あらすじ
あなたがあなたらしく生きるために――心の片隅に「不安」と「寂しさ」があるのなら、一度、向き合ってみませんか?この本は、「不安」と「寂しさ」を抱える人のためのものです。人生のくすり箱みたいに、そばにおいて、使って、役立てていただければ、これほど嬉しいことはありません。「暮しの手帖」編集長・松浦弥太郎が綴る、初の実践的人生論。
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Posted by ブクログ
この半年間、松浦弥太郎さんの本を読みあさっては、自分の心と向き合ったり、松浦弥太郎さんの生き方(考え方)を真似てみたりしました。
わたしはクリスチャンですが、なんだか聖書の教えと似ていると感じることが多くて、余計に親しみが湧きました。
たとえば、「自分らしさとは、「神さまにもらった果物」だと考えてみましょう。という視点、聖書では「神様からそれぞれに賜物」が与えられているという考えがあります。
また、第三章には「大切なものは全部あなたのものではなく、あなたが預かっているものや役割に過ぎ」ず、それらを自分のためだけでなく、社会(人)のために使っていく。という視点も似ていると感じました。
人生をより良く生きていくために、わたしたちは正しく「自分を愛する」ことが大切。
自分を愛するとは、自分の中に沸き上がる「不安や寂しさ」を知り、受けとめ、友だちになること。
自分をたいせつにすることが、人をたいせつにすること、社会をたいせつにすることにつながると教えてくれます。
松浦弥太郎さんの文章は、片意地はっておらず、とても親切で優しいです。彼の文章を通して、分かりやすく、生きていく上で「たいせつなこと」を教えられました。
成功とか勝ち組負け組、そういったものから解放されていくようです。
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結局、人はひとり。
結婚していても、子どもが産まれても。
孤独に強くなれば、人生って生きやすくなると思う。
以前は、友だちが多くて人気者なひとを見ると、羨ましいなぁーって思っていた。
でも、それはその人の個性。
人に気を遣えたり、面白い話が得意だったりするからこそ。
私は私の果物を大切にしよう!
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人生で逃れられないふたつのこと
「不安」と「寂しさ」を愛しなさい、という本。
自分を愛しなさいという本。
人から認められたいと願うあなたは
いったい誰を認めているのか?という問いに
そうだな、と思った。
誰のことも認めていないくせに、
人に認められようとしている。
勝手だ。
心が晴れない
涙が止まらない
ちょうどそんな日だったので、
この本が心に沁みた。
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きっと誰もがもっているふたつのこと。
目をそらしたり邪険にしたりしないで、愛してしまいましょうよ、と著者は提案されています。
著者が放った質問に対する、名エディターの回答。
「まず、我慢すること。それからプライドを捨てること」
わたしに足りないふたつのこと。
たぶん、きっとそうだ。
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「ふたつのこと」は「不安」と「寂しさ」。
松浦弥太郎さんの文章が好き。
「乗り越えられない試練」はない。すべて、今の自分が成長するためにあるものなんだ、
という一節が特に印象に残る。
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愛さなくてはいけない ふたつのこと。
…それは、「恐怖」(不安)と「孤独」であると松浦さんは言います。
私たちが 愛さなくてはいけない ふたつのこと を探す本ではなく、もう最初のページにその答えは書いてあります。
松浦さんの著書を通して強く感じることは、この方はたっぷり「孤独感」と向き合った時間を経てきたのだ…ということ。私の周りにも、同じように感じる方は何人かいらっしゃって、そういう方独特の空気が本から流れてきます。
…そして、私はその空気がとても好き、なのだと気づきます。
ちょうどいい水分を含んだ、ひんやりとした…でも冷たすぎない…手で、心を包んでもらっている感じがします。
今、この時期にあなたと出会えてよかった。
しばらくこうして、その気持ちの良い手で、包んでいてもらいたい…と思っています。
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不安な気持ち、孤独を受け入れ、自分の弱い部分を認めよう。それが自分。人みなそれぞれ。いいも悪いもなく、外見も人間性もそれぞれの個性。他人と比べても意味がない。自分が満足ならそれで良し。幸せは自分の心が決めるもの。規則正しい生活で心身ともに健康になろう。とりこし苦労は止めて、一歩前進、目の前のやるべきことを一つずつやっていこう。自分に乗り越えられない試練はやってこない。夢を紙に書き出そう。
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いつも心がすとんと落ち付く松浦弥太郎さんのエッセイ。
あせってキョロキョロしたり 何か別の事で補おうとしたり そういうの全部見透かされてしまう
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生きる単位の話が印象的だった。
「個」ではなく「郡」で生きているしまうまのように、人間も助け合いながら生きている「郡」のほうだと思っていた。
しかし、種を守るために人は個人を犠牲にする生き物ではない。自身の人生を大切にし、そのためにお互い協力関係にあるため、「個」が生きる単位であり、孤独であることが人間条件であるという考え方に納得した。
だからこそ、孤独の中にある「不安」や「寂しさ」もすべて背負って生きていくのだなと思った。
私は孤独はマイナスだけでなないと思う。孤独でいることがそこまで苦手ではなく、独りでいることで、自分と向き合うことができるからだ。一方で、何かしらの不安は抱いている。そんな弱い面での孤独とうまく付き合っていくことが人間にとっての課題なのかもしれない。
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やっぱり大切なのは自分自身が自分を受け入れること。
自分を愛することが、他人への愛へつながる。
自分を愛していない人は、他人を愛せないと思った。
恐怖や寂しさは誰にでもあって、人間誰もが孤独である。だからこそ、その孤独を受け入れて楽しむ。
そんな人生にしたいなと思った。
Posted by ブクログ
いくつか引っかかる言葉はあったけれど、まだ自分の中の不安を飼い慣らすことは到底出来そうにありません。
松浦さんのように落ち着いて生きるには若すぎるのかも。
Posted by ブクログ
心が弱っているとか、緊迫してはいないけれど漠然とした将来への不安があるとか、そんなときに読むと、助けになる1冊。
読みやすいし、項末にレッスン、章末にエクササイズと称したアドバイスがあるので、それを実践してみることで(できるかどうかは別として)「どうしたらいいのかわかならい!」という状況は脱せるかも。
Posted by ブクログ
ばななさんの本に紹介されていたので読んでみた。
「ふたつのこと」は「恐怖」と「寂しさ」。このふたつとうまくつき合いましょうってこと。そのノウハウが、具体的に書いてあるの。
Posted by ブクログ
愛さなくてはならない2つのこと、とは「孤独」と「不安」のことです。
正直、あまり心に残らなかったのは、松浦さんの自己啓発本に少し飽きてきたからかなぁ。
ただ、最後のほう、出産についてのくだりは興味深かった。
子供を産めないことを悩んだり罪悪感のようなものを感じる人に対して、この世に生まれてきた目的は自分らしく生きることであって、子孫を作るためではないのだから、そのようにとらえる必要はない、みたいなこと。
なるほどと思った。