松浦弥太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ていねいなくらしの提案雑誌『暮らしの手帖』編集長であり、古書店カウブックス(中目黒)のオーナーでもある松浦弥太郎氏の仕事術。
すでにその仕事=作品が物語るように、とても几帳面な方であろうと思う。
白いワイシャツにピチッとアイロンをかけることが日課のような。
弥太郎氏は物理的、心理的な準備に時間を充てていることから、事前準備の大切さのノウハウがわかることはもちろんのこと、この本ではさらに、そうやって積み重ねてきた情報を【積み下ろす】、処分して常に頭を開けておく作業をする。
情報に頼りすぎてないか、自分の頭で考えているか、と警鐘を鳴らし、根本的な場所に立ち返ることとなる。
弥太郎氏のその場所 -
Posted by ブクログ
愛さなくてはいけない ふたつのこと。
…それは、「恐怖」(不安)と「孤独」であると松浦さんは言います。
私たちが 愛さなくてはいけない ふたつのこと を探す本ではなく、もう最初のページにその答えは書いてあります。
松浦さんの著書を通して強く感じることは、この方はたっぷり「孤独感」と向き合った時間を経てきたのだ…ということ。私の周りにも、同じように感じる方は何人かいらっしゃって、そういう方独特の空気が本から流れてきます。
…そして、私はその空気がとても好き、なのだと気づきます。
ちょうどいい水分を含んだ、ひんやりとした…でも冷たすぎない…手で、心を包んでもらっている感じがします。
今、この時 -
Posted by ブクログ
「働くこと」に関するエッセイ集。
素朴で素直な文体で綴られる。
著者の来歴自体がユニークなので仕事観を語っているエッセイも勿論面白い(「センスだけでここまでやってきた」というのはある意味凄くイヤミだが)が、やっぱりこの本で一番面白いのはP.149からの町歩き・古書巡りの部分。
旅先ではあまりあっちこっち観光に行かず、その町をじっくり歩きまわることに幸せを感じる俺としては、著者の町の歩き方はとても共感できる。
その上、古本屋を巡るのが趣味(仕事?)ときているんだから、読んでいて面白くないわけがない。
旅好きで本好きなら、この本はそのエッセイの部分だけでも読んで損はない。 -
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@yonda4
古書店「カウブックス」を創り、「暮しの手帖」の編集長も勤める著者のお話。
高校を中退し、単身渡米。路上でビジュアルブックのページを切り取り販売するところから始まった。
「自由に生きる」ことはのべつまくなしに自由ということではない。
自分の中で「大切なものは何か」を決め、それを軸に生きること。
本書の中で一番好きなところは「自分(著者)がいなくなっても、本屋が続いていくようにしたい」というところ。
100年後に自分が創った本屋が続いていたら、と想像するだけでもたのしくなってくる。輪廻転生が本当にあるならば、自分が立ち上げた本屋で、本を買ってみたい。
というわけで -
Posted by ブクログ
◯本の紹介
暮らしの手帖編集長の松浦さんの本。
松浦さんの物事に対する姿勢が好きなのです。
◯読書メモ
p83「優しさの交歓は旅の真骨頂である」
p148「世の中には食事だけでなく、あらゆるものに対して中途半端なものが多すぎると思う。」
p209「一つわかったことは、答えを見つけようとせず、大切なのは、ひとすら楽しく歩くこと。」
p249「こうでなくてはいけないという枠に収まらなくても、純水であれば生きている価値がある」
◯考えたこと
松浦さんの様々な著書からは、生きる中でいかに小さなことを楽しむか、工夫できるかということを言っている。
このエッセイでは、松浦さん自身がどのようにそういった -
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ネタバレ1965年生まれ。彼の方が少し若いけど世代はほぼ同じ。
不自由だったけど、手つかずの部分が世の中にはいっぱいあって、自分の好きなことを職業として開拓していくには楽しい時期だったかもしれない。こういった成功本を読むと触発されるなぁ。
本が大好きで、自分の感性で集めた本を理解してくれる人に売る。
贅沢な仕事です。若さゆえにできることはいっぱいあったでしょう。
年とって、経験とまとまったお金がある状態だからこそできる仕事もあるのではないか・・・・なーんて、また夢をみさせてもらいました。
影響を受けて「女子の古本屋」と「本屋さんに行きたい」という本を購入しました。彼が若い頃に読んだ「就職しないで生きる