたものになっているせいではないか。などなどを思い巡らせるきっかけになる一冊だなぁと感じました。中盤で一回読むのやめようかなぁと思ったけど、後半読み進めてよかったという気持ちに(何らか大きな変化があるわけではない)。なんだか不思議でしたが、異なる年齢で読む松浦弥太郎さんの本は受け止め方が変わるなというのも個人的な発見。ど真ん中に刺さりはしなかったけど、読めてよかったです。 -
Posted by ブクログ
生きる単位の話が印象的だった。
「個」ではなく「郡」で生きているしまうまのように、人間も助け合いながら生きている「郡」のほうだと思っていた。
しかし、種を守るために人は個人を犠牲にする生き物ではない。自身の人生を大切にし、そのためにお互い協力関係にあるため、「個」が生きる単位であり、孤独であることが人間条件であるという考え方に納得した。
だからこそ、孤独の中にある「不安」や「寂しさ」もすべて背負って生きていくのだなと思った。
私は孤独はマイナスだけでなないと思う。孤独でいることがそこまで苦手ではなく、独りでいることで、自分と向き合うことができるからだ。一方で、何かしらの不安は抱いている。そんな弱い面での孤独とうまく付き合っていくことが人間にとっての課題なのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
弥太郎さんの本屋と旅に関するエッセイ
新刊本から昔の本まで揃っている大型書店と普段出会うことのできない本に出会える個人書店。それぞれの良さが分かるからこそ弥太郎さんの移動本屋に行ってみたい…。元々欲しい本を買いに大型書店に行くことの多かった僕ですが、ふとした時小さな本屋さんに入りました。そこで普段手に取らないような本に何故か惹かれ、購入。「あ、こんな読書体験もあるんだ」と真新しい感じがありました。それを機に、大型書店と個人書店、どちらも利用するようになり、本屋祭りの毎日です!そんな今だからこそ移動本屋というまだ体験したことのない本屋に惹かれます。
そして旅について。多くは海外にまつわるもので書店巡りや現地の職との出会い。その時その場でしか味わえない良さがあることを感じられました。でも英語苦手だからなあ。 -
Posted by ブクログ
『泣きたくなったあなたへ』を読んで
この本には、泣きたくなるような日も、前を向いて生きていくための小さなヒントがたくさん詰まっていた。読んでいて、何度も「わかるなあ…」と心が揺れた。
たとえば――
■ チャレンジの目的は「成功」ではなく「学び」
結果を求めて焦ってしまう日々。でも、本当は成功するかどうかより、チャレンジしたことで「何を学べたか」が大切なんだと思えた。そう思えば、失敗すらも意味があるように感じられる。
■ 「そんなふうに見えない」と言われる人
一見、強く見える人も、笑顔の裏で必死に生きている。その事実に気づいて、軽々しく「そんなふうに見えない」と言わないようにしたい。そして、自分自身も「そんなふうに見えないけど、実は努力している人」になりたいと思った。
■ 怒りや被害者意識の矢印は、自分に向ける
嫌なことがあると、つい人のせいにしたくなる。「自分は悪くない」と正当化してしまいたくなる。でも、そこをグッと堪えて、自分の内側に矢印を向ける。そうすることで、怒りを手放し、自分を成長させるチャンスに変えられる。
■ 「婚期のズレ」も人生のタイミング
結婚したい彼女と、まだ仕事を頑張りたい彼氏――そんなすれ違いを聞くようになった今の年齢。あと1ミリ、歩み寄れたら別れなくて済んだのかもしれない。でも、別れたからこそ得られる未来もある。人生は“タイミング”でできていて、だからこそ難しくて、面白い。
■ 欲望と願望のちがい
「欲望」は自分の欲から、「願望」は誰かへの想いから生まれる。だからこそ、健やかな欲望をうまく育てて、願望へと昇華させていく。自分のためだけじゃなく、誰かの幸せにもつながる生き方を目指していきたい。
■ 許すという選択
「許す」とは、相手のためじゃなく、自分のための決断。前に進むための切符。だから、許して、学んで、成長する。その選択が、自分の未来をひらいていく。
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最後に
この本を読み終えて思ったのは、
「心を正直に見つめる時間」って、本当に大切なんだってこと。
泣きたくなる日もある。怒りや悲しみが湧きあがる日もある。
でも、そんなときこそ、自分に矢印を向けて、誰かのために生きられる人になりたい。
松浦弥太郎さんの言葉は、そんなふうに「自分を見つめる力」をそっとくれた気がした。