入江亜季のレビュー一覧
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購入済み
親友コンビでミチタカを辿る
ミチタカについて、周りが恐怖を抱いて明らかに違和感を訴えていたけど
これまでケイはそれに真剣に向き合って来なかったと思うので、日本へ戻って「弟の本質」を辿ろう知ろうとしてる7巻は、物語が一気に動いてきたと思いました。
そして、リリヤが恋しいと思ってた所にリリヤが描かれて嬉しい(リリヤ出演ノルマ達成)
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Posted by ブクログ
三知崇の話も大きく動くのに、リリヤとの関係(というより気持ち?)にも進展があって、補遺もたっぷりで大満足、最高の一冊だった。
三知崇の暴力性にはこれまで焦点が当たって来たし、純粋で良い子とは言えないけど、素直さはあるし、慧の前での姿を見ると、やっぱり殺人なんてしていないんじゃないか、と思えてしまう。
慧はぶっきらぼうだけど、こっちはこっちで、自分の気持ちに嘘をつかず、悪かったと思ったら不器用に償おうとするし、良いものは良いと言えるのが素敵だ。リリヤもまた、美しさや才能だけじゃなくて、慧との取り合わせで見たときに、本当に魅力のあるヒロインだと思う。 -
Posted by ブクログ
これも再読だけど、本当に、実に良い漫画だと思う。読み切りじゃないコミックスは、総体として素晴らしいことは少なくないけど、本作は一冊だけで楽しめて、それだけで手元に置いておきたくなる、宝物のような作品だと思う。
動きがスタイリッシュで格好良く、食事シーンはとても美味しそう。雄大な景色は、迫力をひしひし感じるし、思わず行ってみたくなる。
日本の友人(清)への観光案内というのが、今巻に通った一本の筋で、それだけで完結していながら、全くの番外編ではなく、ちらほらと本作全体の筋に通じるようなエピソードも挟まれて、バランス感覚が素晴らしい。
慧と清が仲良く遊んでいるのを見るのも楽しく、旅情を感じら -
購入済み
期待以上の進展
前巻を読んで、どのあたりから本巻がスタートするのか検討がつかなかったのですが、とにかく続きが読めて嬉しいの一言です。
自分のペースを取り戻した彗くんが着実に必要な情報を得ていくテンポが小気味良く、ずっと追っていたいのに、すぐ読み終わってしまった・・・。次はいつまで待てばいいんでしょう、早く続きが読みたいです。 -
Posted by ブクログ
アイスランドが舞台。現在は6巻まで刊行
たまに日本にも帰国するけど。
入江先生の描く絵が昔から大好きで、前作「乱と灰色の世界」完結後初の新作。
祖父の家に住み着いている傍ら、探偵業を生業に生活しているケイ。
探偵業を通じてアイスランドの人々の生活に触れていく。
とにかく景色や生活描写が美しく、素晴らしい。
まるで映画を観ている気分になる
生活がリアルに描かれるのは、作者が旅行で行った際にアイスランドに魅せられた経験を元にしているからだろうか。
登場人物たちも個性的で面白い。
祖父のジャックもケイにも少しだけ特別な力がある
そこが入江作品らしい。
ケイの弟も登場しミステリー要素も出てくるので -
購入済み
続きが想像出来ない急展開
これまでの経緯でも充分魅力的な内容だったのですが、ここに来てまさかの急展開で驚きました。主人公の機転に関心しつつも、深まる謎に二度びっくりします。「え?じゃ次号は一体どうなるの?」と、主軸だと思ってたアイスランドの美しい情景のなかで繰り広げられる人と自然との関わり合いにミステリー要素が追加。待つのがツライ!