松浦弥太郎のレビュー一覧
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仕事と生活をごちゃまぜにして、そこから日々を過ごすためのすごくシンプルなコツを引出す。表紙がすべてかもしれない。一番大事なのは、「思考の時間を確保すること」だ。考えているつもり。これが自分を悩ませる。純粋に考える時間をつくることが、逆説的に時間を効率良く使うことになると思う。そして、思考するためには、真っ白な紙を一枚自分の前において、1時間描いてみて、そして考える。それが、例えば仕事は完成したものしか出さないという、具体的な事例に繋がっている。中途半端な叩き台は、読む人の時間を奪い、さらに自分で考えられない言い訳にすぎないという。これはその通りかもしれない。絶対カフェをやるんだというのは、考え
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Posted by ブクログ
ていねいなくらしの提案雑誌『暮らしの手帖』編集長であり、古書店カウブックス(中目黒)のオーナーでもある松浦弥太郎氏の仕事術。
すでにその仕事=作品が物語るように、とても几帳面な方であろうと思う。
白いワイシャツにピチッとアイロンをかけることが日課のような。
弥太郎氏は物理的、心理的な準備に時間を充てていることから、事前準備の大切さのノウハウがわかることはもちろんのこと、この本ではさらに、そうやって積み重ねてきた情報を【積み下ろす】、処分して常に頭を開けておく作業をする。
情報に頼りすぎてないか、自分の頭で考えているか、と警鐘を鳴らし、根本的な場所に立ち返ることとなる。
弥太郎氏のその場所 -
Posted by ブクログ
愛さなくてはいけない ふたつのこと。
…それは、「恐怖」(不安)と「孤独」であると松浦さんは言います。
私たちが 愛さなくてはいけない ふたつのこと を探す本ではなく、もう最初のページにその答えは書いてあります。
松浦さんの著書を通して強く感じることは、この方はたっぷり「孤独感」と向き合った時間を経てきたのだ…ということ。私の周りにも、同じように感じる方は何人かいらっしゃって、そういう方独特の空気が本から流れてきます。
…そして、私はその空気がとても好き、なのだと気づきます。
ちょうどいい水分を含んだ、ひんやりとした…でも冷たすぎない…手で、心を包んでもらっている感じがします。
今、この時 -
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「働くこと」に関するエッセイ集。
素朴で素直な文体で綴られる。
著者の来歴自体がユニークなので仕事観を語っているエッセイも勿論面白い(「センスだけでここまでやってきた」というのはある意味凄くイヤミだが)が、やっぱりこの本で一番面白いのはP.149からの町歩き・古書巡りの部分。
旅先ではあまりあっちこっち観光に行かず、その町をじっくり歩きまわることに幸せを感じる俺としては、著者の町の歩き方はとても共感できる。
その上、古本屋を巡るのが趣味(仕事?)ときているんだから、読んでいて面白くないわけがない。
旅好きで本好きなら、この本はそのエッセイの部分だけでも読んで損はない。 -
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@yonda4
古書店「カウブックス」を創り、「暮しの手帖」の編集長も勤める著者のお話。
高校を中退し、単身渡米。路上でビジュアルブックのページを切り取り販売するところから始まった。
「自由に生きる」ことはのべつまくなしに自由ということではない。
自分の中で「大切なものは何か」を決め、それを軸に生きること。
本書の中で一番好きなところは「自分(著者)がいなくなっても、本屋が続いていくようにしたい」というところ。
100年後に自分が創った本屋が続いていたら、と想像するだけでもたのしくなってくる。輪廻転生が本当にあるならば、自分が立ち上げた本屋で、本を買ってみたい。
というわけで